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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

ノイズ

2007-11-07 | つまらん
ジョニー・デップとシャーリーズ・セロンが同時に見られる映画があったとはな。こんなすごい共演はそうなないんだぜ、とか思って期待大で観てみました。

SFサスペンスですか。
宇宙で2分間漂流し、幸運にも救出されて帰還できた宇宙飛行士は、帰還したら別人のようになっていた。一体その2分間に何があったのか、、?という物語。
確かにこの設定は面白い。観る方の好奇心を誘いますな。

で、この面白い疑問提示の後がイマイチ続かない。
大オチもそれほど面白くはなかった。つまり、残念。

大体、仕事終えて家に帰ったところで、妻からあそこまで「コイツ、、何なの・・?」と疑いのまなざしで眺められたら、普通の男は大抵落ち込みますので、世の奥様方はそこだけはご理解ください。よろしくお願いいたします。


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感染

2007-11-06 | つまらん
あまり大きな期待を抱いて観た作品でなかったのは確かだが、そんな期待を裏切らずにそれほど面白いものではなかったという感想。

序盤、医療ミスによって一人の患者が死亡してしまい、それを隠そうとするために医師達は空いている病室にストーブを大量に運びこんで、、、。というくだりは、かなり恐ろしくも面白い。
そして、そうしている間に救急隊から半ば投げ捨てられる形で「見たこともない症状の患者」が放置されており、その存在に気づき、その症状を看た医師達は、、。というくだりも、かなり恐ろしくも面白い。

面白いのは、そこらへんの物語の「起」の部分だけだったのかねぇ。そこから先は消化試合とでもいうか、案外ありふれた「お化け屋敷」な映画であったような気分でありました。ただ、星野真里は最近テレビであまり見かけませんが、結構好きです。聞いてねーって?

とりあえず、この映画に出てくるような緑色な病気よりも、インフルエンザのが怖いです。どうか今年はかかりませんように俺。注射受けてこなきゃな。


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クリスティーナの好きなコト

2007-11-03 | つまらん
CSの番組表を見ただけで、観てみることにしました。
タイトルとキャストからして、どうせキャメロン・ディアスが出る能天気なメリケンラブコメだろうよ、という思い込みで観てみました。

観てみたところ、確かにキャメロン・ディアスが出た能天気なメリケンラブコメでした。俺、合ってるじゃん。

キャメロン、この映画でもやたらと健康的なお色気振りまいてます。カワイイというのは得だ、そして若いというのは得だ。世の中は、不平等だ。

それはそうと、物語中盤はもうキャメロンずーっと下着姿です。ブラとか右と左で星条旗になっちゃってるアレです。どこに売ってんだよそれ、お前どんだけの愛国心かと。
おまけに下だけパンツ一丁の姿で街中歩いちゃったりします。はしゃぎすぎです。

ラブコメなので、一応そんなクリスティーナ(キャメロン)の恋路の始まりから結末までが語られるワケなのですが、中盤そんななので、心底そんな恋路なんかどうでもよくなります。我々が興味があるのは、そんなことじゃないのです。分かる?そんなことじゃないの。

でも、映画としてはそれじゃダメなんだと思う。と観ている途中で気づきました。あやうくキャメロンの魅力に負けて「超おもろい」になるとこだったんだぜ。とか思って、なるほどこの映画のクリスティーナに陥落した殿方達の気持ちが分かってまた1つオトナの階段昇った座椅子でした。


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ドッペルゲンガー

2007-10-16 | つまらん
【ドッペルゲンガー(Doppelgänger)】
 自分の姿を第三者が違うところで見るまたは、自分で違う自分を見る現象のことである。自ら自分の「ドッペルゲンガー」現象を体験した場合には、「その者の寿命が尽きる寸前の証」という民間伝承もあり、未確認ながら、数例あったということで、過去には恐れられていた現象でもある。
 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


だそうだ。
こんなテーマなので、面白そうだなーと思って観ました。役所広司だし、きっと面白いだろうなと思って。

序盤~中盤は普通の気分でしたが、役所ドッペルゲンガーが役所実体にヌッコロされてから(←ネタバレ)、なんかあんまり面白くなくなってきて、後半はすっかり消化試合。永作博美はいくつになってもいつまでもカワイイからまぁいいか、って感じで観てました。

しかし、これ、ドッペルゲンガーって言うよりコピーロボットっぽいよね。上に書いたようなドッペルゲンガー特有の「会ったら死ぬ」的な恐怖感みたいのを期待していたこちらとしては、あまりに堂々とした役所ドッペルゲンガーの立居振舞にある意味圧倒されました。あんなドッペルゲンガーなら、ときには役に立ってくれそうな気がするから、いてくれてもいいな別に。


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バイバイ、ママ

2007-10-13 | つまらん
私事ですが、不肖ながらこの座椅子。先日父親になりました。
おめでとう俺!我が娘カワイイ!!俺的人間国宝として認定!!!

そんなことより、この映画のテーマは「親の子離れ」。座椅子にとってタイムリーな映画だろうと観てみたこの作品。「子離れ」は今後必ず己が身に課せられる試練なのであります。


しかし、子離れできぬ親が、こうも見てて不愉快なものだとは、、、。


なんか、特に終盤観ててイライラしました。所詮子供を健全にもうけなかった女の思考なんてこんなもんだろうよ。こうはなるまいと誓った座椅子でありました。どうもありがとうこの映画。

しかし、映画としては想像以上に平坦なストーリーでした。序盤20分くらいから予想していた結末その通りになりました。なので、ムダにイライラしただけで終わった感が強いです。何かサプライズで終わらせてくれたら良かったのに。

とりあえず、ケヴィン・ベーコンの奥さんがかなりの美人で大変なナイスバディだということはよく分かった。


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笑う大天使

2007-10-11 | つまらん
少女漫画の名作らしいですね、原作は。
当然そんなことも知らず、上野樹里が出るっていう事と、どうせ脱力系のコメディ映画だろうよっていう思い込みで観てみました。

観てみたところ、確かに上野樹里が出た脱力系のコメディ映画でした。俺、合ってるじゃん。

とりあえず、みどころは売りだったらしいワイヤーアクションはさておいて、やはりCG巨大樹里たんでしょうか。ありゃ見逃せません。日頃の辛い日常を忘れて「なんだいこりゃぁ、、。」と途方に暮れながらつぶやいてみたい方には強烈にオススメです。

しかし、なんか中途半端なチャーリーズ・エンジェルみたいになってましたね終盤。序盤~中盤の「慣れないお嬢様ライフ」を適当にエンジョイするような、しないような、そんなぬるい空気に終始徹した方が良かったんじゃねーのか?と思わずにいられない。お嬢様方が「おチキンおラーメン」をただひたすらすすり続ける92分だったとしても、ヘンにヘタなアクションに走るよりは面白かったのではと思うのですが。


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GOAL!

2007-10-02 | つまらん
フットボールと呼ばれるスポーツの中で、最も好きなのはアメフトです。次がラグビー。サッカーはその次です。選手が審判を欺くことしか考えていないのがミエミエだったりすることが多いスポーツなので、そのへんがチョット。味方の選手と誤って正面衝突でぶつかってもお互いケロっとしてるわりには、敵の選手の爪先が脛にかすったぐらいで断末魔の絶叫と共に倒れ伏せたりするあたりがチョット。


なんていう俺が観たこの映画。
実際のところ、コレではなんでサンティ君がトップチームのスタメンにまで引き上げられたのかがサッパリわからん、、。周りがやたらと彼のことを買ってくれてたけど、実際リーグ最終2戦以外は全然結果出せてなかったじゃねーか。普通すぐに見切りつけられちゃうんじゃねーのか?この世界は。

ていうか現に見切りつけられて、つけられるたびに偶然に救われてたもんな。要は運があったんだね、成功を掴む者は、大抵驚くほどの強運に包まれているものだ。でも、サンティ君にとってもっともラッキーだったのは、あのチームドクターの女のコが彼女になってくれたことなんじゃねーかな。普通そこまでうまくはいかないぞ世の中。


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THE JUON/呪怨

2007-01-02 | つまらん
呪怨か、、。確かに呪怨だなコリャ。

外人が日本家屋に引っ越して、その家族が日本版のときと対して変わらない目にあいますね。いやしかしこりゃまんまそのままだ、、、。Shall we Dance?と同様大差ないリメイクとしての無意味さを思い知らせてくれる良き映画です。まぁ、逆の意味でな。

ハリウッドは時折このようなことをする。こんなリメイクするんだったら外国の映画を認める余裕を持とうぜメリケンさんよ。

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頭文字D THE MOVIE

2006-08-17 | つまらん
さてとー、、、何から語ればいいのか。
前もって言っておくと、シネマ座椅子的には「頭文字D」はマンガもアニメも一通り鑑賞済みでした。その上で見ました。その前提でこの映画。
なんていうか、突っ込みどころが多すぎるんですよ。大体まずお前ら日本語話せと。そこ日本だぞ。「藤原とうふ店」って書いてあんだろクルマにさ。鈴木杏のセリフまで吹きかえられている不思議。おい、そこ、、、どこの国だ?
イツキもGSの店長もなんだか無駄にハイテンション。「頭文字D」の全体に流れるあの脱力系の空気はどこへやら。そして拓海の親父、目つぶっちゃってるよ!それじゃ見えないよ!

・・・もう疲れた。約2時間を「?」だけで過ごしました。なんでこんな映画作ったんだ。だからアジアムービーは嫌なんだよ。

ただ一つ、ドラテクは本物だな。すげーよ、これすげーよ。なのでこのカテゴリ。そうでなきゃ間違いなく「超つm(略」だ。高橋レーシングに感謝するんだな。いやしかしドラテクすげぇ、、、カッコいい、、、、。

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ゲド戦記

2006-08-16 | つまらん
久しぶりに公開中映画を扱います。この夏一番のヒット映画。さすがジブリ、面目躍如ですね。

さて内容。
みどころというか、褒めどころが見つかりませんでした、、。
物語がはじまる上での「前提」の説明不足。登場人物の人となりの紹介不足、物語の伏線の張り方の考慮不足、全体的な脚本の検討不足、などなど、ていうかそもそもキャラクターの表情の動かし方や美術表現など、最近のジャパニメーションの標準を考えると「本当にこれがジブリの劇場版アニメーションでいいのか、、?」と思えるところも多数。

そして驚愕のエンドロール。
 原作:アーシュラ・K・ル=グウィン 「ゲド戦記」
そりゃそうだろう。
 原案:宮崎駿 「シュナの旅」
・・・ちょっと待て。

確かに観てる最中からおかしいとは思っていた。特に物語序盤アレンが街に入り、人狩りに狩られ、ハイタカに助けられるあたりのくだりが「シュナの旅」に酷似。だと思っていたら、、、チクショウ、やりやがった、やりやがったな二世。俺が15年位前にこづかいで買って、穴が開くまで日々繰り返し読み明かした「シュナの旅」をこんなまとまりつかねー話を無理やり二時間におさめるためのダシに使いやがった。俺はいつの日か、駿監督が「シュナの旅」を映画にしてくれるんじゃないかと楽しみにしていた。でもこれでそれも叶わぬ思いになってしまった。よくもやってくれたなチクショウ。大体「原作」と「原案」が違うって何なんだよ。

そして話題の中心「テルーの唄」
歌詞は二世監督が書いたんですね。見てみましょう。

心を何にたとえよう
ふむふむ
鷹のようなこの心
・・・えーと

もうたとえちゃったよ!


もういい。もうたくさんだ。なので結論。
こんな作品が売れるのは、ジブリのため、ジャパニメーションのため、映画のために良くない。この夏、これを観るか「パイレーツ~2」を観るかで迷っている人は、絶対後者を観よう。

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ハウルの動く城

2006-08-01 | つまらん
説明不要。今回はあえてこの国民的作品を取り上げます。

残念ながら、どちらかと言うとジブリストな俺にとって、あまりこれはおもしろい部類に入らなかったんですね。なので、それを前提で色々書いてみます。

なんつーか声優ももはや三谷ファミリー化してて新鮮味に欠け、頼みの綱の「日本最強の客寄せパンダ」タックンも、木村拓哉であることを忘れて聞くと、実に滑舌が悪い、、。そして倍賞千恵子に18歳の役をやらせるのは罪ですよジブリの皆様、、。90歳になった後の演技は神がかっていると思うけど。

ハウルがタックンであることを考えると「ジブリは実写版キムタクを書きたかっただけなのか?」と思ってしまい、それを忘れると「この声優、、、下手、、」となってしまうので、かなりのジレンマだ。でも俺はタックンが好きだ。だってメチャクチャカッコいいじゃないか!

それはそれとして、映画の内容は「ジブリ総集編」でしかなかった。今までの映画からあれこれ寄せ集めた色が強すぎるんだよ、、。キャラ、メカ、視覚表現なんかは、まぁそれが「ジブリらしさ」なので良しとして、それを抜いても寄せ集め要素が気になりすぎる。せっかくだからいくつか挙げてみる。
 ・空を飛ぶ魔法使い(魔女宅)
 ・主役が魔法で変身(紅の豚)
 ・魔法で変身させられ、元に戻すために行動(千と千尋)
 ・せっかく戦うなら空で戦う(ナウシカ、ラピュタ、紅の豚)
 ・強かった奴が強さを解かれ、無垢な老人に(ナウシカ原作)
 ・ヒロイン劇中でロングからショートヘアに(ラピュタ)
 ・「意思を持って生きる素晴らしさ」ってテーマ(紅の豚)
 ・しかし強すぎる美輪さん色(もののけ姫)

つまりジブリをあまり見たことない人にとっては、素晴らしい作品なんじゃないですかね。だからヘンに色々とジブリ作品見てるだけにあれこれ言いたくなるこっちが悪いんですかね。すごくそんな感じがします。

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ヴィレッジ

2005-11-25 | つまらん
シックスセンスのシャラマン監督です、また結末のサプライズは当然のように義務付けられているようで。

物語のカギとなる村の掟、これ、面白いねー。
なぜ村人は村の外に出てはいけないのか、なぜ色に縛られるのか、、。
こういう謎をとにかく前半で散らばせておいて、中盤はラブロマンスを挟みつつ、あまりに目が見えすぎな盲目の少女に半笑いをこらえつつ、衝撃の結末へなだれ込む!

なぜ、村人は村の外へ出てはいけなかったのか。村人にとってユートピアである村とは、一体なぜユートピアたりえたのか。全て明らかになる!

のですが、、、
うーむ。
あまり面白くないオチだ、、。それほどサプライズでなかったです。

サプライズばかり期待されるってのも、大変だな監督。

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キングダム・オブ・ヘブン

2005-11-05 | つまらん
さて、オーリーです。
どうしてもロード・オブ・ザ・リングの印象拭いきれないオーリー、しかもこの映画はまたしても時代ものときて、フツーに考えれば比較してしまいます。あの世界を魅了した美しきエルフの射手、レゴラスとね!

なのですがこの映画の主役バリアンはどっちかって言うと泥にまみれて戦うタイプのようで、まぁ転げまわること、一応女性ファンサービスみたいな感じで敵方の王女と恋しちゃったりもするけれど、なんつーかアレだな、あーゆー半ばムリにねじこんだようなラブシーンで満足しろって言われてもな。

うーむ、やはりオーリーは汚れて戦うよりも、美しく戦って欲しいもんですな。十字軍って言っても、マスコンバットって言っても、あの時期に公開されるとどうしても指輪物語みたいな映画作りたかったんで、キャストもそれっぽい奴呼んで作っちゃいましたけどどーでしょー!って感じがしてしまう。

なので、この映画を観た感想だっつってんのに、改めて指輪物語は物凄い映画だったな、と振り返ったりするワケです。

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キャットウーマン

2005-11-05 | つまらん
そもそも「バットマン」の映画をろくすっぽ観たことないのにいきなり「キャットウーマン」を観るってのもおかしな話で、よくよく考えるとやってることが「キン肉マン」を読まずにいきなり「闘将!!拉麺男」から読み出すようなもので、それって結構ゆで先生に失礼。そもそもゆで先生が週間少年ジャンプで「キン肉マン」を連載し始めたときはまだ貧乏学生d(以下略)

と、いうわけで、正直いって、大暴れするキャットウーマンのアクションと、変身前後でシャイと大胆を大いに演じ分けてくれるハル・ベリーのキュート加減にばかり目がいき、それで終了した感が強かったわけですが、実際のところそれを味わえれば十分なんじゃねーのか?なんて思わぬでもないのよ。

でもやっぱりバットマンを事前に観ておいたほうが楽しめるんだろうなぁ。「キャプテン翼」を読まずに「僕は岬太郎」から読むようなもんだしな、そもそも高橋陽一先生は(以下略)

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宇宙戦争

2005-10-31 | つまらん
トムの娘がダコタちゃんになりました。
おそらく世界で最も見栄えのする父娘でしょう。せっかく男に生まれたのなら、あんなカッコいいパパになりたいしあんなカワイイ娘が欲しいもんだな。

なんつって映画。
宇宙人、用意周到の末に攻めてきました、攻め上がってきました。
人がヌッコロサレています。アハハハ、見ろ、人がゴミのようだ、アハハハ。
しかしトム、強運で生き残る、変な光線が周りの人を灰にしてしまっても、狙いすましたかのようにトムには当たらない、ひたすら当たらない。
そしてクルマを入手。逃げ惑う、ギリギリで見つからない。見つかってもギリギリで逃げ切れる。

そして宇宙人の弱点っていうか攻めどころを見つけて軍隊に教えて世界まで救ってしまったトム。よくやったぞトム、それでこそハリウッドスター。

あーあ、つまりな、アレだな。
面倒くさいからハッキリ言う。おもしろくはなかった。別にあれなら娘役はダコタちゃんじゃなくてもいいような気もするしな。

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