野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

薬用植物園の花

2016-08-08 21:21:37 | 散歩

暑さにばててなかなか更新ができない。出かけて写真を撮ってはいるのだが、

その写真を整理して、文章を書くというのが億劫なのだ。

まぁ年を取ったということか。

 

今回は近所の植物園で目に付いた花を。

 夏はやっぱりヒマワリが一番似合う。

 

しかもハナアブ付きだ

 

鉢植えだがレンゲショウマも咲いていた。

 

 

これはヘビウリの花

 

ハーブのような香りを持つカワミドリは丹沢や奥多摩の低山でも

自生していて割とよく見かける。

 

 トモエソウはある程度の標高を持った山に登らないとみられない。

 

  これは珍しい。スズカケソウという花。筑波の植物園などで見かけたことはあるが。

野で見かけたことはまだない。ネット情報によると(眉に唾を付けてください)

どうやら中国原産で日本では本来自生しない花のようだ。

 

 

 夏の高原でよく目にするマツムシソウ

 

センニンソウは手裏剣のような十字状の花をたくさん咲かす

 

 これはトウガンの花。トウガンはたくさん花を咲かすのだが、実を付けるのはほんの一部だけ。

 今まで夏野菜なのに何故冬瓜なのかと不思議に思っていた。図体が大きいので

冬まで乾燥せずに貯蔵できるからだとか…。

 

 色合いが可憐で、俯いて咲いているので思わず視線が行ってしまう。

 この可憐な花の名はゴジカ。名前はあまり可憐でないが、

昼ごろ咲いて夕方には凋むことから、漢字では午時花と書く。

熱帯アジア原産でアオイ科の多年草。

 

 これもアオイ科の花のようだが?な花。蕊の形がとても面白い。

 

 スギモリケイトウは2m近くにもなりとても大きい花だ、ヒエ科の花。

 

 金網にへばりついて咲いているのはアメリカホドイモの花。

ちょっと見ではブローチのようにも見える。

 

 この造花のような花はノヒメユリという。九州から沖縄にかけて自生している草だが、

 残念ながら私はまだ見たことがない。

 

 山羊顔をした花はオオボウシバナという。ツユクサの栽培品種で青花ともいわれる。

染料をとるために岐阜県草津市近辺でのみ栽培されている。

 

 ナツズイセン。夏に咲くスイセンのような花。彼岸花の仲間で有毒植物。

別名裸百合。

 

 イチビはアオイ科の一年草。かつては繊維をとるためにあちこちで栽培された花だが、

今では使われなくなり雑草と化している。それでもたくさんある和名ーボウマやキリアサ

、ゴサイバ、ヒナハギリ、ホクチガラ……から化繊のない時代に重宝されたことが伺える。

 

  トケイソウのなかま。

 

 お終いは縁起の良い名を持つコガネバナで締めくくるとしよう。

コガネバナはシソ科タツナミソウの仲間、原産地はロシアから中国北東部あたりだという。

 

おまけは今回も出会えたルリボシカミキリ。

この辺で。