深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「被災地復旧の遅れ、原因は国政混乱」

2011-06-11 09:42:44 | Weblog
震災3ケ月がやってきた。

見渡す限りの瓦礫の山が依然と残る現地。

これからまだ、暑い夏がやってくるのが、寒い冬よりましかもしれないが・・・

いろいろ事情があるのかもしれないが、どうしてこのように復旧速度が遅いのだろうか。

吉村昭の「三陸海岸大津波」を読む。

その悲惨さは、今回の大津波を真昼間にテレビの映像でリアルタイムで見たからよく分る。

同著での紹介は、真っ暗な夜の大津波である。

そして、状況は描かれた「風俗画報」からのものである。

殆どが想像で描かれたものであろう。

しかし、その想像は現実と全く変わらない。

このような体験を持っていながら、その体験を生かしきれていない現代人の姿に不思議さを感じる。

過去の大津波での復旧・復興は、情報網・交通網も未発達のころであったから、現代以上に困難であっただろう。

しかし、確実に3.11までの姿が出来上がっていた。

おそらく、現地の人たちだけの力がそうさせて来たと思うが、政治は現在よりましであっただろうと思う。

3ヵ月経った今の姿が、決してこれでよいとは思わない。

未だに国政混乱状態の菅政権に大きな問題があると考える。

この一つだけでも、菅総理の責任は重いと考えられる。

この姿、国政混乱は、大震災の記録と同時に、後世にに残るだろう。