ふれあいの森特派員

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風邪の季節です

2018-11-30 09:48:14 | 植物

                  キジカクシ科 ジャノヒゲ

全国の山野に自生している植物です。名前のジャはヘビではなく龍の事で、この草姿をリュウノヒゲに例えたようです。春に小さな薄紫色の花を咲かせますがこれだけ葉が茂っているのであまり目立ちません。

秋にはこんな綺麗な実を付けます。以前の仕分けではユリ科になっていましたが新仕分けはキジカクシ科になりました。やはり慣れていないせいかピンときませんね・・・田舎にいる頃はオナゴ竹で鉄砲を作りこの実がその玉でした。竹筒の中にこの実を入れ押し込んだら更にもう一個入れて押し出すのですが外皮が丁度いい具合に空気の漏れを抑えてくれます。ポンと言ういい音とともに最初入れた玉がはじき出されます。固い実なので当たると痛かった記憶が有ります。

こちらが実の核果です。すっかり外皮が見当たりませんがヒヨドリが外皮だけ食べて核果は捨てますのでこんな風にあちこちに溜まっています。漫画の鬼太郎のお父さん「目玉おやじ」にそっくりです。

こちらは根っこです所々に肥大した部分が見られますがこの肥大した部分が漢方薬の麦門冬(バクモンドウ)です。その昔は大阪周辺で生産されていたようですが今現在は中国からの輸入品のようです。

肥大した部分を切り取るとこんな感じです。この部分だけ切り取ってまた植えなおしておけば何回でも採集可能の様でとてもいい塩梅ですね。

真ん中の芯だけ外して干します。鎮痛、去痰、滋養強壮効果も有るようです。我が家は風邪をひくと医者に行き必ずこの薬麦門冬湯(バクモンドウトウ)を処方してもらいます。行きつけのお医者さんも咳き込んで見えたようで、かみさんがこの薬をお願いしたら「この薬効くんですかね~?」と尋ねられたとか・・・何だかな~~のお話です!(^^)!

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