先週末に車検(構造変更車検)を受けて無事通過した 愛車の隼。
で、性能維持整備をしなければならない。
というのは車検はあくまで その時点での法的な安全基準を満たしているかどうかでしか無く、その後の事を保証する物では無い。
民間(ディーラー含む)の車検なら、 後の保証もある程度してくれるし、その為の整備も同時にしてくれるんですけど、ユーザー車検はそうでないんです。
なので、次の車検までの2年間を無事に乗るには、この性能維持整備が重要でして、
今日はそれをやります。
まずは刺さった釘抜いてのパンク修理。
刺さっている割には「エアが抜けないな~」 なんて思っていたら、ぎりぎり貫通していなくて、釘抜いてもエアが漏れてこなかった・・・・・
とはいえ、刺さっていたのは間違いないので、 予防兼ねて修理します。
修理は簡単。
リアタイヤのエアバルブから半分程度の圧になるまで空気を抜いて、そうそう、
釘をぬくときに、どの方向に刺さっていたかを覚えていなければなりません。
まずは、刺さっていた方向にキリを指しこみますが、接着剤を塗って釘穴を貫通。
何度か接着剤を塗って、繰り返し指しこんでぐりぐりと穴を広げる。
当然貫通となりますので、半分程度残っていたエアが漏れてきますが、お構いなく作業。
プラグの保護テープを剥がしてたっぷり接着剤を塗り。
強引に押し込む。 うりゃ!!
下の写真の黄色矢印のように、プラグの尻がキリに取り付けた赤いリングにに接触するまで押し込んだら、修理その物は完了。
接着剤が互いのゴムを溶かす感じで融着させますので、 その間に他の整備とかをします。
30分ほどしたら、カッターで余分な部分を切り取り
その後、洗剤付けてエアを入れて、漏れが無い事を確認すれば終わりです。
か~んたん!
赤く見えるのはプラグゴムとタイヤゴムを完全に密着させる特殊なものでして、これが溶け込んで両者を一体化します。
汚く見えますが、修理としては何の問題も無く、しばらく走ると馴染んで殆ど修理痕が判らなくなります。
しかし、18の時からいろいろなバイクに乗ってきたけど、パンクはやはり時々あります。
路側を走ることが多いのもバイクですから、仕方ないんですけどね。
次はリアブレーキパッドの交換。
まずリアカウルを外す、でないとリザーバータンクの液量が判らない。
ブレーキパッド外す際にキャリパーのピストンを押し込むので、下手すると戻り液量オーバーであふれたりするので、面倒ですけど外さねばならないんです。
黄色丸の処にリザーバータンクがあります。
六角ボルト緩めて、キャリパーを取り外し。
パッドを見ると2mm程度残っていますが、交換します。
まずパッドの間に大きなドライバーを入れて、コジる様にして、ピストンをシリンダーに押し戻す。 堅いな~・・・・・
本当は専用工具を使えば良いんですけど、 パッドを交換するので、平然とやりますです、ハイ!
次にロックピンを抜く
ピストンの戻りが余り良くないので、そろそろリアのブレーキキャリパーはオーバーホールが必要なようです。
夏のボーナスでチェーン交換と同時にやろうかと思っています。
二本のピンを外す
パッド取り出して、
シールの状態や漏れが無いかをチェック
問題なければ新しいパッドを組み、(本当は専用の耐熱グリスを裏面に塗って組むのですが、無いので特に塗りません、ブレーキ鳴きとかが出るようなら、もう一度ばらしてやりますけど
後はキャリパーを戻して、リアブレーキペダルを数回踏んで馴染ませる。
これで終了です。
ブレーキ液は、オーバーホール時に交換します。
さて、次はフロントのブレーキキャリパー
要領は同じで、マスターの処にある、リザーバータンクからある程度液を抜いておきます。
ボルト二本緩めて、保護カバーを外すとパッドが見える。
まだ有るので、しばらく悩みましたがやはり交換。
パッドの間にドライバーを入れてピストンを押し戻すのはリアブレーキと同じですが、
ゆっくりやらないと、 リザーバータンクからブレーキ液が噴水状態で出たりします。
パッドはピン一本で留まっているので、そのピン抜けば外れます
リアのキャリパーと同じようにしてくみ上げ、左終われば、今度は右側
全部交換終わったら、ブレーキ液を補給しながらゆっくりとブレーキレバーを握り、
ディスクにパッドを馴染ませます。
最後に必要レベルまでブレーキ液をタンクに満たしたら、カバーを付けて完了。
これが交換したパッドです。
しかし、これやったんが先週の土曜日。
さすがに花粉が酷くて これ以上何かやるのは無理でした。