GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

バリ島-3

2007年08月18日 | 日記・コラム

 後半部に若干、人によっては抵抗を感じる恐れのある内容が出てきます。とくに食事中や、食後間もない方はご注意ください。

 ジャカルタ観光二日目の夜、再びバリ島に戻る。

 夜食に空港で食べたミックスサンドの生野菜にビクビクしながら、なんとかその日のうちにデンパサールに到着、初日にも泊まったホテルにバスで向かう。

 先の宿泊時にいろいろと問題が続出した宿だったので気が重かったが、前回よりはるかにましな部屋に当たり一安心。ちゃんとお湯が出るのがすばらしい(朝は水しか出なかったが)。

 翌日は午前中がフリータイム。後輩とともに近所の街中を練り歩く。今回は猫グッズ収集という、三十路前ギリチョンの独身男にとってある意味チャレンジとも言える目的を掲げていた僕は、数ある勘違い土産ショップの中から、数件のセンスあふれるショップを見つけ出し、猫まみれなショッピングライフを繰り広げた。ニャー。


バリの郵便局。

 その後、後輩が泣いて土下座して懇願するので郵便局まで同行してやり、どうしてもというのでスタバでおごらせてやった。後輩思いの先輩である。


インドネシアのマクドは24時間営業。

 マクドナルドで昼食のビッグマックを購入、ホテルに帰って食し、出発までの間ホテルのプールでバチャバチャひとり寂しく泳ぐ。3メートルくらいの水深にうれしくなり、もぐっては底にタッチして浮かび上がる、を繰り返すこと10数回。しだいに飽きてきて、近眼のせいで水着のネーチャンを凝視することもかなわず、すごすご部屋に帰る。

 午後から再び団体行動。バスで向かったのは、どこぞの寺院。バスの中でガイドさんの説明があったらしいが、i-podのせいで聞けず。



 すごく由緒、というか宗教的意味のある寺院らしく、入場の際には帯や腰巻を巻かなくてはいけない。入り口で小額のチップを払いレンタルする。中にはいくつかの建物と猫。とりあえず猫を中心に堪能。そばを通りがかった犬に寄り添うも無視され寂しそうな猫に哀愁を感じた。ニャー。




犬に無視され寂しそうな猫。

 次に、銀細工の女流作家の工房見学。こちらは会社の仕事と関係の深い工房、なのかなあ。説明を当たり前のように聞き流していたためさっぱり不明。インドネシアの雄大な自然の中で聞くi-podは、この世のあらゆる事象よりも優先すべき行為なのである。



 建築家の旦那さんにプレゼントされたという工房と私邸は、日本で言うデザイナーズブランド風のデザインと、インドネシアの美しい世界観と相まって、無敵のかっちょよさだった。ゲストハウス(プールつき)も併設されているゴージャスっぷり。トイレも水洗だ!





 工房見学のあとは庭での食事会。地平線に沈む夕日を見ながらの晩御飯。・・・住みたい。正直デザイナーズブランドハウスは大嫌いなのだけど(大概ごちゃごちゃしててすぐ飽きる)、ここのはすばらしかった。



 大満足で、最後の目的地、大型免税店に向かう。こんなインドネシアに着てまでグッチやらヴィトン買う奴らは気が狂ってるとしか思えないのだけど(というか茶色のヴィトンバッグ自慢げに持ってるクソ女とは生理的に一生友達になれないと思う)、おいしい晩御飯が食べれて大層ご満悦な僕は、ニコニコしながらショッピングに興じる。



 購入したのはイカット織のテーブルクロスと、バティックのスカーフ。

 ふともよおしたのでトイレを探す。日本の高級百貨店並みの充実した内装のここなら、きっとトイレも綺麗なはずだ。案の定、今までのが嘘のような、素敵な外観。イエイ。嬉しくなって鼻歌まじりで個室に入り便器のフタをオープン。すると。

 ギャーッ!!!前の人のがプカプカ浮いてる~ッ!!!

 あわててフタを閉め、(臭わない程度に)深呼吸。流し忘れたのかと思い水洗レバーをひねるがニンともカンとも反応がない。まさか。そう思いあたりを調べると、やはり、水が完全にストップしていたのだ。

 広いショップ内の他のトイレもくまなくチェック。・・・だめだ、全部浮いてる。いや、ひとつだけ何も浮いてないのがあった。あったのだけど、変わりに****だった。あらためて、ギャーッ!!!こ、ここ、し、紳士用トイレだよなあっ!?

 ・・・恐るべしインドネシア。

 諸事情で帰りの飛行機が大幅に遅れ午前3時発になったので、時間つぶしに飛行場内のマッサージショップに1時間行ったら、逆に足にダメージをこうむってしまい、すごくせつない気持ちになったのだけど、先のトイレ体験に比べたらそうたいした問題ではない。
 
 まだまだ世界には未知の衝撃があふれている。心からそう痛感した次第である。


ここでは蛙が熊を襲う。