なぜか私は1980年代型のメロディのあるハード・ロックが好きなんですよね。
アメリカでは死に絶えているこうしたタイプのロック・バンドがなぜか北欧ではすごく盛んで、インターネットの力で、世界的に薄く広くマニア向けに存在意義を示しています。
日本でもファンが多いです(どちらかというと40代・50代以上ですけど)。
この手のトップランナーは以前私がご紹介したスウェーデンの「エクリプス」なんですが、いろいろなバンドがいるので、機会あるごとに紹介したいと思います。
今回はフィンランドのテンプル・ボールズ。
エクリプスほど知名度はないものの、ポテンシャルは高いと思います。
2009年に結成され、昨年発表された作品で4作目。
フロント・マンはArde Teronen – Vocals で、張りのある声質が見事にこのジャンルにはまっています。見た目もロングヘアで、まさに80年代風。
プロデュースはH.E.A.TやCROWNEで活躍するヨナ・ティー 。
最初にご紹介するのは6曲目のこの曲 "Strike Like A Cobra"。
ポジティブなメロディ展開で、フックがあり、スカッとする曲です。
Temple Balls - "Strike Like A Cobra" - Official Music Video
8曲目のこの曲はギターのリフがスカッとします。
切れがいいリフですね。
メロディも起承転結のあるわかりやすい展開で、気持ちいい。
ギター・ソロはけっこう来てます。意外に上手い。
Northern Lion
もう一曲紹介します。2曲目の "Trap" です。
この曲は演奏シーンがあるので、バンドを理解しやすいですね。
やっぱり、リフの作り方がいい。
ツインギターのハモリにもはまりますね。
これは好物です。
でも、アメリカの80年代のロックの焼き直しではないんですね。
ラットやモトリー、ドッケン、ボン・ジョビに似て非なりです。
やはり、北欧特有のマイナーなメロディが多用されていて、その辺はJポップというかアニソンのメロディ展開などと共通するものがありそうです。
だから、日本でもファンが多いのではないかと。
Temple Balls - "Trap" - Official Music Video