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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

理想の恋人.com

2008-11-14 | ふつう
そういや".com"って最近聞かなくなったな。ちょっと前までは何かと言うと、やれ".com"それ「どっと混む」、お祭り騒ぎだったのに。日本版インターネット黎明期。今となっては全くかなり痛々しい響きだ。

原題"MUST LOVE DOGS"に対してこの邦題。「サンドラ・ブロックの 恋する泥棒」の時にも書いたことだが、やはり恋愛ものは劇場に客を呼び込むためにとにかく邦題で気を引かないといけないのだろう。

取得するための資格を問わないドメインとしてはトンガの".to"が有名だが、だからといってこの映画のタイトルを「理想の恋人.to」にしたところでどんな南国バカンスだよって感じしかしないし、だったらと「理想の恋人.co.jp」としてもそんな会社就職したくないなくらいにしか思えないので、やはり邦題は".com"で落ち着かせよう、ということになったのだろーか。多分違うな。

それはそうと映画は、出会い系サイトをきっかけに恋愛を成就させる互いにバツイチな中年カップルのありきたりな恋愛映画でした。つまらないとも思わなかったが、面白いとも思わなかった。なので「ふつう」。
何か特筆すべきことがあるとするならば、ミニチュアダックスフントを飼ってる座椅子としては、あーゆー大型犬を飼うのは男のロマンだなと思ったことくらいだろーか。

関係ないが、あと数年もすれば「続きはWEBで」ってフレーズも「どっと混む」と同じくらい心底イタいものになってしまうのではと思うのだが、どうなのだろうか。


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キング・コング

2008-11-12 | ふつう
映画が始まってから100分くらい経ったところ、肝心のコングはロクに出てこないし、出てくるのは恐竜ばっかで今観てるのが「キング・コング」なのか「ジュラシック・パーク」なのか分からぬほど。

こりゃ「超つまらん」だな。感想なんて書こう。

『座椅子はドラクエ3でキラーエイプが敵として出てくるまで、英語でゴリラのことを"kong"と言うと思ってました。でも任天堂がドンキーコングを作ってしまった時点でもう{ゴリラ=コング}の数式は成り立ちますよね。』
『あのゲームウォッチで出てたドンキーコングjr.いわゆるドンジュニってドンキーコングが捕まってるってのが前提で始まるゲームだったんだよね。人間の方が悪役なんだよね。でも動物にとったら人間なんてそんなもんだよね。』

よーしよしよし、こんな感じで書けばいいだろう、と思いつつ120分経過、半ばこの映画を諦めかけてたその時、ようやくドンキーコング(本気で書き間違えた)、違う、キングコングが美女を護るために恐竜達と大喧嘩を始めて話の本筋が始まってくれました。

ここからはイメージ通りの「キング・コング」。ニューヨークで大暴れしたあげく、最後はきちんとエンパイア・ステート・ビルのてっぺんまで登ってくれました。

本筋始まってからラストまでの60分は普通に面白かったのと、ナオミ・ワッツは歳重ねてもやっぱり美しいのとで、ここまでカテゴリ的には上がってきました。
でも現代映画は、やはり120分が目処だろう。180分は長いよジャクソン監督。


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スペース カウボーイ

2008-10-30 | ふつう
このままだと地上に落下する見通しの人工衛星を直すために40年前の宇宙開発チームが再結集、40年越しに宇宙へ旅立つ夢を果たすと同時に人類を核の脅威から救う…。

スケールの小さい「アルマゲドン」って感じです。しかし、こちらは主役達がじいさまばかり。地球を救うとか、そんなことより長年の夢を果たす男達の人生賛歌的な要素が強い風味(むしろそれが主眼か)に仕上がってますね。

やはり「まだまだ若いモンには負けんぞ!」的な話に対する需要というのは生物が年月を重ねると老いていくものである限り、恒久的にあり続けるのだろうか。どこにでもあるよな、こーゆー話。

この類の話を心底面白く思えてしまう歳にはなりたくないもんじゃのぉ。くわばらくわばら。


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クイズ・ショウ

2008-10-28 | ふつう
「テレビ」と「やらせ」が一体のものでなかった時代にとっては、このような事件はさぞかし衝撃的だったに違いない、、。というのが観ながらの感想ではありました。

そういえば日本でも一昔前('90頃か)に「クイズ王」がやたらとブームっぽくなったっけな。あーゆー番組だって、マユツバものだ。ハッキリ言って、クイズ番組なんかどんなに真剣勝負な雰囲気漂わせたって「どうせヤラセだろーよ」と思いながら見るのが正しいと思うんだがどうなのだろうか。

今から考えたらあの「ウルトラクイズ」だって怪しいもんだ。ヘタに勝ち抜いたって仕事なんかの都合でどうせ「ニューヨークへ行きたいかぁ!!」と言われて「オォォォ~~!!!」と言いながら実際のところニューヨークなんかへは行ってる暇のない人だって結構いたことだろう。勝ち残る人が前もってデキレースで決まっている時だってあったんじゃねーのか。

つまり疑ったらキリがない。要は、テレビなんかダマされた気分で楽しんで見たものの勝ちだってことだろう。ある意味知識を競うことに主眼を置かずにクイズをショーとして特化させた結果の「おバカブーム」はクイズ番組の正しい進化の形とも思えるのです。


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ショーガール

2008-03-26 | ふつう
観て、10分くらいでどうやらかなり昔に1度観たことがあることに気づいた。
そうそう、デーハーなチャンネーがパイオツカイデー振り乱して踊り狂うような映画だったよな。1度観たことあるんだよな、もうこの先どんな映像が展開されるか分かってるんだよな。

デーハーなチャンネーのパイオツカイデーか、、、。

よし、観るか。

なんつって、観終わったところで何故これが90年代の最低ハリウッド映画として表彰されてしまったのか分からぬくらいに満喫。なんでだろ、これ、面白いじゃん。大体こんな業界なんかこれくらい薄汚れてるもんだろうよ。ショービジネスなんかに夢観てんじゃねーぞーメリケンさんよー。

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リボルバー

2008-01-07 | ふつう
この映画は、ジュリー目当てというよりも、ストーリー目当てで観たいなー、と思っていたものです。たまたまCSでやってたので、それならばと観ました。

確かにね、警官が持っている一丁のリボルバーが誰かに盗まれたとして、しかもそれが発砲されることなく思いもよらぬところで様々な人の手に渡ることになってしまったら、、、こんなドラマになるのかねー。

この話、拳銃を手にした人が誰もかれも皆思い切りのない弱気な奴らばかりで面白いね。結局発砲されるのは一発の弾丸だけだったけれど、それを発砲した人と、被弾した人は、、、という結末も面白かったです。

しかし海外旅行に行っても、どうもあの実弾射撃をやらせてくれるところに行く気にはなりません。戦争反対。


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子ぎつねヘレン

2008-01-06 | ふつう
大体動物ものは、大抵最後「涙の別れ」みたいのばかりで観てると最後のほうもうやめてくれみたいな気分になるのがほとんどなんだけど、これも例外になることもなくまさにそれだった。

主役の男の子がヘレンにあれこれ良かれと思ってやってあげることが、実際のところヘレンとしてみたら大変な迷惑なことばかりだったんじゃねーか?という疑問が残るは残ったが、まぁ動物愛護の気持ちを膨らますには十分だったんじゃねーかと。

まぁ、犬を飼ってる身としてはいずれ訪れるであろう別れの時に備えて、ペットロス症候群に陥らぬようにこんな映画を観て身構えておくことも必要なのかも知れないな。


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生きない

2008-01-04 | ふつう
ダンカンって、俳優として真面目に演技してるとお笑いの人であることを忘れる存在感を出すよなー、とか思うのですが、そのダンカンが主演&脚本ってことで、しかもこの暗いのか笑わせたいのかわからぬこのシュールなテーマ。これは観ずにいられない。

ダンカンは、予想通りかなり「いかにも」なおっかない役でしたね。死を間際にした人達が、皮肉にも「生きる喜び」を感じながら互いの絆を深めていくロードムービーとでも言うべきでしょうか。不必要な笑いもなく、観る方の気分を憂鬱にするような暗さもなく、だからと言って何の感想が残らぬわけでもなく、「充実した空虚な時間」のようなものを流す映画だったように思いました。道中で仲間同士の絆と、これから生きていくための希望を見出した「『生きない』ツアー」の皆様の結末は、、、。予想はしていましたが、ほろ苦いものでした。

何かを辞めると決めてから、その「何か」の素晴らしさに気づくのは、その決断が愚かだったいうことでしょう、客観的にはね。でも、それでいいんだと思えるのなら、別に愚かな決断ではないのかも知れない、主観的にはね。


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バイオハザード

2008-01-03 | ふつう
ゲームを題材にしたハリウッド映画って、結構あるけど正直ロクなのがないというような印象です。スーマリといい、ストⅡといい、ねぇ、アレでしょ。

そんなゲーム題材映画。そんな中では、コレは結構楽しめるものになってるんじゃないですかね。良くも悪くもジョヴォヴィッチ映画と言うべきか。いやなんつーか、美しいよジョヴォヴィッチ。その一点だけでこの映画を二時間観てみようという気になるね。でも妊娠してあれだけ太るのはどーなのかね。一体何キロの赤子を身ごもったのだろうか。

しかしバイオハザードは、行く先の道を切り開くための謎解きと、お化け屋敷的なゾンビの登場にビビるのが楽しいっていうゲームなだけに、シリーズ重ねる毎にそのエッセンスが失われているような気がしてならない。

それにしてもカプコン的には映画にしてもらえて良かったよなコレ。「魔界村」じゃとても劇場版映画になりそうにないしな。


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7月4日に生まれて

2007-12-11 | ふつう
実話戦争ものです。名作ですね。

ベトナムでの悲惨な実状が描かれていて、その戦地を潜り抜けて障害を抱えながらも生還した兵士の栄光と、苦悩が描かれていて、愛国心ゆえに戦争を必要なものと考えていた青年が、愛国心ゆえに戦争に反対する男に変化していくまでの戦いが描かれていて、これはきっとアメリカという国が迷走した時代の記録なのでしょう。

トムは熱演してた。映像もお金がかかっていた。テーマも深かった。

だけどゴメン。俺が家で仕事しながら観てた。つまり意識半分で観てた。
大作を観る姿勢としてはイマイチでしたね俺。


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マルコヴィッチの穴

2007-12-07 | ふつう
マルコヴィッチそのものがどんな人なのかよく分かってないのに観てみました。「不条理コメディ」の一言で表現されてますな。この映画。

観たところ、、、、これの感想を言うのは一言で言うのは難しいなぁ、、。これが「不条理」と言うものなのですか。でも、これって絶対商売になるよね。例えばこれがマルコヴィッチじゃなくて、日本の著名人だったら絶対やってみたいよね。女のアイドルとかいいね。人間って、ていうか俺って、ダメだね。(ノ`)タハー

とりあえず、ハゲてしまったチャーリー・シーンは見ものです。ハゲるとあんな風になるのかチャーリー。

座椅子も、誰かにつながる「○○の穴」を見つけたら絶対に金稼ぎに使ってやろうと思ったのでした。その「○○」ご本人にとったら大変な迷惑だよね。でもそんなの関係ねぇ。


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世界で一番パパが好き!

2007-11-17 | ふつう
バイバイ、ママの時に書いたような事情により、見逃せぬ気分で観ました。きっと今の座椅子にとって実にタイムリーな作品になるであろうよ、と思って。

ベン・アフレックが赤子の世話に苦しむ様はまったく他人事じゃなく面白おかしいもんでした。そうそう、赤ちゃんのおむつ(でっかい方)を処理するときは誰だって最初は恐れおののくぜ。俺も端から見たらあんな感じなのだろうか。まったく滑稽だな。

出産と共に他界してしまった妻の代わりに実に都合よくリヴ・タイラーが好奇のまなざしフルパワーで現れるデキレースっぷりはさておいて、娘が父親に対して怒りや嫌悪を抱くに至るまでの感情の揺れや、また父親に対して尊敬を抱いてくれるまでの経緯は、「きっとそんなもんなんだろうな」と思わせるものがありました。

とりあえず娘をがっかりさせぬためにも、娘の学芸会にはきちんと顔を出そうと思います。なんつって、それ何年先の話だよ。とりあえず今は娘を風呂に入れるので精一杯です。


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手紙

2007-11-08 | ふつう
「この映画のエンディングって言うか、クライマックスって言うか、それは感涙必至。特に兄弟がいる奴は気をつけろ!」というような話を小耳にはさみつつ、3つだったか4つだったかの上の兄(←あやふや)を持つ座椅子もこの映画を観ました。

うーむ、なるほど確かにこりゃ泣く人がいてもおかしくはないね。兄貴役の玉鉄の演技がひどくいいね。でも残念、座椅子の涙腺はうるみませんでした。なのにフツーにアイドルの歌とかで泣けたりするこの感性どーよ。あー、フツーになりたい。

しかし、ひどく社会派ドラマな感じはします。このような事実に立ち向かわなければいけない人が、世の中には結構いっぱいいるであろうことも事実でしょう。実際のところ、山田孝之くんが演じる直貴が、結局は何も救われていない物語であることも、ある意味彼の立ち向かう事実なのでしょう。

考えてみると、映画のエリカ様を観るのは初めてでした。
今後の「沢尻会」には大きな興味を抱かずににはいられません。


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マスク・オブ・ゾロ

2007-10-19 | ふつう
たまには洋画も扱いたい気分。

主演はバンデラスとキャサゼタか、、、、

キ…(-_-)キ(_- )キ!(-  )キッ!(   )キタ(.  ゜)キタ!( ゜∀)キタ!!( ゜∀゜ )キタ━━━

美男美女キタコレ!!
こうもセクシーな男女が織り成す物語なんか俺の周りではまず起き得ないぞ。ある意味亜空間の出来事のような物語だぜ。

アンソニー・ホプキンスはレクター博士のときは違って今回はヒーロー。役が変わればあの変質的な異常者も、カッコいいヒーローになってしまう。俳優ってすごいな。

しかし、やはり西洋の剣の戦いは小剣に限るね。華麗に戦うゾロっていうかバンデラスカッコヨスなのでした。それと現実離れした美貌を見せつけて我々観衆をノックアウトにかかるキャサゼタのオーラは、この映画を楽しく観させてくれるデカい要素になってると言っていいんじゃないでしょーか。


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出口のない海

2007-10-17 | ふつう
座椅子お得意の大戦時ものです。生きるのに一生懸命にならなくても何となく生きていけてしまう今だからこそ、生きることに一生懸命になりながら死んでいった先人の記録を知っておきたいとでも言うべきか。いや、毎日座椅子は座椅子なりに一生懸命やってますけどね毎日。

で、この映画。
海老蔵って、これが映画初主演なんですか。大河主演やったくらいだし、映画なんかいくらでも出てそうな気がしてたが、案外「映画」を大切にしてたんですね。

「人間魚雷」の話はどっかで聞いたことがありましたが、なるほど壮絶な世界だったのですね。「回天」の中の人間の声が潜水艦中に響きわたるあたりに違和感を感じぬでもなかった(死ぬ間際の人間の声なんか、聞かせるもんじゃねーだろ)が、あの棺桶のような「回天」の中に閉じ込められて「出撃」(=「死」)の瞬間を待つ若者の葛藤は、いかほどだったものでしょうか。この映画、それはきちんと描かれていました。

しかし、映画というエンターテイメントの視点で見ると、やはり男たちの大和のスケールに比べると、若干見劣りしますなぁ、、。まぁ、向こうは世界最大の戦艦。こちらは人間魚雷ですからな。


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