バラ科 ニガイチゴ
山肌から管理道へ懸崖のように落ち込むニガイチゴの群落。ルビーのような赤い実をいっぱいつけています。ツブツブが盛り上がった実は甘くほんの少し酸味があります。
ではニガはどこからきているのか。甘い実に対して中にある種子（核）が苦いからと言われますが、気にするほどではありません。
こっちの懸崖にはどこに実があるのかな?
バラ科 モミジイチゴ
表面に実が見当たりません。近づいてみると枝葉の裏側にオレンジ色の実をつけているモミジイチゴでした。春先の花のつき方の違いが実にも現れていたのです。ある場所にニガイチゴとモミジイチゴが並んで生育していて花のつき方が観察できます。ニガイチゴは上向きに咲き、モミジイチゴは下向きに咲いているのです。濃厚な実は手を伸ばすと鋭いトゲが肌や衣服を傷つけます。
紹介にありましたようにモミジイチゴ（ナガバモミジイチゴ）は花が下向き、当然果実も下を向いてます。
そのためでしょうか、調べてみたら今年は一枚も撮っていませんでした。ニガイチゴは花から果実まで画像がありました。
次回はモミジイチゴの果実を探してきます。
１kmほどの間に10ヵ所あまりの懸崖。全体では万を数えるイチゴの粒があると思われます。下山時、仲間と５粒ほどいただいて季節の恵みを味わっている昨今です。
黄橙色のモミジイチゴの味が最高かな。味のよくないコジキイチゴは花が終わりに近付きツヤのない橙色の実がたくさん付きます。