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オオホシオナガバチのエノキのコロニーでの出来事

2022-05-28 17:39:07 | 昆虫

                   ヒメバチ科 オオホシオナガバチ

ここに有るエノキにはキバチやこのオオホシオナガバチの成虫が出てきた穴が無数に見られます。オスが先に羽化してきて後から出てくるメスを待ち構えているようです。真ん中に居るオスが体を曲げていますがお尻の先に小さな穴が有ってそこに今まさに出て今日としているメスの頭が見えます。中でメスは一生懸命木を齧って広げている所です。

雌が出て来た途端この状態です。我先に交尾をしようとオスが団子状態です。

 

2匹迄数が絞られました。

ついに1頭だけになりましたね。この後の決定的瞬間は撮りそこないました。残念!!

違う場所では次に出てくるメスを待ち構えている雄たちが網を張っている所です。

体長3cm~4cm程ですが寄生していた幼虫の大きさによって大きさはかなり違うようです。オスにしてもぜんぜん違うハチかと思うほどの違いが有ります。産卵管を突き立てるのにお腹に沿わせて差し込み始めます。そうしないと力が入らないのでしょうね。

コゲラの開けた穴がありました。穴をあけるのは簡単だったでしょうね・・・しかも餌は沢山いただろうと思うのですが。味を占めたのかこの下にも穴をあけ始めた所も見つかりました。そうそう、ここに着いているキノコはヒラアシキバチが胞子を持ち込んで発生したミダレアミタケと言うキノコです。このキノコが有る所にはヒラアシキバチが居てその幼虫などを餌にして育つオオホシオナガバチやニホンヒラタタマバチなどが見つかる可能性が高くなります。

横に回り込んで驚いたのは完全に巣を作る穴では無かったことです。で、この穴の中にオオホシオナガバチが何頭も入り込んで中から産卵管を差し込んで居る輩も沢山いました。その方が効率は良いのでしょうね。多分柔らかいでしょうから?

タマバチ科 ニホンヒラタタマバチ

此処のコロニーは昨年から見続けているのですがこのハチは初見です。これも寄生バチの様でヒラアシキバチに始まってオオホシオナガバチ、更にニホンヒラタタマバチ写し撮れませんでしたけどセイボウも又脱出口を利用するクモバチやその他のコバチ達兎に角いろいろのハチたちがここを利用しているようです。

産卵管を差し込んで産卵している所です。これからヒラアシキバチもでてくるのではと思っている所です。このエノキは目が離せません。

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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オオホシオナガバチ (さんぽ)
2022-05-29 07:13:11
お早うございます

エノキの幹にあけられる小さな無数の穴で繰り広げられるこのようなドラマが繰り広げられているとは本当に知りませんでした。
いつも素敵な情報を有難うございます
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キノコ (なか)
2022-05-29 07:44:56
さんぽさん、コメントありがとうございました。キツツキの穴の所でキノコの説明もプラスしましたのでまた見てください。見つけるときの参考になるかと。
しかし色々な虫やキノコの関係性がこのエノキ1本で出来ているってのには驚きですがほかの者でもそうなんでしょうね。私達が知らないだけで・・・
SDGsって横文字で騒がれていますが100年後には人類は居ないのではと一寸考えてしまうのです。
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