帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

動物用で厳冬期のアイシング対策?

2011年02月16日 | バイク

あいも変わらず走り出してゲホゲホ、ゲロゲロとキャブのアイシング(凍結)しまくりは僕のバイクZX11(ZZR1100)。 

「何とかならんものか!?」と、バイク用クランクヒーターやらブロックヒータを探すも有るわきゃない。

アメ車などには自宅で電源へつないでエンジンをあたためるヒーターが装備されており(ちなみに家のダッジはついている)、またそのための部品やらなにやらを向こうでは売っている。

ところが日本じゃ~聞いたことないし、有っても部品そのものがデカすぎてバイクにゃ取り付けできない。

「しかし・・・・・」なんでこうも調子が悪いんだろう? と我慢しつつ「春~るよ来い!」と乗っていたところ、ある朝、ガソリンスタンドで燃料をいれた後にアイシングが起きない事が分かった。

初めは給油中にエンジンの熱がジワーとキャブに回って収まるのだろうと思っていたのだけれど、そんじゃ~とゲホゲホがひどくなったところでコンビニの駐車場なんかに入れてしばらく待ってみても、まったく関係なくて、その後もゲホゲホ。

ふと、「ガソリンスタンドの燃料って地下タンクから来ているんだよな?」と気がついた。 

今日みたいに外気温-5度でも地下は14度くらいある。

これって燃料の温度が上がれば解決するのだろうか? 

そこでそれ以降はガソリンタンクを空気味にし、ゲホゲホのときに給油をすることを繰り返してみたところ、やはり・・・・ 

たしかに家にバイクを置いて、翌朝までに外気温はマイナスになり、当然エンジンも冷えて気温とほぼ同じになる。

タンクへびっしりと霜が降りるので、容易にそれが分かる。

そこに来て、さらに外気温マイナス環境で走れば当然キャブは凍るよな~。 

だからアイシングするのだとするなら、エンジンを温めておくか、給油後よろしく燃料そのものを暖かくしておけばよいということになる。

しかしながらガソリンを直接加熱するバカはどこにもいないわけで、だからこそエンジンヒーターなんかがあったりするのだけれど、先も話したように車用はあってもバイク用はない。

やはりガソリンを温めるしかないわけだが、この暖め方が大問題。 

じわ~と暖めてくれて、万が一タンクに触れても爆発可能性が無く、なにより温度制御が利かなくなるような事が起きるような(高度な機器にある想定外トラブル)事など有ってはならないわけです。

ところが、自分の要求するような条件を満たしている物って言うのは、意外と無いものなのですね。 

まず考えたのは電気毛布と電気敷布、タンクへペコッとかぶせれば良いので、きわめて単純かつ簡単、しかし風で簡単に飛んでしまうし、第一防水性がまったく無いので×。

いちいち毛布かけ、その上からシートかけて飛ばないように紐かなんかで縛るなど面倒くさくてやっていられない。

 

次が熱帯魚用のヒーター? これは常に水の中にあって初めて温度制御がなされるわけで、空気中で稼動させると熱暴走して(でも安全装置は有る)危ないだけ。

温度センサーが壊れて水槽の水が上がりすぎ、魚が熱死する話を聞いたことあるので、こりゃ駄目だ。

まさかタンクに入れるわけにも行かないので当然× 

 

土建屋などが使う、加熱するだけのバケツヒーターなんかも一応考えたが、温度制御しないし、こんなものつかったらガソリン沸騰して、完爆するでしょこれ・・・・・・・・ 

「まてよ?」 タンク内のガソリンが生暖かくなる程度のものでいいわけだ・・・・ そこで考えたのが亀の水槽などに入れるプレート型ヒーター。

ところがこれ、板状のもので、しかもさほど暖かくはならない。 おまけにバイクの隙間にはいる場所など無いし、直接触れないと暖かくないのだからどうしょうもない。

「だめか・・・・・」 

とネットで何気なく検索していたところ、保温電球なるものが有った。 

もちろん白熱電球を使おうかとも考えたことは有ったが、白熱電球は電球である以上周りを照らしまくりだし、点灯時の表面の温度がかなり高くて、これに布切れなどが触れると用意に発火することがある結構恐ろしい代物で、こんなもの燃料タンクのそばで点灯させたら、やはりタンク内の燃料沸騰して爆発するだろ~!

しかも白熱電球はガラスが部分的熱変化にきわめて弱い為に、いきなり水掛かったり、雨がふるとほぼ100%割れる。

そんなことからまったく候補に無かったのだ。

 

ところが小動物の保温目的でつくられた保温電球はその欠点がない。

光を全くといってよいほど出さず、複雑な温度制御などまったく無いので壊れもせず、加熱温度は電球表面を手で触って「あち~な~」程度、さらに動物の飲み水やおしっこが掛かっても割れないようにガラスが強くて、金属製のかごで保護されている。

「おお~こりゃ~いい!!」 

そんでもって、ヤフオクにてユニットごと800円で購入。

今朝、起きてから出勤までの30分程度の時間、電源につないでタンク近くの隙間(自然な暖かい空気がタンクへと登る場所がキャブの近くにあったのでそこへ差し込んで暖めておいた。

すると、今朝の-5度条件下でも、アイシングにかなりの改善が見られました。 

わずか30分程度の暖めで大きな改善、それならタイマー付けて3時間ほど暖めれば十分ということ。

アイシングそのものはエンジン本体が十分に温まってしまえば間接的にタンク内の燃料温度もあがりますから当然発生せず、それまでの間に走行風で冷えていくのに対抗できる程度までタンク内のガソリンとエンジンそのものが温まっていればよいわけです。

今朝のコンディションで大きな効果のほどが見られたわけですから、もっと時間かけて暖めてあげればまったくアイシングが起きないことになるわけですが、

「どうでしょうか?」 

 

まあ、まだ寒い日も続きますので、結果はこの後様子をみて最終的報告しますが、現在6時をほんの少し回った職場、もうじき仕事開始ですが、一番寒い時間の体ひえまくり&指凍結状態タイピングレポートでした。 


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