リセット〈5〉 (レジーナブックス) 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2013-01 |
読了。
いきなりですが、続き買うの止めます(^q^)
いやー、ひとつ前の4巻から厭な雰囲気は漂っていましたけど、ホントびっくりするくらいつまんなくなりましたね。この場合は僕の趣味に合わないと言ったほうが正しいのかもしれませんが。
内容に少し触れると、5巻では「学園編」が始まりました。
ようやくルーナが就学年齢に達したので、これまでは家族を含む身近な人間との関係が中心に描かれていた物語が、様々な意味で広がりを見せてくれるのかなーと、個人的にはかなり期待していました。
しかしまあ……結論から言うと期待外れだったかなと。
なんかこう、身も蓋もないんですけど、いわゆる逆ハーモノって僕には少しハードルが高かったみたいです。
ぶっちゃけ、これまでもルーナの周りにはリュシオンをはじめとした美男子が揃っていたので、『リセット』は最初からずっと逆ハー要素満載だったんですけどね。
ただルーナ自身が(精神年齢はともかく)年端もいかない子供だったというのと、それでもまあ、4~5人程度だったら、男女を逆にすればラノベでよくある展開なのであまり気にならなかったんですが、まさかぞろぞろと新登場したクラスメイトに女子が一人しか含まれていないとは思いませんでした。
たしかに特殊な学園なので、いわゆる一般的な〝学校〟とは違うのはわかります。が、僕は少なからずそういうノリを期待していたというか、某『たまこまーけっと』におけるたまことその友達みたいな「女子グループ」を作って学園生活を描いてくれるんじゃないかと思っていたので、クラスメイトがイケメンばかりという展開を目の当たりにして「ああ……そういえばコレって逆ハーモノだったっけ……」と思考を現実に引き戻されたような気分になってしまいました。
そうしたら、自分でも驚くほど『リセット』という作品に対する興味が薄れてしまって、これまでは気にしないようにしていた粗が目につくようになったんですよね。
二冊くらい前から戦闘描写に尺割きすぎだけど全然上手くないよねーとか。
登場するキャラはルーナに心酔するか嫉妬するかの二択しかなくてワンパだよねーとか。
そもそも千早の思考が完全にルーナの年齢のものになってしまっていて転生モノの旨みが皆無だよねーとか。
……こうなってしまうと、もうダメですね\(^o^)/
たぶんこれから先、再びこの作品を楽しめるようにはならないと判断したので、これで『リセット』とはお別れです。
しかしまあ、僕も『リセット』を読み始めたころとは違い、わりとweb小説を読むようになったんですけど、転生モノって導入が一番面白くて、物語が安定期に入ると途端につまらなくなりますよね。
この「最初の山」みたいなものを超えられる作品って実は相当少ないみたいなので、『リセット』がこうなっちゃうのもしょうがないのかもしれないなと思ったりもしました。