ま~だ引きずっていたんですよ! トラブル続きのGO〇プロジェクト。
理論通りにシステムが作動せず、ひと月近く(いやそれ以上の期間)様々な検証を行ってはデーターを送り、日本の元請け業者が向こうからの指示で作業を行い、
ダメだと僕が応援で呼び出されて調査&テスト、技術的なバックアップと、時として修理、そして不具合報告の指示。
要点と疑問点、システム的な対応についてのまとめ案を、現場監督に「こういった感じの報告の方がよいですね、・・・」なんてね やんわり。
結果として、全システムをしらみつぶしに調査した感じとなってしまい、ついにはこれ以上はもうやるところが無い・・・・という段階にまで来てしまった。
さすがに最後の最後になって、双方ともらちが明かなくなり、 いよいよ向こうからエンジニアが送られてきた。
なんせ、世界中をシェアするでかい企業の事。
これまでメールで送付したことで積層された各種データーから、向こうも行き詰っていたのが判る訳ですが、それを一発で打開しようと送ってきたくらいなので、かなり頭の切れる人物。
滞在できる日数は限られているので、向こうの指示通りにして、まず検証開始。
どうにも理論的に成り立たない部分が、相変わらずシステムに存在していて、昨日に一度は結論が出たけど、それみた僕は唖然。
そのままを受け取ってしまうと、こちら(日本側)に落ち度と問題が有った事になるので、それは僕としても絶対に認めることはできない。
そこで、午後から業者の担当官を集めて、さらには現場作業員達の協力も得て、別方面化から様々な検証を開始。
証拠と結論を明確に洗い出しては整理して、 今日はその検証を、向こうのエンジニア同席で実行した。
ほぼ完璧な反証を目の前に突き付け、「メーカーとしてどうする?」と問うたところ、「本社に戻りレポートをして、メーカーとして責任もって対処する」という言葉が出た。
簡単にいうと技術的な問題点の有ったことを認めた=屈服したわけです。
最終的に、この先の責任はすべて向こうにある!と認めさせたわけですが、同時にこちら側に何の非もない事も、無事証明できた。
*なによりこれが一番大切なんです。
太平洋をはさんで、時差と、こちら側業者も慣れない英語でかなり苦しんでいたのですけどね、その契約会社は、日本有数の専門技術を持つ大会社で、その世界では名のとどろいている、いわゆる大会社だ。
本来、そんな会社のプロジェクトに僕が口をはさんだり、その会社の人間たちを手足のように使うことは許されず、明らかな越権行為ではあるものの、進捗が芳しくないことから、うちの上層部から、それ(越権行為)承知で彼らを応援してくれと、要請がかかった。
そこから、だんだん(嫌々です)引きずり込まれて、最後には指揮を取るようなことにまでなってしまって・・・・
現場のエンジニア達も 何一つ文句を言わず、まるで手足のように動いてくれて、僕からすれば本当に感謝の言葉し出てこない。
ありがとうございました
たった一つの検証と結果説明を、論点を理論交えて説明できねば、数百万単位で金(血税)が吹き飛ぶ。
その可能性が当たり前のように生じる可能性の有る環境で、マルチスキルエンジニアとしての存在感を久しぶりに示したようなひと月だったなと・・・・ 思う てへへ
こうして、向こうが全面的に責任認め、会社として設計部門からはじまって全力で対応するという言葉を引き出した時点にて、僕の仕事はすでに終えたようなものとなったわけですけど、
現場は常に緊張しているものなんですね。
日本とアメリカという、昔に比べれば落ちぶれた物の、二つとも今だ超大国でも有り、その国の中のでかい組織が絡んだ、さらにでかい会社間で起きる様々。
何の因果かね~、極東の片隅にいる”田舎者カピバラ”が呼ばれて巻き込まれた。
各所、双方のバランスを取りながら解決せねばならないわけですが、それも円満で、しかも双方が納得する方法で無ければならないので、もともと大したことのないボンクラ頭がフル回転することも多々有りました。 ふ~
そういえば昨日は殆ど寝ていない・・・・
それも、やっと「本日解放~~~~~~~!」となりました。 わ~い!
午後は「もう今日は仕事やらん!」と宣言して、 終業時間まで何してもよくなりました(というか誰も文句言えない)ので、 コーヒーなんぞ飲みながら、このブログを打ったりしています。
ピースピース!
ちなみに、僕はかたずけとか、後処理なんぞは滅多にしません。
でもって、もうさっそく次の問題解決事案がきているんだな、これが (爆!)
追記 18時32分
帰ったら、いつも通り飲んでまったり・・・・の翔。
無関心 無頓着+ぼ~っとしているし。
ん?だからカピバラとか言われるんだべか
『カピまる(*´ω`*)劇場』」