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ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

名ヴォーカリスト、トニー・ミルズ!闘病中だが新作作り上げる!。よし、SHYも聴こう! - TELEPHONE

2019-07-13 15:35:15 | メロディアスハード

SHY - TELEPHONE(1987発表作品)

ちょっと前に、ブラジルの名ヴォーカル、アンドレ・マトスのことをとりあげましたが、

最近、またも辛い情報を入手したので、このバンドを今回取り上げます。

SHY(シャイ)のヴォーカルで有名な、トニー・ミルズが末期がんの中、新作のソロアルバム「BEYOND THE LAW」を発表しました。

何ともすさまじい話です。あのクイーンのフレディ・マーキュリーもエイズと戦いながら、スタジオ・レコーディングをしていたという話がありますが、やはり辛い話です。トニーにとって、これが最後の作品となるという情報もあります。

SHYとはイギリスのメロディアス・ハード・ロックバンドで、1980年代に活躍したバンドです(結果的には21世紀までバンドは存続。リーダーのスティーブ・ハリスというギタリストが脳腫瘍で2011年に死去したためバンド活動は停止。スティーブも早過ぎる他界でした。)。

その時のヴォーカルがトニーなのです。

ちなみに、トニーは1990年にバンドを脱退したあと、1999年に再加入、2006年に再脱退しています。

SHYはハードロック&メタルファンならご存知の方が多いでしょうが、ヒット作がないために、ヒットチャート主義の洋楽ファンは知らないかもしれません。

でも、ポップなサウンドとハイトーン・ヴォーカルは一般の洋楽ファンの耳にも耐えられるだけのものがあると思います。

興味を持った方はSHYを聴いてみてください。

そして、トニー・ミルズというヴォーカリストの生きざまに触れてみていただけたら、幸いです。

動画の「テレフォン」は1987発表の曲ですが、2013年のスティーブ・ハリス追悼コンサート時に撮影されたようです。

 

Shy - Skydiving

これは21世紀になってから発表された曲です。まるでジャーニーみたいです。ジャーニーのファンに聴かせたい。


Tony Mills - Beyond The Law

2019年発表の6枚目のソロ作品からのリーダートラックです。闘病中とは思えない歌唱です。

 

Shy - Telephone

この曲のスタジオ作品もアップします。メンバーが若い!トニーの凄まじいハイトーンが聴きどころ。亡きスティーブ・ハリスのギター・ソロも実にセンスがいい。名ギタリストだったんですね。



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Led Zeppelin 結成の少し前を検証する。ヤードバーズとは?Tinker, Tailor, Soldier, Sailor (Original Stereo)

2019-07-06 17:10:14 | ブリティッシュロック

Tinker, Tailor, Soldier, Sailor (Original Stereo)

レッド・ツェッペリンは偉大なバンドです。

私のブログのタイトルに入っている「クラシック・ロック」という言葉から連想するバンドの中でも、一二を争うほどの人気バンドで、ゼップ大好き!という私よりかなり若い世代の人間が大勢います。

そこでです。ゼップのリーダーであり、企画者的存在であったジミー・ペイジが所属していたヤードバーズをどれだけのゼップファンが知っているんだろう?と考えてしまう時があります。

そして、ゼップのファースト・アルバムを絶賛するファンが、ジミーのその前の作品であるヤードバーズのラスト・アルバム「リトル・ゲームス」を聴いた事があるか?と質問した時に、「もちろん、聴きました。」と答えるだろうか?と気になってしまいます。

おそらく、聴いたことはないでしょうね。まあ、聴かなくてもいいです。音楽的にあまりにも差があるから・・・。

聴いても、つまんないと思います。

この動画の曲を聴いてもらえばわかるんですけど、イントロだけ聴くと後の「The song remain the same」に似ているかな?やっぱりジミー・ペイジだ!と思うけど、ヴォーカルが入った途端、60年代の平凡なビートバンドになってしまうんです。ゼップのような、魔法は一切ありません。あまりにも平凡。

このアルバムにはゼップになってからも演奏するシタール風の名曲「ホワイト・サマー」がはいっているため、そこはファンとしては押さえておきたいところでしょうけど、やっぱり、ほとんどの曲が70年代初期風の言い方をすれば、「ニューロックではない。」ということになります。(あ、若い人のために説明すると70年代初めのころは、突然出てきたハードロックやプログレッシブ・ロックのような革新的なロックを「ニューロック」と呼び、60年代のシングルで勝負するようなヒットチャート向けのロックと区別してたんですね。)

このアルバムを作っていたときに、ジミー・ペイジの頭の中にはゼップの構想があったと思います。メンバーの演奏力量、特に、ヴォーカルのキース・レルフの素人っぽい歌ではもう満足できないという葛藤があったと思います。

で、何を言いたいかというと、この作品を冷静に分析すると、60年代後半、具体的には67年ごろに、ミュージシャンの能力・技術が飛躍的に向上しはじめたってことなんです。

同じミュージシャンでも歌唱力、個性、演奏力が段違い桁違いに違う人が現れたのがこの時期だったんですね。

ヤードバーズのジミー以外のメンバーは新時代のミュージシャンの力量とは実力がかけ離れてたんです。もちろん、プロだし、イギリスのロック界をけん引してきたバンドでしたけど、新時代のバンドのメンバーにはなれなかった。それがわかってしまいます。哀しいかな、その現実を知ることができるのがこの「リトル・ゲームス」というアルバムなんです。

ロックの歴史の転換期を知るという意味で、「リトル・ゲームス」を聴く意味はあります。

 

 

コメント (4)
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