KFCブログ~Growing old is not shame~

格闘芸術家集団KFCブログ、満を持して復活です。
明るく楽しく真剣に格闘技に取り組む社会人の格闘倶楽部です。

KFC定例ボランティア活動第3弾         『護身術体験教室』のご報告

2006-09-09 22:32:45 | スポーツ

本日、ついにKFC定例ボランティア活動第3弾・『護身術体験教室』(http://cgi.city.yokohama.jp/shimin/chikucenter/center.php?d=c04400#moyoosi)を開催いたしました。門下のユージローと共に、一時間前(12時半)に横浜市神の木地区センターに到着。伍井副館長、秦副館長にご挨拶。その後、会場入りして準備。きれいでとても立派な施設にユージローも驚いていました。そして、13時半のスタートまで二人でリハーサルをしていると、元気な男の子達や女の子達が集まり始め、周りを走り回って遊びだす中、私とユージローはかなり緊張気味。(笑)そして13時半になると、男の子、女の子、そしてお母さん方が多数集まってきてくださり、いよいよ緊張の初講師スタートとなりました。以下本日の実施内容です。

【講義内容】

13:30~14:20/①柔術基礎(手や胸倉を掴まれた時の逃げ方、撃退のための逆関節技) 

10分休憩

14:30~15:20/②打撃基礎(構え方、拳の握り方、左右ストレート、よけ方、前蹴、肘打ち、膝蹴り)

デモストレーション(ミット打ち披露)

15:30終了

以上のような内容で2時間行いました。子供や女性に対し、どうやったら格闘技というものを少しでも伝えることができるだろうと、タイ遠征中に悩みながらメニューを必死に考えた甲斐があり、今回の『護身術体験教室』はとても盛況で、時間が足りなくなるほど子供達からお母さん達まで夢中になって真剣に取り組んでいただき、面白かった、是非また開催してもらいたいとのありがたいお声を多数いただきました。今回限られた時間の中、格闘技のほんのさわりすら伝えられなかったかも知れません。しかし、みんながこんなにも一生懸命、目を輝かせながら楽しく真剣に取り組む姿に私は心打たれ、なんとか伝えよう伝えようと何度も繰り返し必死で教えました。そして講義の最初と最後に私は言いました。「子供や女性が少し格闘技を覚えたからと言って、決して大の男に立ち向かおうとはしないでください。護身の基本は『危険から逃げること』です。とにかくまず危険を避けること、そして危険から逃げることを考えてください。ただ、どうしょうもなくなった時、最後の手段として今日私がお伝えする格闘技が少しでもお役に立てばと思います。」これが私の偽らざる本音であり、今回の教室開催にあたって、格闘界の諸先輩方、先生方から必ず伝えてくれと重ね重ね言われたことです。『まず逃げる』、これに勝る護身の術はありません。そうした前提の上で、昨今急激に治安の悪くなってきた日本において、『自分の身を守る』という意識を個々人が持つということはとても大切なことだと思います。そして弱者が暴力に立ち向かうため、偉大な先人達が連綿と研鑚に研鑚を重ねて編み出されたまさに『格闘芸術』ともいうべきあまたの武術の技法を、本日受講していただいた皆さんに興味を持って体験いただけたこと、未熟な講師でありましたが、この上なく嬉しく思います。この講義を通じて、私の方が逆に皆様方からいろいろなことを教えていただきました。このような貴重な機会を下さった横浜市の関係の皆様、今日お集まりくださった皆様、本当に本当にありがとうございました。m( _ _ )mそしてみんなの見本として何度も痛い思いをさせてしまった(笑)アシスタントのユージロー、ありがとう。来週蒲田辺りで一杯おごるね♪。以上、KFCボランティア活動第3弾は無事終了いたしました。(本日の画像は横浜市から許可が下り次第、ご紹介させていただきます。)