深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「巨大地震、後付ではよく分るのだか・・・」

2011-06-12 10:51:43 | Weblog
巨大地震、それに伴う大津波は、3カ月前の真昼間にリアルタイムでTVで見ることができた。

国会中継を見ていて、揺れる国会の様子と同時に巨大地震によるゆれをこの目で見た。

続いて、刻々と入るニュースで大津波の様子が飛び込んできた。

とにかく全てがはじめて見る光景だった。

しかし、地震研究者によると、今になって思うと、「異変は2日前」にあったという。

「今から改めて考えると、どうも変だった」の言葉は、正直に現在の地震研究者の立場を言っているものと思う。

地球は「生きている」のであるから、それは当然であろう。

或る外国人の東大の先生が、関西のTV番組で、「地震は予知できますか」の質問に即座に「できません」といって司会者がずっこけるシーンがありましたが、そのとおりであることが分ったわけである。

「何年以内に、何パーセント」起こるであろうと言うことも、あくまで「仮説」である。

我々は、仮説の中で生きている。

仮説であるが、その時点での結論として、仮説はわれわれの行動に意味を持たせている。

それよりほかに、よい手立ては見つからないからである。

例えば、或る人が巨大地震の数日前に、異様に光る太陽が沈むのを見て胸騒ぎを覚えたと震災発生後に言ったが、もしそれをその時点で言ってもそのことで皆が行動を変更したかは自信がない。

決して信じて、数日間旅行を取りやめるなんてはしないだろう。

しかし、専門家の「仮説」は非常に参考にされている。

そのように考えると、ちょっとでも専門研究者が異変を感じたら知らせてもらえるとまじめに参考にすることと思う。

知らせ方に工夫がいるが、研究してもらいたいものである。