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sekiの徒然日記

旧布野村に週末帰農を始めて18年で遂に解散。今後は尾道からsekiの徒然日記として再スタート。

派遣切りに思う             尾道分村発

2009-01-07 09:08:05 | 布野ダッシュ村尾道分村
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 年末から年始にかけて「派遣切り」・「年越し派遣村」等の報道がTV・新聞等のマスコミを通じ毎日のように流され、セーフティネットのあり方等を各局のキャスターを中心に論じている。

 炊き出し、テント村、厚生労働省の軒先貸し、若いボランティアの方の懸命な姿、助け合い・・・美しく正しいのですが私には何か違和感を感じます。

 利益優先で大量解雇する無責任経営者が悪者だ!、この寒空に住む場所を追い出すのは非人間的行為だ!・・・等々全くそのとおりですが、悪徳?経営者の責任にしておけば済むのでしょうか?

 元々は国会で経営者団体の要請と圧力?を受け「労働者派遣法」を立法し、改正を重ね「物の製造に係わる労働者派遣法」を2004年に解禁し、製造に係わる労働者の派遣を可能としたことが大きく起因するのでは。

 もちろん製造に係わる労働者でけではなく、他の業種についても同様の契約解除・解雇等が行われていますが、一時期に集中して大量の契約解除・解雇等が発生するのは、やはり製造業です。

 この根本原因の「労働者派遣法」、その中でも「物の製造に係わる労働者派遣法」の改正でなく廃止をしなければ解決しないのでは・・・

 この法律がある限り経営者としては景気の変動に合わせて生産調整=雇用調整するのは当然といえます、この法律を放置しておいて「経営者はけしからん」だけではものごとは解決しないしないのでは。

 経営者の責任は当然にありますが、この派遣法をつくった与野党の国会議員・政府に最も責任があるのでは、何故なら「物の製造に係わる・・・・」を立法した時から、雇用調整は当然に予測できたのですから・・・

 その観点からは人災といえます、繰り返さないために廃止を早急にすべきです、廃止すれば更に失業者が、そんなことはありません段階的に契約社員化、更に段階的に社員化する等方法はあります、それを考えるのが官僚でしょう。

 しかし、同じ労働者として言いにくいですが、派遣労働者のサイドにも景気のいい時は高賃金の会社を渡り歩くとか、派遣そのものが期間契約という大原則にあるという認識が薄れていたのでは・・・

 しかしゴチャゴチャ言っている時ではありません、当面の食・住・雇用のセーフティネットは政府の責任で無意味な定額給付金をやめて即刻対応すべきですそして法律の廃止です、元をつくったのは政府ですから。

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ブログ初登場の時事問題 (クシド)
2009-01-07 12:45:18
 ついに本領発揮の初めての時事問題ですね。仰るとおりだと思っています。
 しかし、昨日の朝のNHKニュースがこんなことを報じていました。
 新宿駅前に12月から開設されているハローワークに5日来所したのは僅か12人(求人は1000件あり、即寮に入れるもの、即日働けるもの有)。これってどういうことでしょうか?坂本政務官が今、マスコミ、政界全てから袋叩きにあっていますが、坂本さんが言っていることは正解です。派遣村とかに行っている人の大部分は額に汗して働く気がないのです。昔は「人様に迷惑を掛けるな」「恥を知れ」と言われたように思いますが、そういうことを言わなくなった昨今は馬鹿なマスコミが視聴率稼ぎだけのために、正義ずらをして不真面目な人々を面白おかしく煽り、どこかの政党、団体が自分たちの示威行為に派遣問題を派遣村に特化して利用しているようにみえて仕方がありません。
 何年か前、イラクで拉致された人々に対し自己責任のオンパレードになったことがありましたが、派遣村の人々の自己責任はないのでしょうか?今回の騒動では可哀そう、気の毒、そんな声だけです。
 年金生活者が偉そうに言うことではなかったですね。
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熱しやすく冷めやすい国民? (布野ダッシュ村村長)
2009-01-07 18:19:15
 マスコミにしてもそれを見る我々にしても、騒ぐ時は一機に騒ぐが忘れ去るのも早い、「熱しやすく冷めやすい人種・国民」なんですかねー

 確かにマスコミの煽り過ぎはありますよねー、しかしそういう情報手段しか無い我々は、その中から何が真実か見極める力をつける以外ないのでしょうね。
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Unknown (masumama)
2009-01-09 22:29:24
はじめまして。
あたしも今の派遣報道について問題がありと思う者の1人です。
派遣雇用形態をおいしいと思って働いていたにも拘らず、いざ契約を打ち切られると団結し不満を言う。
娘の知り合いにも布団さえもない人がいました。
組合などを作り活動に時間を費やす人は仕事をする気がないと言われても当然と思います。
広島市でも市の職員として100人の募集をしたところ、13人の応募、8人の採用しかないそうで、今も募集をしている段階だということです。
実際就職活動している人はどれだけいるのでしょうか。
・・・というあたしも求職活動中ですが。。。
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見直す時期・・・ (布野ダッシュ村村長)
2009-01-10 08:18:15
masumamaさんコメントありがとうございます。

 そーですか広島市のお仕事は13人の応募しかないのですか・・・まだ職種・賃金等を選べる段階なのですね・・・と言いたくなりますね。

 派遣法の定着によって、労働に関する考え方が昔?とまるで違ってきました、以前は労働者も同じ会社で働き続ける経営側も終身雇用を前提に雇用する・・・でした。

 しかし現在は「転職の進め」とか「トラバーユ」とか、会社を渡るのがいいような風潮に労働者がなってます、経営側も当然終身雇用の考えは捨てています。

 そして派遣切り?を向かえ一斉に騒いでいますが、当然に予測されたことです、そのための「派遣制度」ですから・・・

 労働に対する考え方をもう一度見つめなおす時が来たような気がします、労働人口は減る・労働は不安定では日本がやっていけないのでは。

 そうでないと我娘たちの老後はまるで展望が見えなくなると思います。
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