野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

雪国植物園ー動物編

2016-04-13 20:54:01 | 植物園

今回は雪国植物園の最後。園内で見かけた動物、虫たちを紹介しよう。

先ずは今回の目的の一つでもあった春の女神ギフチョウ

 

羽化したばかりなのかすぐに枯葉の上に止まる。

 

 

 黄色と黒の羽の模様がきれいだ。

 

ギフチョウはアゲハチョウの仲間で日本固有種。それに対し非常によく似ているヒメギフチョウは東日本に多いが、朝鮮半島にも生存している。

 

 ギフチョウは3000万年前の第三紀にはすでに生存していたといわれる古代アゲハ。こんな小さな生物が人間の5,6倍の時間を

生き抜いてきたのだ。

 

ヒメギフチョウとの違いはこちら

 

 2種の分布域の違いは食草の違いによるとのこと。ギフチョウがヒメカンアオイを食草とするのに対して

ヒメギフチョウはウスバサイシンを食草にしている。分布域はそのまま食草の生殖域に対応している。

 

 いずれにしても里山をフィールドとするチョウなので日本では以前より絶滅が危惧されている。

すでに関東では神奈川県の一部の地域でしか見られなくなっているのが今の現状。

 

 花はたくさん咲いているのに、なかなかカタクリにもイチゲの花にもついてくれない。

やっとスミレについたところを何とか撮れた。

 

 

カンスゲに取りついたところ

 

 

ギフチョウ以外には越冬するチョウのルリタテハを見かけた。

 

 

これはヒョウモンチョウの仲間か

 

スジグロシロチョウ

 

 通称バナナムシ、ツマグロヨコバイ

 

草の陰で獲物をじっと待つニホントカゲ

 

山道を歩いているとき、リスを見つけた

 

 望遠レンズを構える暇もなく逃げられてしまった。

 

あっという間に高い木を登り消えて行った。

 

園内で一番見かけた鳥はヤマガラ

 

 

エナガ

 

 これはオオジュリンだろうか

 

 逆光で見えなかったが黄色く見えたので。マヒワのようだった。

 

ホオジロ

 

 

  期待していたオオルリやキビタキなどの夏鳥は見ることができなかった。

 

池の中では鳴きながら交尾を繰り返すカエル

 

 

 そしてクロサンショウウオの卵塊

 

 楽しい時を過ごせた。

この辺で。

 

 


最新の画像もっと見る