78回転のレコード盤◎ ~社会人13年目のラストチャンス~

昨日の私よりも今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいな

◎note始めます報告と、近況。

2020-07-08 06:35:32 | 思ったことそのまま

note始めます。

と言ってもアカウントを作っただけで、投稿はまだ無い。

当ブログがすっかり『小野と芋子』メインになりつつあり、コラム調の文体を書かなくなって久しい。

コラム調に近いカテゴリーが『ほぼ週刊サンマイ新聞』だが、4年間で僅か42+1記事という、もはやほぼ月間と化している。

また、昨年5月、アメブロでひっそりと小説専用ブログを開設したにも関わらず、超短編を1本UPして以降音沙汰無し(何本かUPしたら公表する予定だった)。

 

このままでは文章力が一向に向上しない。

 

それなら、いっそnoteに参戦するのはどうか。

 

当ブログは当方の力不足により、なかなか目に見えた反応をいただけない状況にある(それを良いことに書きたい放題なわけだが)。

noteはそういうわけにもいかない。逆にnoteで「スキ」などの反応が全く無ければそれが答えである。

 

既にnote1本目のネタは考えてある。本気の文章にしたいと思っている。本気で取り組めばこのようなクオリティーの高いネットニュースっぽい記事が誰にでもUP出来るし、多くの方に読んでいただけると信じている。

 

小梅太夫概論(1) 一発屋芸人が哲学者になるまで(批評家チク・ショウ様)

ひまわりも枯れたし、「広告」の話をしてみよう。(くつざわ様)

 

今後、コラム調の文章は、1200字以内であれば当ブログの『ほぼ週刊サンマイ新聞』、それを遥かに上回るものは本気で推敲して『note』にUPする、そのように使い分けようと思う。

また、noteにUPしたら、必ず当ブログにも記事をUPしリンクを貼るので、皆様は何もせず安心して(?)お待ち下さい。

ちなみに、恐ろしいほど書きやすい『小野と芋子』も当然継続していく。

 

===

 

h/k

 

続いて近況。

今、社会人人生12年で最も窮地に立たされている。

仕事もプライベートも、こんなに苦労しているのに何一つ上手くいかないのは初めての経験だ。

建設業も新聞配達も漫画喫茶もコンビニも、転職する度に人生で最も辛いと何度も思っていたが、実はそのどれもが幸せだったのだなあと、しみじみ思う。

34歳。大の大人も良い年齢だ。何ならおっさんに片足を突っ込んでさえいる。

もうすぐ中途入社して丸3年になるのに、社会人1年目、2年目みたいなミスで怒られると、流石にメンタルをやられる。

上司が怖くて顔すらまともに見ることが出来ない。怒られる時は下を向いて話を聞いている。

社会人を12年もやってきて、実はまだそのレベルというのも自分で書いて呆れる。

 

最近の休日は、もはや休日でなくなっている。

仕事のことばかり考えてしまうからだ。

 

昨日のアレ、やっぱまずかったかな。

明日何か言われるのかな。

あんなに頑張ったのになあ。

 

これが休日の当方である。

退職を本気で考えたこともある。というか何度もある。

ただ、34歳にして転職5回という悪条件にコロナ不況も加わり、転職が容易でないことは容易に想像がつく。

幸いにも今の会社の業績が安定しているのなら、少なくとも自分から辞めるわけにはいかない。

会社に戦力外通告されるかもしれないが。


◎『なつぞら』第14~16週(96話まで)感想……夕見子、雪次郎、麻子、坂場……それぞれの恋模様。そしてなつの恋は!?

2019-07-25 10:41:37 | 思ったことそのまま

<第14週『なつよ、十勝さ戻ってこい』79~84話>

  • 東洋動画では、短編映画の制作が決まり、なつ(広瀬すず)と麻子(貫地谷しほり)は、その原画を任されることになった。演出部から坂場(中川大志)も加わり、3人は企画を考えることに。ところが、なんでも勝手に決めていってしまう坂場のやり方に、麻子は不安を覚える。そのころ北海道・十勝に突然の訪問者が。その女性が、なつと生き別れになった妹であることを直感した富士子(松嶋菜々子)は、感激のあまりそのまま千遥を抱きしめる。千遥が十勝の柴田家に来ていると電話で報告を受けたなつは会社を早退。咲太郎(岡田将生)も飛び込むように風車に帰宅し、なつとともに妹の消息がわかったことに安堵し、すぐに十勝にかけつける準備を進める。そのころ十勝では、柴田家を前にした千遥が、なつたちを待たずに帰らなければいけないと言い出し・・・

 

なつの妹・千遥役・清原果耶さんの演技力に尽きる。もう登場できないのが惜しい。
5分版で良いから今すぐこの動画を観て、ホント。
当時の「置屋の娘になった」って安心できる状況では無いのだけどね。
もちろん本編ではそのへんはぼやかしているけど。
色々と言いたいことはあるけど、まずは女優・清原さんの今後のご活躍に期待しよう。

 

<第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』85~90話>

  • なつ(広瀬すず)の帰省中、北海道大学に通う夕見子(福地桃子)まで柴田家に帰ってきた。夕見子の言動に富士子(松嶋菜々子)と剛男(藤木直人)、泰樹(草刈正雄)までもが振り回され、柴田家につかのまの日常の風景が戻ってくる。その夜、なつと夕見子が枕を並べていると、夕見子はなつの童話集を手に取り、なつたちきょうだいの姿がある童話に重なって見えると語り出す。東京に戻ったなつと咲太郎(岡田将生)は、十勝でのできごとを亜矢美(山口智子)に報告。亜矢美は千遥の心の内にあるものを察する。翌日、東洋動画に出社したなつは、下山(川島明)、麻子(貫地谷しほり)、坂場(中川大志)から、短編映画の企画案を求められる。そこでなつは、十勝でヒントを得た企画について話し出す。やがて、なつが初めて原画を務める短編映画の制作が始まる。

 

久々の東洋動画メイン週。
そしてあの大物監督がモデルではないかと言われている神地の初登場週。
これ以上面白くなってどうするんだよ。

なつの原案で
坂場が方向性を提案し
神地がアイデアを出す。

麻子さん蚊帳の外状態。そして翌週にあんなことが……。

なつがコッペパンを食べるシーンが減ってカフェのシーンが増えたのも、金銭面で余裕が出てきている証拠だね。目まぐるしく時が進むので、そういう細かい変化を入れてくれるのはありがたい。

5分版でもしっかりと印象を残していくモモッチ。何度も言うけど好きです。

あと、90話ラストのダンス良かったね。5分版にも入れて欲しい。

 

<第16週『なつよ、恋の季節が来た』91~96話>

  • 風車に、なつ(広瀬すず)や坂場(中川大志)、雪次郎(山田裕貴)たちが集まる。その中心にいるのは北海道から上京している夕見子(福地桃子)。夕見子は恋愛観について語るが、なつにはまったく理解ができない。ある日なつが帰ると、夕美子から泰樹(草刈正雄)に似た風貌の男性を紹介される。この男性こそが夕見子と東京にやってきた高山だった。なつをはじめ亜矢美(山口智子)や咲太郎(岡田将生)は高山と会話をしようと試みるが警戒心が強く、打ち解けられない。東洋動画では、なつや麻子(貫地谷しほり)たちの描いた原画に演出担当の坂場(中川大志)は何度も描き直しの指示を命じ、周囲は坂場の進め方に疑問を持つ。そんな中、背景画を担当する陽平(犬飼貴丈)を訪ねたなつは、自分の知らなかった坂場と天陽(吉沢亮)のつながりを知らされる。

 

ついに夕見子メイン週。駆け落ちという謎のテーマをぶっ込み、あっさり片付ける謎脚本。

そして96話で青天の霹靂。麻子がいきなり「私、結婚するの」「学生の時に付き合っていた人からプロポーズされた」と爆弾発言。

そもそも彼氏居たのかよ! っていう。

天陽の結婚の時もそうだけど、何の伏線も張らず、しかも台詞だけで済ませるのはどうかと。

坂場のあれはプロポーズなのか? なつも返事しちゃったから確定なのか?

なつよ、本当に坂場でいいのか? なつよ、なつよ、なつよ………

 

それはそうと、↓坂場の後ろに居る男、誰だっけ?

 

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◎『なつぞら』第11~13週(78話まで)感想……天陽もあっさり結婚し、なつの結婚相手の選択肢がどんどん狭まっていくが、まさか坂場なのか!?


◎『なつぞら』第11~13週(78話まで)感想……天陽もあっさり結婚し、なつの結婚相手の選択肢がどんどん狭まっていくが、まさか坂場なのか!?

2019-07-05 10:27:24 | 思ったことそのまま

モモッチ役・伊原六花2nd写真集『sáu hoa』

三村茜役・渡辺麻友2nd写真集『知らないうちに』

 

 

朝ドラ『なつぞら』の感想記事を書かないまま3週分も溜まってしまったので、

小野さんと芋子さんにはお休みいただいて、当方が簡潔に感想を語ります。

本編はどんどん面白くなっていき、溜めずにほぼ毎日観ていますよマジで。

 

<第11週『なつよ、アニメーターは君だ』61~66話>

  • 東洋動画で働くなつ(広瀬すず)たちは、数万枚におよぶ動画を描き上げ「白蛇姫」を完成させた。なつが風車に帰ってくると、新婚旅行で東京を訪れていた照男(清原翔)と砂良(北乃きい)の姿が。思い出話に盛り上がっていると、咲太郎(岡田将生)も帰宅。なつの2人の兄が、初めて顔を合わせた夜だった。日が変わり、咲太郎(岡田将生)の劇団の公演が幕を開け、なつは雪次郎(山田裕貴)とともに観劇に訪れる。興奮の中舞台は終わり、2人は咲太郎の案内で、舞台の主演女優・亀山蘭子(鈴木杏樹)と面会した。その日以来、なつはアニメーターになるための練習に一層励み、一方で蘭子の演技に魅了された雪次郎は、舞台に通いつめるようになる・・・。

 

前回の記事で触れなかったが、第10週で照男と砂良がついに結婚。絶世の美女・北乃きいが普通に柴田家に居るという違和感。

山寺宏一と鈴木杏樹がアフレコするというのは現代なら実に豪華である。鈴木さんも声優かと思えるほど演技が上手い。というか映画1本に役者2人しか使わない(兼役が多い)というのも時代を感じさせる。

なつは3度目の正直で動画の試験に採用となり、無事アニメーターになりますた。第10週のパイニャンの一件で熱意を見せたのが契機になったね。

上記のあらすじには一切書かれていないが、なつが妹・千遥を再び偲ぶようになる。兄・咲太郎は千遥の現況を知っていて、それが残酷(行方不明や死亡など)だからなつに隠しているものと思っていたが、咲太郎も本当に知らないと判明し驚いた。そして新聞記者の幼馴染・信哉の捜索により、千遥が住んでいたという家の場所が明らかになる。なつと咲太郎は終戦記念日にその家に向かう(ここまでが第11週)。

うーん、5分でまとめられた動画だと細かい部分まで思い出せず、感想があまり書けない(というかあらすじ説明しているだけ)。

にしても第11週だけで半年近くも経過。最近、時間の経過が早い気がする。

 

 

<第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』67~72話>

  • なつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)は、生き別れになっている妹・千遥がいるはずの住所を訪ねる。部屋から出てきた若い女性の姿に息をのむ2人は、やっとの思いで声をかける。しかし、それは人違いだった。千遥の消息不明にショックを受けたなつは、咲太郎や亜矢美(山口智子)のなぐさめに対しても心を閉ざしてしまう。翌日、東洋動画に出社すると、仲(井浦新)や井戸原(小手伸也)、下山(川島明)ら、アニメーターたちが集まり、キャラクター検討会が行われている。そこでなつは、唯一仕上げたキャラクターを提出するが、そのキャラクターを巡ってなつと麻子(貫地谷しほり)の意見がぶつかる。一歩も引かない2人に対し、仲たちは、ある提案を行う・・・。

 

千遥は10年以上も前に家出していた。なつのショックは計り知れない。咲太郎の『千遥のために描け』という台詞に無理矢理感が。

新作アニメ『わんぱく牛若丸』のキャラクター検討会では、なつが先輩の麻子に堂々と意見をぶつける場面も。この現実世界ではなかなか起きない下克上感が観ていて爽快になる。なつよ、ガンガレ(小並感)。

なつは20歳になり、飲酒の描写もチラホラ。酔った(演技の)すずも良き。

69話(6/19放送)は必見。まさかの麒麟・川島が2番目にクレジットされた(はずの)回。彼演じる下山の台詞がとてもカッコイイです。もうなつと結婚しちゃえよ。だって天陽君は……(※第13週で衝撃の展開に)。

『牛若丸』の制作があっという間に佳境になり、カチンコ君こと演出助手・坂場一久の登場がなつに衝撃を与える。71話(6/21放送)も必見です。というかここんとこ毎話面白くて必見です。

一方で雪次郎が川村屋を辞めて役者になりたいと言い出す。そして第13週は雪次郎メイン週となる。

 

<第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』73~78話>

  • 光子(比嘉愛未)から、雪次郎(山田裕貴)が川村屋を辞めると聞いたなつ(広瀬すず)。芝居の道に進む決意を固めた雪次郎を必死に説得するが、咲太郎(岡田将生)からは、本人の意思を尊重すべきだと諭されてしまう。数日後、なつたちが住む風車に、小畑雪之助(安田顕)、とよ(高畑淳子)、妙子(仙道敦子)がやってきた。雪次郎が芝居の道を目指した背景に、咲太郎の影響があるはずと考える雪之助は、にらむように咲太郎を見つめる。その後、雪之助たちは雪次郎がいるアパートに押しかけた。雪次郎は家族に自分の夢を切々と語るが、抵抗むなしく、雪之助に川村屋へと強制的に連れ戻されてしまう。

 

またまた咲太郎がやってくれました。

一人っ子なのに家系を継がないという当時では有り得ないアンチテーゼをどう視聴者を納得させる展開にするか、制作陣は相当悩んだと思いますが、上手く落としてくれたとは思います。

階段から落ちそうになるなつを坂場が助ける意味深なシーン、5分版でもしっかり入れていましたね。これは結婚フラグ? いやまさかね……

と思っていた矢先、帯広の幼馴染・天陽が結婚するという突然の知らせ。なつが悲しみの表情を浮かべるシーンこそあるが、天陽の兄・陽平の口から語られるだけで、結婚までの経緯が一切描かれていないし、ちょっと尺が足り無すぎませんかねえ。結局そのまま1年経ってなつもあっさり元気を取り戻しているし(その元気になるまでの過程も欲しかった)。

そして信哉も帯広へ転勤。これで東京に残ったイケメンは陽平と坂場くらいになる。坂場……いやまさかねえ。

モモッチのダンスはお見事です。演じる伊原さんは広瀬さんをべた褒めしてくれるので好きです。

 

 

<総評>

ようやく放送が1クール経過し、折り返し地点に。

やはり時間の経過が早く感じる。これはなつがアニメーターとして有名になった後にも何かありそうだ。

唯一のモヤモヤである天陽の突然の結婚は、第14週以降で補足が欲しいところ。

最近知ったのだが、なつ以外の出演者にも実在のモデルが存在する(らしい)ということ。

まゆゆ演じる茜はまだ脇役程度の出演しか無いが、モデルがあの有名な人では? と言われているだけに、今後メイン回は確実にあるだろう。

坂場のモデルもあの大物ではないかと囁かれており、もしそれが事実なら今後が楽しみで仕方ない。

いや本当に面白いっす。途中からでも観なきゃ損ですよ。

過去の放送は『5分でなつぞら』がYouTubeにもUPされているので、そちらを参考にすれば途中からでも話についていけるかと思います。まだご覧になられていない方も是非。

 

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◎『アメトーーク! バラエティ観るの大好き芸人』感想……“非予定調和”“ライブ感”“下ネタ無し”で面白い番組になるはず

2019-06-01 02:01:04 | 思ったことそのまま

※今回は1200字に収めることは出来なかったので、『思ったことそのまま』カテゴリーにて執筆させていただきます。





 5月30日放送の『アメトーーク!』は異色の企画だった。出川哲朗や品川祐を始めとする8人のお笑い芸人を迎えて良く観るバラエティー番組の面白かった回について熱く語るというもの。しかもテレビ朝日のみならず他局の番組まで含めて語っていた。

 コーナーは2本立てで、前半が「良く観る番組発表(複数回答)と、その中から一番組を取り上げ面白かった回について語る」、後半が「俺の永久保存版」である。


 前半は8人の芸人のセンスが表れていた。個人的に「良いところを突いた」と思った人と、「一つしか語れないのにそこかよ」と突っ込みたくなる人に分かれていたので、まずは8人がどの番組をフィーチャーしたのかまとめてみる。



<1:出川哲朗『水曜日のダウンタウン』>

 出川は「おぼんこぼん解散ドッキリ」と「クロちゃんドッキリ」を高く評価。クロちゃんの流れで品川が「モンスターハウス」も取り上げていた。
 個人的にはこのパートが一番良かった。『水曜日』は現存するバラエティーの中でも数少ない“非予定調和”が面白さのカラクリになっている番組であり、あの出川が的確に解説できたのも番組に対する愛というか、本当に面白いと思っているからこそだろう。



<2:品川祐『ゴッドタン』>

 実は『ゴッドタン』を語る前に「深夜に移動してからお笑いではなく魂を研磨する番組になった」と『ロンドンハーツを高く評価していた。おそらく4月16日に放送された「狩野英孝とフルポン村上の仲裁企画」のことを言っているのだと思うが、確かにこの回は当方も、2人がリアルにぶつかり合う様子を見て「このライブ感は久々に観た」と思った。“ライブ感”という表現で伝わっているのか不安だが、昨今のバラエティー番組でそれを感じることはほぼ無くなったし、“ライブ感”も“非予定調和”と同様に番組を面白くする要素だと思っている。

 しかし、品川がフィーチャーしたのはロンハーではなく『ゴッドタン』の「西野をもう一度嫌いになろう」だった。お互いの尻の匂いを嗅ぎ合うという、要は下ネタだったのだ。あれだけオープニングで評論家気取りをしておいて下ネタに逃げてしまったのは誠に遺憾である。



<3:銀シャリ橋本『探偵!ナイトスクープ』>

「オナラでシャボン玉を出す」と「北海道を旅するオジサン」を取り上げた。後者は良かったが、前者はまたしても下ネタ。少なくとも当方は下ネタで笑いを獲ることは卑怯というか最終手段だと思っている。



<4:ロッチ中岡『全力!脱力タイムズ』>

 まさに“非予定調和”の真骨頂とも言える番組。なんやかんや4年以上も続いているのは昨今のフジテレビ23時枠では奇跡に近い。中岡は、ピース綾部に通訳の人を付けた回と、ロンブー淳がにゃんこスターのネタをやらされている途中に元カノのmisonoが乱入するシーンを高く評価していた。この選び方はセンスがあると思う。
 また、中岡から「この番組に出演する芸人は本当に事前情報無しで収録に臨んでいる」という証言を得られただけでも大きな収穫である。ヤラセ無しのライブ感を味わえる数少ない番組。



<5:ハナコ菊田『アメトーーク!』>

 この選択は禁断技だが、おそらく番組自身について熱く語った回(いわゆる「アメトーーク!大好き芸人」という形での放送)は無かったので、逆に新鮮に感じた。しかし、肝心のハナコのお気に入りは「相方大好き芸人」の「タカトシのロケ」という、少し的を外している感があった。むしろ出川の選んだ「(仮)バラシ芸人」のほうがセンスがあった。



<6:パンサー向井『くりぃむナンチャラ』>

 伝説の『くりぃむナントカ』の血を受け継いだ番組。「ラジオのノリに近い」という意外な評価をするも、向井が笑ったというシーンは「鈴木亮平選手権でのパンティ仮面相撲でポロリ」という、またしても下ネタだった。そこは残念。もっと他にあったはず。



<7:ずん飯尾『東野・岡村の旅猿』>

 うーん……申し訳ないが、あえてノーコメント。



<8:アンガールズ田中『相席食堂』>

 大ブレイク中の千鳥の番組。長州力の回を神回とし、そのロケ映像の一部も流れたが、当方には良さがイマイチ伝わらなかった。


===


 そして後半はいよいよ「俺の永久保存版」である。出川は『とんねるずのみなさんのおかげでした』『めちゃ×2イケてるッ!』のいずれも最終回、品川は『笑っていいとも!グランドフィナーレ』、飯尾は『内村プロデュース』の出川をモニタリングした回と『リンカーン』の説教先生(有吉編)、橋本も『めちゃイケ』だが初期(1997年)の「オファーシリーズ」における岡村がSMAPライブに乱入した回、中岡は『にけつッ!!』の中岡vsアンガ田中をそれぞれ取り上げた。


 ほとんど有名な伝説回で、特に『みなおか』『めちゃイケ』『いいとも』の最終回については多くの識者が既に語り尽くしているほどの伝説だが、3番組ともここ5年以内のフジテレビの番組であるというのは驚きである。近年は落ち目と言われているフジだが、長寿番組の最終回では必ず伝説を残す傾向にあるので、いずれ訪れるであろう『ネプリーグ』『VS嵐』『アンビリバボー』最終回に期待したい。特に『VS嵐』は2020年までの終焉が現実のものとなっているので、今から最終回の内容を考えて欲しいくらいである。



 というわけで『アメトーーク!』の企画としては久々に面白かった。個人的には『マツコ有吉かりそめ天国』『陸海空 こんなところでヤバいバル』『超人女子戦士ガリベンガーV』『松之丞カレンの反省だ!』など、他にもフィーチャーして欲しい番組はいくつかあったものの、あまりディープすぎる番組を取り上げるのも冒険になってしまうので、23時枠の地上波で語るのであれば、このくらいがベストなのかもしれない。

 

 

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◎自分のことをあまやかしたら全部みぬかれてしまうよ

2017-12-04 19:58:18 | 思ったことそのまま

というわけで前回まで3回にわたりお送りした『シャープ物語』(違)だが

まず補足から。

シャープはグロサリー部門としてはまだ8ヶ月ほどしか経験がない(レジ部門は地元のスーパーで12年→当店で1年経験あり。その後、今年4~5月あたりにグロサリーに異動)。

この大事な情報が抜け落ちていた。

8ヶ月にも関わらず勤務能力が高いから、当方は尊敬や憧れを抱いているのだ。

また、実際は39歳だったが、当方と同じくらいの若さだと思っていたからこそ、尚更すごいと思っていたのだ。

結婚していない可能性があると何度も書いてきたが、可能性というよりは希望的観測である。

(※敬称を外すと少し違和感が残るが、“27”の頃から敬称略で書いてきたので敬称略で統一する)

 

===

 

シャープが風邪をひいて、代わりに当方が休日を返上して出勤したのは昨日のことであった。

入社して早4ヶ月弱、当方は少しは役に立っていると思っていた。

部門マネージャーも「助かっている」「戦力になっている」と言ってくれた。

もう31歳、社会人10年目だし、コンビニで似たような(実際は似て非なるが)経験を5年半もしてきたのだ。

それくらいの評価をされて当然、されないと真のクズだと思いたかった。

 

それが今回の代役出勤で、気持ちが揺らいでしまった。

代役というのは、シャープと同等かそれ以上の仕事ぶりを発揮しないと、部門マネージャーの負担が増えることになる。

結果は散々だった。作業スピードや効率性、少し先輩なだけのシャープに及ばない。

だが最大の汚点は寝坊・遅刻したということ。

この会社に入社してからの無遅刻記録は僅か4ヶ月弱で途絶えた。

ただでさえ作業が遅くてその分マネージャーの負担が増えるというのに、1時間の遅刻により更に増やしてしまったのだ。

また、どの業界でも遅刻は信用を失いかねない(この人は必ず来てくれるという保証が無くなる)が、

特にスーパー業界は開店前が一番忙しいといっても過言ではないので、遅刻は致命的である。

普段は朝早くても普通に起きれていたから(4:30や5時起床は当たり前のように出来ていた)油断していたというのもあるが……

 

しかも代役出勤という、休む人と比べられる大事な日にのっけから痛恨のミス。

時々あるんだよな……深い眠りについて目覚まし時計が何度鳴っても気付かない日が。

何があっても仕事の日は目を覚まさなければならない。

対策を考えねば。


◎生きる希望

2017-10-24 06:19:49 | 思ったことそのまま

9月8日の記事で取り上げた「アイドルのファンで、癌を患い闘病生活を送っている22歳保育士」が、

10月20日の朝に永眠されました(享年23)。

ご冥福をお祈り申し上げます。

この件に関する詳細は、本当に知りたいという方のみ、ツイッターで「ポムポムまゆゆ」で検索して下さい。

109日間にも及ぶ闘病の記録が、リアルに赤裸々に綴られています。

 

===

 

ある日の朝礼で、社長がこんな話をした。

 

「当社には抗がん剤治療を受けているスタッフが3人居て、うち一人は余命を宣告されています。

その人に会うと、いつも癌とは思えないほどの笑顔で接してくれます。

先日は『いやー、何とか一年、生きましたよ』なんて笑いながら話していて、

逆にこっちが生きる希望をもらうんですよ」

 

 

 

例えば目の前に死にそうな人、あるいは死にたくてたまらない人が居たとして、

当方がその人に生きる希望を与えることは出来るだろうか。

「生きていれば良いこともある」と、胸を張って言えるだろうか。

31年半の人生で、それを一度でも証明できただろうか。

 

普通という名の幸福』を2回だけ書いたが、正直まだメッセージ性が弱いと思っている。

普通が幸せであるということを、どのように表現すれば

一人でも多くの人に伝わるのだろうか。


◎シンドイ季節を知ってるからかわらぬ笑顔を愛でる

2017-09-06 06:27:14 | 思ったことそのまま
給料には20時間分の見込み残業手当が含まれている。

それを超えた分に限り時間外手当として支給される。

しかし、ヤマトの労働時間問題に代表される昨今の日本の労働環境を改善しようとする風潮に伴い、

実際は残業を月20時間以内に抑えようとしてくれている。

一日平均一時間前後。これは前職に比べたら大いに嬉しい反面、作業のスピード向上や効率化が求められているということ。



前職は時間外手当一万固定である悪待遇を逆手にとり、作業が遅かったり時間を要しても気にせず残業しまくっていた。

疲れていたら作業スピードまで意識したくないし、焦るとミスに繋がりやすくなる。



そんなことが今は出来なくなるということだ。

作業スピードと効率化を、今まで以上に考えていかねばならない。

◎借り物の偉人達の言葉をまるで自分の物のように得意げに話す人を嘲笑う

2017-09-04 23:37:34 | 思ったことそのまま
9月1日金曜、2時間40分の残業により、終業時の時計は18時40分を回っていた。

7時から18時40分までの勤務である。

残業の理由は当方の作業スピードの遅さにある。



しかし、レジを覗くと、

当方より1時間遅く出社しただけの女性スタッフ(たぶん学生)がまだ残業していた。

レジスタッフのシフトは把握していないが、
休憩を挟んだ実働8時間勤務だとしても、
1時間40分以上(たぶん最終的には2時間~2時間半になったのではないか)の残業をしたことになる。

同じ残業でも当方とは違い人員不足による残業に過ぎない。
当方は早く作業を出来れば残業せずに済んだが、
レジ打ちはどんなに早く作業をしても終わりが見えてこない。
これはとても辛い。残業の中でもとても辛い部類に入るだろう。



そして当方はグロサリー部門担当になったが故に、
そのレジ打ちを教えてもらうことはしばらく無いのだという。
レジを率先してやりたいわけではないが、レジを手伝えないもどかしさは残る。



社員・スタッフの誰もがレジ打ちをしていたCVSとは勝手が違う。
CVSのようにあらゆる作業を広く浅くこなすのではなく、
限られた作業に集中することで専門知識を深めるのがスーパーの業界だ。

どちらが良くて将来性があるのかは一概には選べない。
どちらが合うのかも人によるだろう。


ただ当方は、そんな広く浅くのCVSで中途半端な知識とスキルしか得られなかった以上、
今はスーパーを信じて頑張っていくしかないのだ。

◎いつもためらう道 一歩踏み出してみよう

2017-09-02 02:02:20 | 思ったことそのまま
2017年8月14日、スーパーマーケット業界に転職した。

5年4ヶ月ぶりに職を変えるというのは、とても勇気の要ることだった。

それでも結果的に当方にとって、今回の転職は必要不可欠なイベントだった。

もしこのままコンビニエンスストア業界で店長代理として居座っていたら、
自分を見失ったまま歳だけを取ってしまっているところだった。

立場上、アルバイトスタッフに注意喚起することが多くなり、
いつしか、自分もそんなに大したことない人間であることを忘れてしまっていた。

転職活動の過程で、それを思い出すことが出来た。



最終面接では結果的にはその場で採用を決めていただいたが、
その際、社長は当方を採用するか否か、長い時間をかけて迷っていた。



どこかで社長は言った。

「10年無駄にしたんだからね」



以後、その言葉が当方を何度も苦しめ、悩ませた。



10年前は大学4年、就職活動をしては落ち続けていた日々。

そこからの10年間を否定されたのは流石に初めてだった。





そのうちの半分、5年以上ものCVS業界での経験は、少しは活かせる部分もあった。

しかし、根本においてはあまり意味の無い経歴だった。





現状の課題点は2つ。

1.作業スピードの向上と、

2.人間関係への配慮だ。



どちらも前職でクリアすべき課題だった。



1については、朝7時に出勤し、10時に開店するまでにひたすら納品された商品の品出しをする。

その量がCVS業界とは比較にならないほど多い。

商品の名前と場所を覚え、常に手を早く動かすことを心がけないと開店までに作業を終わらせることが出来ない。

今日はある作業に時間を要し、2時間40分の残業をしてしまった



続いて2だが、所属店舗だけで60人以上もの社員・アルバイトスタッフが関わっている。

自分の所属する部門だけでも10人前後。

そのすべてと良好な関係を築かなければならない。

そして今日も、あんなことが……



明日、謝ろう。

◎SNS全盛期の今、ブログに存在意義はあるのか

2017-01-04 06:20:44 | 思ったことそのまま
※当方の駄文よりも、識者の意見を読んだほうが有意義かもしれないよ!

デマこい!『ブログは世界を救えるか?』



あけましておめでとうございます。



やはりというか、またかよというか、更新が滞ってしまった……

10年以上前から、当方は三行以内のちょっとした言いたいことは2chに書いている。読者からの反応(レス)を期待しているからだ。
時には反論されることもあるが、そういう見方もあるのかと思ったり、自分の考えの間違いに気付くこともある。

近年ではTwitterのほうが盛んになっているだろう。

LINEも当たり前になってきた。



そんなSNS全盛期の中で、ほぼ一方的に発信するしかない「ブログ」に、存在意義はあるのか。

それは考えるまでも無く、短文や他人の意見の引用・拡散(リツイート)ならTwitter、長文や画像を複数載せる場合はブログという棲み分けが今でも出来ているので、存在意義はあるはずなのである。

しかし、例えば芸能人だと、Twitterのみでブログをやっていない人が増えてきた。
ブログを併用していても、更新頻度が少ないとか。
それは何故なのか。
長文で言いたいことは無いのか
(2chで短文ばかり書いている当方が言うことでもないが)。



当方は2016年、主に映画作品のレビューを書いている個人ブログと出会った。

物語る亀

会話形式とはいえ、ここまで明確な意見と読み手を納得させるだけの理由をちゃんと説明できている文章にはただただ脱帽するばかりである。それが自分の観た映画を褒めてくれている時なら更に読んでいてスカッとする。

コメントの数も多いわけではなく、ほぼほぼ一方的に意見を発信しているだけであるが、
当方のようにレビューを検索してたまたま見つけ、感銘を受ける人も少なからずいるのだ。



やはり、ブログは書くべきである。

当方も2017年はもっと頑張りたい。