King Crimson - Larks' Tongues In Aspic, Part Two - 1973
そろそろエイジアかな?と思った人、残念でした。
エイジアにすると、喜ぶ人もいますが、
苦虫をつぶした顔になる人も多いのです。
多くのクリムゾンファンにとっては、受け入れがたいバンド、作品なのですね。
エイジア以降にロックを聴き始めた人には理解できないとは思いますが、
クリムゾンファンにとって、
クリムゾンは一種の宗教というか哲学であったわけで、一般大衆に聴いてもらっては困るようなところがあったわけです。そのクリムゾンのメンバーで、一旦はUKにおいて本格的プログレを再興させようとしたジョンがポップなバンドをスタートさせてしまったことは理解に苦しむというわけです。
とはいっても、エイジアはとりあげます。私はポップな音楽も好きなんです。
その前に、今回はクリムゾンです。
名曲「太陽と戦慄パート2」です。
この作品は鳥肌が立ちますね。
この時期のクリムゾンは本当にかっこいい!まさにプログレの帝王でした。
ロックなのに、クールなフリージャズの匂いがする。
エンディングのかっこよさはなんともいえません。
ちょっと地味すぎた「アイランド」「アースバウンド」の後だったので、このアルバムの衝撃は大きかったと思います。
アルバム「太陽と戦慄」は尋常じゃない緊張感があって、ロバートフィリップ好みだと思います。こうした緊張感好きがあの「ディシプリン」を生み出すのでしょう。