ウコギ科 タカノツメ
タカノツメの葉の葉痕です。白い粒粒が分かりますでしょうか?その粒粒が維管束と言って葉から出来た栄養分や、地面から吸い上げた水を葉にやり取りするストローの様なものです。この数も樹木によってずいぶん違います。同定するときの基準にもなったりします。
こちらは幹に付いた葉痕後です。一番上に付いている葉痕後のU字型がタカノツメの葉痕の典型的な形です。その上にある丸い黒いものは春に葉が出る冬芽です。
ウコギ科 タラノキ
一方こちらはタラノキの葉痕です。粒粒が沢山付いていますね。
こちらは樹木側の葉痕です。案内人の仲間内ではクレオパトラのネックレスと呼んでいます。まさにそんな風に見えますね。
離層は葉柄側か、それとも茎側に残るのか。
葉と茎は離層を中心に分離されると説明がありました。どちらにも離層が付いているようです。
考えてみればどちらか片方に付いていそうですよね・・・両方に付いているんですね、ありがとうございました。