for today 科学に目を向けよう

短文


我是三四六岁 
(旅の相棒募っています 乙女)

アラブ史教科書 中学生でもわかる

2014年07月30日 16時35分48秒 | 

日本人のための中東世界入門と題されたかなり古い イザヤ・ベンダサン 山本七平 とあり、借りて読んだものの、

私にはなじみが薄い、よくわからない紛争の種になっている地域について書かれている。 民族・宗教etc  今夏、ガザへの攻撃が激化し、ニュースで伝えられている。和平策も動いているそうだが。

@オスマントルコの改宗・教育が記されていた。 非イスラム教徒の子供を税金として徴発 → 改宗→ 両親と関係を断つ→ 養育・訓練→

厳格な試験制度で優秀な者を登用→イエニチェリへの編成  宰相・大臣・知事もこれに添う  スルタンが所有  モスクで育てたのでしょうか?

スレイマンⅠも彼のvizier宰相 イブラヒムも幼いころに売られたり、連れてこられた境遇の後、教育され宰相、国を統治するまでになったのには、驚きます。

ソコルル ムハンマッド パシャ(1506~1579)の霊廟

どのような教育だったのでしょう。文理・軍事・論理学などのようです。年長者からは、彼らに人目を惹く何かがあったのかもしれません。モスクに付随したあるいはそばに設置したメドレッセ高等教育機関という寄進による運営施設で教育。当時の陸続きの統治覇権は、拡大していくのに現代と何が違うでしょう。リーダーは、人資源による教育こそが財力になると分かっていたに違いありません。

 

ユダヤ人と日本人のブームを起こした執筆品 代表作品を一度ざっと読んだだけではわからない。 それは、単一民族という日本の置かれた理由があるかもしれない。報道関係者が指し示す言葉の定義にも問題があると、何度となく著者は語っている。確かに大陸の繋がっているヨーロッパ人種が見るアラブとアジアの日本が見るのは違うのかもしれない。

トルコは、宗教を分離したアタチュルクの方針が成長を推進させたのだろう。アタチュルクだからできたことと、認めているようだ。お子さんと海岸で遊んでいる映像も公開されています。

<エディルネの古いモスク 色彩でわかります>

  旅が学ぶ機会にもなるのは、確か。見聞が広がるとは、こういうきっかけを言うのだろう。

 


書き留めるのとどこかで何かが繋がりはじめる

2014年07月28日 18時21分42秒 | 日記

細部まで知るには本がベストだろう。 観光では人ごみの中ざっと見で済ますことになってしまった世界遺産に改めて本に向き合っている。

ビザンチンのモザイク画は、イスタンブールからラベンナまで居ながらにして繋がり、その色を調べているうちに、過去に書いたブログの記憶にも

繋がった。 ビザンチンの皇女テオドラの時代(6世紀)、貝による分泌物が染色に使われ、赤紫色に染められた布は貴重だったそうだ。

なんと、ドイツのシャルルマーニュ 800ADも、ローマ帝国の枢機卿儀式参列にも赤い色の服をまとっている。

ルーベンスはヘラクレスが浜辺で発見した紫貝の絵を描いていた。

 

吉野ヶ里遺跡で発見された古代の布に貝の色素が発見されていることから、上古において中国との交易に用いられた「倭錦」は織りこそ未熟だが茜や貝紫で彩られた美しいものだったかもしれない。

紫色自体が色の中でも最も波長の短い色であり、ホルモンの安定・神経痛・精神的ストレスに効果がある色とされているが、 貝紫で染色した紫色が最もその効果が強いとされている。


加藤静雄さんの本だっただろうか、この紫色の話がでてきたような・・・


旅先での食事

2014年07月26日 17時51分27秒 | 旅行

旧市街のロカンタと呼ばれる食堂  この店はスパイスバザーの近くにあって、珍しくカロリー表示があった。一皿盛りが多いし、デザートにしてもLサイズに相当するのでは・・・結局選んだのは野菜の盛り合わせとピーマンの肉詰め   最後に小さなグラスに入った紅茶を持ってきてくれた。

 トラブゾンのロングレイクツアーに含まれていた昼食。マスはそばの湖でとれたものらしい。釣りをしていた人もいて辺りを巡回していた警備員に言わせると、、「レストランじゃ15ぐらいだろう」と、内々のおしゃべりに興じた。

ホウレンソウとカッテージチーズのあえもの 茶色はひき肉 オレンジ色はポテト?・他はチコリetc

 初めて食べたデザート 非常に甘い。麺を油であげて糖蜜をかけたようなハイカロリー。

 野菜が豊富で薄味でカロリー計算に該当しないとすれば、デザートの甘さと濃いコーヒーはバランスが取れているかもしれない。6月でも夏なので、エネルギー確保にもなるだろうし、オスマン体形を日頃目にしていれば、やむを得ない食習慣ともいえようか。目の悪い人をときどき見かけて覚えてはいるけれど・・・ ごくごく庶民的な食事のサンプルです。

 


モスク   オルタキョイ 海を挿んだアジアとヨーロパ

2014年07月24日 15時04分56秒 | 旅行

城塞近くの海に面したモスク   静かで、内部のシャンデリア、絨毯とも色がマッチしています。

高台に建てられた小さなモスクがあったら、出かけると絶景に恵まれます。 

モスクの敷地から男性が「これ食べて」と2,3センチほどの大きさの白いマルベリー(桑の実)を両手で広げ、他にも運び分けようと通りに進んで行きました。

格子をあけて入るなり、「すぐに締めて」と女性に声をかけられたのも、敷地内で子供とボール遊びをしていたからです。 風のとおる神社の境内とでも言えます。 

 ご婦人がふたりしてベンチに腰掛けて、年配の女性がレース編みをしていました。 そばにはモスク内にあった桑の木が格好の日陰を作ってます。さっき出くわした桑の実でしょう。 少しばかりベンチで休むと、海から吹く風にそそられます。客船が停泊しているのさえ見えます。

旧市街には歴史あるモスクがたくさんあるけれど、ここのようにほっとするモスクは、格別です。