GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

レスラー

2009年06月15日 | 日記・コラム
映画『レスラー』を会社帰りに見てきました。

年齢と共に落ちぶれて行った、元トッププロレスラーの話。

家族から見放され、定職にも着けず、ステロイドの副作用で体はズタボロ、ついには心臓を患い、医者から引退の勧告。

それでもリングを離れられないダメ人間の主人公。痛々しく、無様です。

なのに、なんでこんなに泣けるのか。

なによりも、主演ミッキー・ロークの役作りっぷりのハンパ無さ。そこらの若手レスラーにも負けない肉体改造に、痛みの伝わる激しいスタントは、とても50代後半とは思えません。役者としての覚悟、生き様がにじみまくりで、それを考えるだけでもスクリーンを直視できないというか。この作品、彼が主演で本当に良かった。

プロレスとは生き様。それをさらけ出すのがプロレスラー。

素晴らしい映画でした。