福井晴敏の「終戦のローレライ」は、ちょっと前に小説を全部読んで、それなりに大作だなと思いつつも、読み終えるとこれ以上ないくらいに単なる「逆シャア」だったのにボーゼンとしつつ、同じ福井作品読むとしたらこれだったら「ユニコーン」や「ターンA」あたりの、完全なるガンダム作品のが全然いいなと思ったのを鮮烈に覚えている。「ターンA」の時の「黒歴史」の描き方は神秘的ですらあったし、「ユニコーン」での「ラプラスの箱」の概念は本当に見事だったと思うよ。
これ、原作読んでる最中からいずれ映画も観ようと思っていて、パウラ役が香椎由宇だというのを事前に知って愕然としつつ、だったらフリッツ役はオダギリジョーだろ、ここでわざわざ夫婦で兄弟役を演じるしかないだろ、と思っていたら、映画ではフリッツは既にあぼんした前提で話が展開されるということを知りまた愕然とし、そんな前知識を持って観てみました。
【あらすじ】
アクシズ(原爆)を地球(東京)に落とし、人類(日本人)の粛正を謀るシャア(朝倉)大佐役は、池田秀一(堤真一)である。
それはそうと役所広司がやった絹見艦長は、文句なしにブライトさんだが、どのブライトさんかと言うと、一瞬生きる志を失い気味だった「Z」序盤のブライトさんっぽい。ていうかこのブライトさん、原作では最終決戦で披露するローレライを使いこなした神がかりの操艦を初戦でいきなり体得するイージーモード。映画は2時間しかないから仕方ないね。
折笠役は妻夫木くんか、適役だな。折笠とパウラからは、原作読む以上「08小隊」のシローとアイナしか思い浮かばなかったが、映画でもやっぱりそうだった。シローとアイナだった。アムロとララァ、カミーユとフォウってほど優秀じゃないんだコイツら、特に男の方が。
映画そのものは、あの長い原作をまぁよく娯楽映画の枠に収めたなーって感じでした。うん、よく収まってました。しかし、そもそもこんなガンヲタが勇み足であのガンダムの世界観を第二次大戦にそのまま置き換えてみましたがどーーーすかっ!!?って勢いで書いたような物語がよく映画化されたなという印象のが強い。よくやったよフジテレビ。
はー。早くアニマックスあたりでユニコーンを放送してくれればいいのに。
作品紹介はこちら
これ、原作読んでる最中からいずれ映画も観ようと思っていて、パウラ役が香椎由宇だというのを事前に知って愕然としつつ、だったらフリッツ役はオダギリジョーだろ、ここでわざわざ夫婦で兄弟役を演じるしかないだろ、と思っていたら、映画ではフリッツは既にあぼんした前提で話が展開されるということを知りまた愕然とし、そんな前知識を持って観てみました。
【あらすじ】
アクシズ(原爆)を地球(東京)に落とし、人類(日本人)の粛正を謀るシャア(朝倉)大佐役は、池田秀一(堤真一)である。
それはそうと役所広司がやった絹見艦長は、文句なしにブライトさんだが、どのブライトさんかと言うと、一瞬生きる志を失い気味だった「Z」序盤のブライトさんっぽい。ていうかこのブライトさん、原作では最終決戦で披露するローレライを使いこなした神がかりの操艦を初戦でいきなり体得するイージーモード。映画は2時間しかないから仕方ないね。
折笠役は妻夫木くんか、適役だな。折笠とパウラからは、原作読む以上「08小隊」のシローとアイナしか思い浮かばなかったが、映画でもやっぱりそうだった。シローとアイナだった。アムロとララァ、カミーユとフォウってほど優秀じゃないんだコイツら、特に男の方が。
映画そのものは、あの長い原作をまぁよく娯楽映画の枠に収めたなーって感じでした。うん、よく収まってました。しかし、そもそもこんなガンヲタが勇み足であのガンダムの世界観を第二次大戦にそのまま置き換えてみましたがどーーーすかっ!!?って勢いで書いたような物語がよく映画化されたなという印象のが強い。よくやったよフジテレビ。
はー。早くアニマックスあたりでユニコーンを放送してくれればいいのに。
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