ふるやの森

地球文明の再生に向かう
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TPPをめぐる政界の激動をどう読むか

2012-11-11 17:32:42 | 脱原発!国民の生活が第一!

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野田佳彦首相が、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の交渉参加を表明したうえで、「年内解散」に踏み切る方向で調整に入ったことを受け、民主党内が激震している。党内にはTPP反対派も多く、輿石東幹事長は「そんなことで解散はさせない」「今解散したら、50、60人しか残らない」と断固阻止する構え。一部では「離党予備軍は30人はいる」という情報まで広まっている。

 「驚きましたね。びっくりした」

 9日、官邸で開かれた民主党の参院各委員長との昼食会。同日の読売新聞朝刊が1面トップで「首相、TPP参加で年内解散」と報じたことが話題に上り、野田首相はこうけむに巻いた。

 出席者からは「党を割るようなことをしてはいけない」と、慎重対応を求める声も出たというが、野田首相が次期衆院選の切り札に「TPP参加」を考えているのは間違いない。

 もともと、野田首相はTPPに前向きだったうえ、宿敵・自民党は慎重姿勢のため対立軸になる。第3極結集を急ぐ大阪市の橋下徹市長率いる「日本維新の会」と、石原慎太郎前東京都知事が立ち上げる石原新党では意見が割れており、クサビを打ち込めるからだ。

 すでに、衆院選マニフェスト(政権公約)にTPPをどう盛り込むか、党内に検討を指示しており、「野田首相は(敵の目を欺いて吉良邸討ち入りを成功させた)大石内蔵助を演じている」という側近談を報じるメディアもある。

 これに対し、民主党内のTPP反対派は動き始めた。

 「TPPを慎重に考える会」会長の山田正彦元農水相は「一部経済界や米国の言いなりになっては選挙ができない」と反発。9日、国会内で輿石氏と会い、改めてTPP反対を申し入れた。メンバーからは「交渉参加を表明するなら、野田首相に即時退陣を迫るべきだ」との声も噴き出した。

 同会には「国民の生活が第一」を立ち上げた小沢一郎代表に近い議員も多く、「離党予備軍は30人はいる。野田首相がTPP参加を表明すれば、離党者は10人以上出る」と息巻く議員もいる。

 輿石氏は、山田氏との会談で「そんなこと(=TPP)で解散はさせない」と明言。衆院であと6人が離党すると与党過半数割れになるため、離党者を出さずに、年明け以降に解散を先送りするのが持論だ。

 仮に、野田首相がTPP交渉参加を争点に、年内解散に踏み切ろうとした場合、「輿石氏が最大の関門となる」(首相周辺)との見方が根強い。

 野田首相と輿石氏の、最終戦争が勃発するのか。

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野田首相“TPP解散”なら民主30人集団離党も! 輿石幹事長は断固阻止(ZakZak)

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 東アジア首脳会議(サミット)を前に、野田佳彦首相のTPP交渉参加表明を阻止するため、超党派の国会議員が15日に東京都内で緊急集会を開く。同サミット期間中の日米首脳会談などで参加表明の懸念が高まる中、断固反対の決議を採択し、政府に申し入れる。
 
 緊急集会は、東京・永田町の憲政記念館で午前11時30分から開く。民主党「TPPを慎重に考える会」の山田正彦会長、自民党総合農政・貿易調査会の加藤紘一会長をはじめ、与野党14会派の代表らが呼び掛け人となる。生産者や消費者団体、影響を受ける業界団体などにも参加を求め、国民集会とする考えだ。
 
 18日からカンボジアで開かれる同サミットの一連の会合には野田首相と、再選を決めたオバマ米大統領が共に出席。日米首脳会談も予想され、日本のTPP交渉参加を表明する懸念が高まっている。直前の緊急集会で危機感を共有し、断固反対する決議を採択。政府に懸念を申し入れる。
 
 こうした超党派の議員集会は4回目。最近では今年9月、アジア太平洋経済協力会議(APEC)や国連総会での参加表明阻止のために開き、反対決議と政府への申し入れを行った。
 
 同日は、JA全中と全国農政連も1000人規模の「TPP交渉参加断固阻止・基本農政確立対策全国集会」を東京都内で開く。
 
 超党派による緊急集会の、この他の呼び掛け人は次の各氏。

 鈴木克昌(国民の生活が第一)石田祝稔(公明)紙智子(共産)福島瑞穂(社民)内山晃(新党きづな)平山泰朗(国民新)鈴木宗男(新党大地・真民主)舟山康江(みどりの風)平沼赳夫(たちあがれ日本)小林興起(減税日本)荒井広幸(新党改革)田中康夫(新党日本)亀井静香(無所属)

(引用終)

(引用者)来年1月までは気が抜けない。できれば前回より多くの国会議員の参加を望む。

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『超党派が緊急集会 15日、東京で反対決議』|日本農業新聞11日

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日本維新の会代表の橋下徹大阪市長は10日、野田佳彦首相が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉への参加を次期衆院選の民主党マニフェストに盛り込む意向を表明したことについて、「素晴らしいことだと思う」と評価し、「野田首相も政界再編を考えながら、政策で政治家が集まるセンターピン(核)を探っているのではないか。野田首相の意見には賛成だ」と話した。全国遊説で訪れた広島市で記者団に述べた。【平野光芳】

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橋下氏:TPP公約化「素晴らしい」(毎日jp)

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亀井静香元金融担当大臣は、反原発などを旗印に掲げ、今月中にも新党を立ち上げる考えを明らかにしました。

亀井静香元金融担当大臣:「従来の政党の所属とか枠組みとか関係なしに、それに結集していけば良いんです。それは、石原さんや橋下さんがいっている、そういう迂遠(うえん)なことではだめなんです。私も今から寝ているわけにはいかないので、傘張り浪人で長屋で寝ているわけにはいかないので、やりを持って立ち上がっていく」
 

亀井氏は、消費税引き上げ反対や反原発、そしてTPP=環太平洋経済連携協定の交渉への参加反対を柱として、今月中にも新党を立ち上げたい考えです。新党には、民主党をはじめ与野党の現職国会議員数人が参加する見通しです。ただ、石原新党や日本維新の会との連携には否定的です。

また、亀井氏は、石原新党がみんなの党や日本維新の会との連携を目指していることについて、「談合みたいなことをしてはいけない。政党や人をおもちゃにするものではない」と厳しく批判しました。

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反原発を旗印に“亀井新党”今月中にも立ち上げへ



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