ふれあいの森特派員

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永幡 嘉之著 「大津波のあとの生きものたち」を見てこの辺りの田んぼは・・・

2022-08-11 17:28:43 | 植物

                  アカバナ科 ヒレタゴボウ

大津波のあとの・・・写真集ですが意外だったのは5か月目頃からは生物がドンドン増えてきはじめ、2年も経過すると田んぼにはミズアオイが一面咲き誇り青い地面を見せていたようです。この辺りでは手入れしていない田んぼにこのヒレタゴボウが見られるくらいですね。

田んぼにはミナミメダカも波を立てるほど群れていたとか。この辺りでは見ることが出来ませんね・・・

マメ科 クサネム

所々このクサネムが蔓延っていますね。

基本的に除草剤で米創りに邪魔な草は育たないようにしているからですけど、草も育たない,生物も極端に見られない不自然な環境なんでしょうね。

ミズアオイ科 コナギ

この草もミズアオイと同じように青色の花を付けるのですが米創り農家の方たちにはまったくの困りものの様です。稲の間の所にびっしりと育ちますからね。食べることが出来るので一度チャレンジしました。ほんの少し渋みが有りますがシャキシャキとした歯ごたえがあり和え物で食すことが出来ます。

アゼナ科 アゼナ

こちらも田んぼの嫌われ物です。この辺りは津波などの攪乱が無かったので自然とはかけ離れた所謂人の管理した田んぼになっています。

サクラソウ科 ヌマトラノオ

休耕田の所にはこんな花も。自然と言えばこれが自然状態の草花かも?

シソ科 ニホンハッカ

これは誰かが植栽したのでしょうね。沢山繁殖していました。3年前に仙台の震災遺構を見に出かけた事も有るのですが、長大な堤防が作られていました。そこでも感じたのですがこの堤防であの震災のような規模の地震が来た時に防げるのだろうかと?素人考えですがすべての砂浜に堤防が築かれているのです。と言う事は津波の行き場が無くなり高さを増すしか方法が無いのではと???「大津波の・・・」写真集に有るのは自然一杯になった砂浜の景色です。それが堤防の工事が始まるのと時を同じくしてドンドン姿を消していきました。人が考えた事くらいで自然をコントロールは出来ないのではとさらに強く思った次第です。

コメント
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