チョッキリゾウムシ科 ハイイロチョッキリ
昨年どんぐりに穴をあけていたのはシギゾウムシでした。ハイイロチョッキリの姿も見かけたのですが写す事叶わずでがっかりでした。今年こそはと力を入れていたのですが思いが通じたようです。これがハイイロチョッキリです。
シギゾウムシとハイイロチョッキリの違いは卵を産んだドングリを落とすか落とさないかです。こちらハイイロチョッキリは名前の如く「チョッキリ」と枝ごとドングリを落とします。こちらがチョッキリの落としたドングリの枝です。
殻斗に穴が開いています。シギゾウムシは殻斗に嘴を付けたらそれを中心に自分が回りながら穴をあけていきます。対してハイイロチョッキリは殻斗に嘴を付けたら首を左右に振って穴をあけていきます。開け方の違いによる嘴の形状も違っています。
こちらが産み付けた卵です。この状態からウジ虫になり蛹になる前に土の中に入り込んで待ちます。枝ごと地面に落とした方がどんぐりから土に潜るまでのリスクが減るからなんでしょうね。虫と言えども子供を思う親心は何ら変わる事は無いと言う事です・・・
カネタタキ科 カネタタキ
秋になると何処からともなく聞こえてくるのが「チン、チン、チン!」と言う鐘を鳴らしたような鳴き声です。声は知っているのですが今まで菅戸を見た事が無かったんです。偶然にも木の上に居ました。
この状態が鳴いている状態です。体のわりに翅が小さくとても鳴き声が出るようには見えません。しかし小さいのですがお馴染みの鳴き声を奏でます。面白い昆虫です。