for today 科学に目を向けよう

短文


我是三四六岁 
(旅の相棒募っています 乙女)

明治の建築物

2023年05月25日 17時58分33秒 | 旅行
弘前

城下町と思いきや洋館が町の中に生きていて楽しい散策になった。









1866年慶応2年というから、古いです。祭壇はオランダ教会から譲り受けた、とあるカトリック弘前教会。







弘前女子教育の先駆けとして建造されたそうで、アメリカから招へいした婦人宣教師の宿舎だったそうです。



















散策しながら何故明治の建築物、それも教会・宣教師住宅・クリスチャン棟梁など、出現したのだろうか、と興味がわいていた。帰宅日に偕行社に来て、そういうことだったのか、と。


リュウノウジュの話

2023年05月19日 14時57分47秒 | 
聊斎志異 (1640-1715)の話のひとつにこんな話がねえ。科挙に挑むだけの執念はこんな場面で発揮されて、と読んでいた。

あるお話の最後の部分  海の国ともいわれる海の中の姫が、泣いている娘の夢枕に立ち、「立派に大きくなりなさい、泣いたりしてはいけません」と教えて、珊瑚樹・リュウノウコウ・真珠・宝石をちりばめた象嵌の手箱を嫁入り調度品として娘に贈った。と、いう。

リュウノウジュの香りとは、気付けにもなる竜脳樹で、フタバガキ科リュウノウジュ属だそうで、アジアの南海に多いそうだ。このお話に登場したのには交易財として珍重されたのだろう、と感じ入る。

平凡社 訳文によると「罗刹海市」は壮大なスケールで、赤い土の国はタイでもあり、まさに現代ではファンタジーと受け取るが、著者は様々なことを伝えているようだ。

SINOIRANICA中にはp478 dryoblanops aromaticaと 酉陽雑俎に掲載されている樟脳 リュウノウジュのようだ。

が、本年11月 中国ではこの話が源ともされる歌が大ヒットらしい。