GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

ジョグジャカルタ-1

2007年08月14日 | 日記・コラム

 インドネシア旅行2日目。朝6時出発でデンパサール空港に向かう。次の目的地ジョグジャカルタに行くのだ。ってバリで行ったのって晩御飯だけじゃん。誰だ、この頭の悪い行程考えたの。



 仕方ないので素直に飛行機に乗ること約1時間。バリとジャカルタの時差は1時間。このため離陸時間と到着時間がほぼ同時刻という、ちょこっと素敵な現象が起こる。ちなみにインドネシアは横に長いため、3つの時間帯が存在するのだ。



 飛行機の窓から見えた、雲より高い山(ムラピ山。現役バリバリの火山)にびびりつつ、ジャカルタに到着。

 バスに乗り込み、i-podを聞きながらグダグダ景色を楽しむ。



 相変わらずのバイク群れ。馬車やバイクタクシーも我が物顔で道を往来している。ちなみにジャカルタでは基本的に赤信号は左折OK!・・・なわけはないのだけど、皆悪びれずやってた。

 ちなみに下の写真は警察の抜き打ち免許チェック。違反があっても袖の下を使えばなんとかなるらしい。




 オープンカーというには程がある、運転席がむき出しのトラックは素敵だった。運転手のメット姿に心からシビレたね。



 目的地のボロブドゥール寺院に到着。インドネシアの観光スポットを代表する寺院遺跡である。仏教の世界観を表したという巨大な外観は説得力十分。多少のすれっからし者でもきっちり感動できること請け合いである。





 観光シーズンなのかやたら多い観光客群。子供なんぞは一人で登れないのでは?と思えるほどの急傾斜&不安定な石段を、満員電車の人ごみをかきわけるかのごとく進んでいくのは、ちょっとした真夏のデンジャラスな思い出。バリアフリーってなんだろう。



 遺跡のてっぺんから見る景色は最高であった。遺跡側は観光客でひしめきあっていて見苦しいことこの上なかったので、もう景色ばかりをひたすら堪能しまくった。トゥリマカシ(ありがとう)景色、バグス(素敵)景色。





 遺跡以外にも、その外周にあったガジュマルのでかさに感動。昔の日本にもこんな巨木がゴロゴロしてたんだろうか。



 次回、女王様とご対面編に続く。




バリ島-2

2007年08月13日 | 日記・コラム
 今回若干お子様には不向きな表現が含まれています。精神年齢に自信がない方は読まないでください。押忍。

 バリに到着して最初の夜。

 上司が飲みに繰り出すと言うので、同僚ら4名と一緒に(いやいや)着いていく。すると、ホテルのロビーに見知らぬ現地の人が待機していた。ツアーに同行していたガイドさんの友人らしい。上司が(おそらく日本語で)二言三言話しをすると、交渉成立といった趣で、車に案内された。

 車は5人乗りの乗用車だったが、後部トランクが改造されており、左右の窓際にシートが設置されていて座れるようになっていた。とはいえ所詮はトランク。他の若手二人と一緒に乗り込んだところ、満員電車のごとくギチギチになる。段差を通るごとにゴツゴツぶつかる頭と窓。追突=死の恐怖に耐えつつ、目的地のわからない車に乗り続ける。

 そのうち上司が事情を説明。ナイトクラブに行くのだという。お酒を飲みながらお店の女性と談笑、気に入った子がいたら、交渉してニャンニャン(80年的表現)OKなシステムなのだと。そんなこったろうと思った。あいにくそういうクOOらえな趣味は持ち合わせてないので、普通に飲んで、普通にお話して、普通に帰ればいいや、と決める。

 そうこうしているうちに街灯も月明かりも届かないような、漆黒の闇に包まれた集落に到着。助けを呼んでも、走って逃げてもおそらく無駄に思えるような、ダークなオーラをまとった、しかし外観は無機質な一軒の建物。ガイドに案内され、仕方なしに中に入る。

 玄関をくぐり奥に進むと、ガラス張りの壁が見えてきた。ガラスはすりガラスになっており、ちょうど人間の目の高さの部分だけが透けていて部屋の中が見えるようになっている。ちらっとのぞくと中には十数人の女性が。目があった瞬間、全員が一斉にカタコトの日本語でアピールしてくる。ちょっと待て、これのどこがナイトクラブじゃ。

 上司連中が女の子を選び別室に消えて行く中、僕と、後輩と、新婚早々の先輩の3人は選ぶのを拒否し、庭の隅で飲み物だけ注文。本当は早く宿に帰りたかったのだけど、道もわからないし、手段もない。恐怖と嫌悪に耐えながら、ただただ時間をやりすごす。

 そのうち別の客がぞろぞろと入って来る。白人が主だったが、東洋人も見かけた。

 1時間ほどすると全員戻って来た。一緒に着いて行った女の子達も、挨拶をしに来た。みんな屈託のない明るい笑顔。その意味を考えるだけで鬱屈した心持になるので、今はもう思い出さないようにしている。

 そして帰路。建物の写真を撮りたい衝動に駆られたが、(いろんな意味で)消されるのは嫌なので我慢。幸せそうに、自慢げに先のことを語る連中の話を聞き流しつつ、頭を窓にゴチゴチ、ホテルに帰った。


関係ないけど現地のサークルK。


 事の成否を論じても意味がないというか、人様に講釈たれるほどの普遍的な価値観を持っているわけでもないし、知識も持ち合わせていない。むしろ僕みたいなのは圧倒的少数派。実行グループの人たちも、ほとんどは家族のために汗水たらしてまじめに働いている良き父親な人たちなわけで。

 でも、僕は。

 『真の勇気は第三者の目撃者のいない場合に示される。』【F・de・ラ=ロシュフコー】

 なんて言葉まで持ち出すのは大げさすぎるんだろうけども(いや、そもそも第三者に見られちゃマズい事も案外やってるしさあ)、このままできるだけ曲げずに、人生やり過ごして行ければな、と思う。

 あっちょんぶりけ。



バリ島-1

2007年08月12日 | 日記・コラム

 そんなわけで研修旅行でインドネシアに行ってきた。

 朝4時に起き、集合場所から電車で空港に向かう。今回乗るのはガルーダ航空の飛行機。こないだ事故を起こしたばかりなので、ちょっとヒヤヒヤ。

 でも、まあ、飛行機事故に会う確率なんて、ある種天文学的に低い数字なわけだし、そうそうあるもんじゃないよね、そうタカをくくって搭乗したところ、機内非常設備の紹介映像が、前半をすっ飛ばしていきなり後半の救命胴衣の膨らまし方から始まり(酸素マスクは?シートベルトは?)、その消化不良っぷりに一抹の不安がよぎる。



 そんな不安も眠気には勝てず、気づくとそこはインドネシアはデンパサール空港inバリ島。6~7時間のフライトがあっという間に感じた。なお、着陸時、i-podをガンガン聞きながら、かつ席をリクライニングしっぱなしだったのに、注意は一切なし。シートベルトチェックも曖昧だったなあ。

 日本とバリの時差はおよそ1時間。今日だけ1日が25時間になり、ちょっとお得気分であった・・・、のだけど、正直眠くて仕方がなく、早くホテルで寝たくてたまらなかった。



 必要以上に長い入国審査を欠伸しながらこなし、現地ガイドと待ち合わせ、バスに乗り込み、晩御飯場所まで移動。空港から一歩離れると、そこはいかにも「発展途上国」(この表現、上から物を見ている感アリアリで吐き気がするのだけど、わかりやすいからまあいいや)的な風景だった。



 日本のそれとは明らかに違う空気と匂い、アスファルトやコンクリート、木造の建物の隙間を埋め尽くす自然の過剰さ、道を席巻するバイク群(しかも最高家族4人乗り)。そんな光景に、自分の足元を固めていたものがガラガラと崩れ始めて、気づけばインドネシアという空間にひとりプカプカ浮いているような、ちょこっと不安で、すごくドキドキ、そんなトリップ感に侵食されていた。これがあるから旅行はやめられない。



 着いたのは海岸沿いにある「SANTI CAFE」。建物を抜けビーチに出ると、砂浜にテーブルとイスがならび、バックには見渡す限りの水平線と、日本の都会では絶対に見られないであろう鮮やかにも程がある夕焼けがお出迎え。料理は正直「?」だったけど、この世界観だけでもうおなかいっぱい。



 チップ目当てのミュージシャンが目の前で「乾杯」「上を向いて歩こう」なんぞを流暢な日本語で熱唱。いつもの僕なら、その見え見えでひねりのない行動に発狂寸前になるのだけれど、バリの海と夕日にはそれすらも蕩けさせる程の魔力があった。



 そんなこんなでホテルに到着。警備員とゲートに守られた門をくぐると、ライトアップされた幻想的な建物が。こんな素敵な所に泊まれるの!?そんなハッピーな空気を漂わせながら、各自移動。部屋はコテージ風になっており家一軒貸切状態。あーあ、彼女と来たかったなあ、と悶々とする。



 ベッドに横たわると、ああ、今いるのは日本でなくてバリなんだなあ、と実感が沸いてきた。前の客のゴミがそのまま残っているゴミ箱、水しか出ないシャワー、タオルのない浴室、磨けばボロボロ毛が抜ける歯ブラシ、開かなくなってしまった玄関など、もう、なんか、たまらなく、バリ。

 次回、「夜の裏バリ」編につづく。





SUZY

2007年08月12日 | 沖縄音楽

 いわゆるひとつの“永遠のネクストブレイカー”耳切坊主

 沖縄では圧倒的支持を受けているのに、J-POPシーンでは今ひとつメジャーになりきれない彼らの7thアルバム『SUZY』は、さわやかで、ポップで、時々染みて、happyな名盤。

 メジャーになって下手に垢抜けるよりは、今のままマイペースで行ってほしいやね。

 聞けば元気出るよ。

 公式サイトでガンガン試聴できるので、ぜひ。





シャカの掌の惑星

2007年08月09日 | 沖縄音楽

 沖縄インディーズ音楽好きとしてはこれを紹介しておかねばなるまい。

 カクマクシャカの初ソロ・ミニアルバム『シャカの掌の惑星』。



 以前このブログで、HIP-HOP嫌いの僕が思わず「かっちょええ~」と心の中でつぶやいたHIP-HOPのCD『音アシャギ』(DUTY FREE SHOPP.xカクマクシャカ)について書いた。今回はそのCDのうち片方のカクマクシャカの手による、ソロ・ミニアルバムなのだ。

 いやはや、これもかっちょええ。かっちょよすぎるえ。HIP-HOPてこんなにも素敵で爽快で染みるのだね。なんやらステーションとかに出てくるバンドのような、「どうや、俺らってかっこいいだろ?」的なオーラだけはいっちょ前なのに韻とは名ばかりの親父ギャグをグダグダ並べてるだけの音楽性のかけらもないクソみたいな曲(言い過ぎ)、ばかりじゃないのだね。ごめん、全面的にあやまる。

 惜しむらくはこのミニアルバム、沖縄限定発売なのだよ。個人的には、これを入手するためだけに沖縄旅行を企画したとして、けして倒れない自信があるのだけれど、万人受けするかと言われるとそこまで断言はできないので、興味のある人は通販で入手してください。

 試聴サイトが見つからないので、こちらも超かっちょええ『音アシャギ』のダイジェストメドレーが試聴できるサイトを紹介。こちら