ふるやの森

地球文明の再生に向かう
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【転載】【IWJブログ】山本太郎参議院議員に直撃取材!

2013-11-03 18:01:09 | 脱原発!国民の生活が第一!
 Japanese lawmaker Taro Yamamoto (3rd L) hands a letter to Emperor Akihito (front C), while Empress Michiko (R) looks on, during the annual autumn garden party at the Akasaka Palace imperial garden in Tokyo October 31, 2013. REUTERS-Kazuhiro Nogi-Pool
 
 
10月31日、秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した山本太郎参議院議員の行動が大きな波紋を呼んでいる。
 
 手紙の内容は、福島第一原発事故によって子どもたちの健康被害が拡大している現状を伝えるもので、その心情に理解を示し、共感を寄せる人々も少なくない一方、政界では非難の声があがり、処分も検討されている。参院議院運営委員会は11月1日に理事会を開き、「国会議員として品位に欠ける行為」との認識で各党が一致した。マスコミも連日、この話題を取り上げ、各国の海外メディアも報じるなど、国内外から注目が集まっている。 

 山本太郎議員の行動に対する批判は、品位を欠く「ルール違反」である、というレベルにとどまらず、議員辞職を求める声や、ネット上では直接的な危害を加えることを匂わす言説もあらわれている。

 園遊会の件で街宣を控えることにしていた山本太郎議員だが、本日(11月2日)葛飾区議会選挙に立候補しているみずま雪絵候補の応援のため、演説を行った。現場では右翼の街宣車の接近を警備の警官が阻むなど、騒然とした状態になったという。

 その後、京都へ移動した山本太郎議員を狙って右翼が襲撃するという情報も、一時流れた。(田中龍作ジャーナル、11月2日【URL】http://tanakaryusaku.jp/2013/11/0008147

 山本太郎議員の身を案じる声がネットやツイッター上でも、私のもとにも寄せられたので、急遽御本人と連絡をとった。

 8時半過ぎ、山本太郎議員本人に電話がつながった。以下はそのやりとりのあらましである。

 ――7時から京都で演説を行うそうですが、その場に右翼が襲撃をするなどという話も出ています。心配の声があがっていますが、大丈夫ですか?
 
 「大丈夫です、今のところは。今、京都の会場ですが、屋外での街宣ではなくて、お店の中、クローズドな場所でのトークなんです。お誕生日会も兼ねた、半ばプライベートな会です。今、前半話し終えたところですが、これから後半、また話します。

 昼間の葛飾区の街宣にも右翼の方が来られていて、警察の方々が50人くらいで警備されていました。『お騒がせして、すみません』と話しましたが、天皇陛下にお渡ししたお手紙の内容などは演説では話していません。

 こちらの京都の会場にも、何人か右翼の方が来られましたが、やはり警察が厳重に警備しているので近づけなかったようです。ただ、このイベントのあと、会場を出るときには気をつけなくてはいけないですね」

 ――安否確認できて何よりです。天皇陛下に手紙を手渡したことで、非常に大きな波紋を呼んでいますが。

 「こんな大事になるとは想像していませんでした。

 被曝が拡がっている現状への焦りから、思い余ってやったことです。請願のルールについては知りませんでした。今でも請願ではなく、現状をお伝えするお手紙のつもりです。

 ただ、あまりにも思考と行動が直結しすぎていて、子供のようなふるまいだったかもしれません。思慮深さが足りなかったと反省しています」

 ――反省点とは?

 「第一に思い余ってしまって、こんな騒ぎになるとも思わずお手紙を直接、差し上げたこと。内閣に届けるべきだったそうです。知らなかった、ルールをわかっていませんでした。

 僕は何かのお願いをしようと思ったわけではありません。政治に介入する権限のない方だとわかっておりましたので、政治利用する気なども毛頭ありません。ただ、現状をお伝えしたかったのです。

 陛下は聡明な方ですので、現状をご存知だと思いましたが、僕は現場の作業員の方々や、下請け会社の社長さんなどからも直接話しを聞いています。そうした現場の声をお伝えしたかった、その一心でした。

 もう一点の反省点は、マスコミが現状から目をそらすための格好のネタを自ら提供してしまったこと。これは僕の失敗だったと思います」

 ――手紙の内容は公開しているんですか? 一部で内容が放送されていますが。

 「公開していません。マスコミの取材は、直後に囲みの取材を受けただけで、以後正式なインタビューなどは受けていません。手紙の内容は、その囲みのときに話したことなどが報じられているのだと思います。

 書いたことは、被曝により子どもたちの健康被害が拡がっていること、現場の作業員たちがいかに非人道的な過酷な環境下で作業しているかということ、そして特定秘密保護法が制定されたら、こうした現状も隠されてしまう怖れがあることなどです」

 ――特定秘密保護法のくだりは、ほとんど報じられていませんね。

 「そうですね。5日に参議院議院運営委員会で再協議が行われ、お沙汰が決まるそうです。その日、僕は初めて委員会で質問に立つことになっています。それまで街宣も基本的に控えており、そうやって国民に伝える行動を制約されてしまうのが何よりつらい。5日のお沙汰が出て、質問が終わってから、またお話したいと思います」

(岩上安身)



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