Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

Taylor T-55 ダイナミックカップリングシングルアンプ(改)(1)

2021-11-07 21:11:52 | T-55ダイナミックカップリングType2

今回は、2019年頃実験したT-55によるダイナミックカップリングアンプになります。

先日、カテゴリー「T-55ダイナミックカップリングType1」で出力管のカソードに定電流回路を設け、ドライバー段は初段と直結し、しかもドライブする電圧は、出力管のB電源と同じ電源から取得するという、いわば”横着”な回路で作成しましたが、欠点としては、定電流回路の発熱がすごいため、放熱が大変という結果となりました。

そこで、今回はこの発熱を何とかしようと、もう一つ別の回路を試したわけです。

前回のType1での発熱の主な原因は、出力管のカソード電位が高いことですが、これを下げるには、初段のプレート電位を下げるか、AC結合するしかありません。そこで、直結はあきらめAC結合することとしました。

Type1での回路を下記に載せておきます。

今回の回路は下記のような回路としました。

回路の説明ですが、まず前段とドライバー段はカップリングコンデンサを用いてAC結合とします。そうすると、ドライバー段の直流電位は0Vとなり、カソード電位も低くなりますので、T-55のカソード電位も低くなります。そもそも、カソードはそのまま0電位に接続可能です。そして、T-55のグリッド電流を調整することで、T-55のプレート電流を調整しますが、これはドライバー段の定電流回路の電流を調整します。B2については、Type1と同じくB1と同一とします。

さて、この回路を実際に最初の写真のアンプに組み込んで試してみたのですが、音が出ませんでした。

それでは問題です。なぜ、この回路で音が出なかったのでしょうか。また、音が出るようにするにはどうすればよいでしょうか。

私も初めはしばらく考えましたが、あそっかという感じで思いつきました。答えは、また次週にでも。お楽しみに~。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 家庭菜園の土づくり | トップ | 新しいアンプの実験(1) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

T-55ダイナミックカップリングType2」カテゴリの最新記事