新旧にかかわらずMacのデスクトップマシンはその筐体の内側に金属製のシールドが張り巡らされている。ボクの知る限りLC3や2CiからMac miniに至るまで、これだけは変化がない。カラクラをバラすときこのシールドを剥がすことが必須なのだが、えらい手こずった記憶がある。ロジックボード周囲には必ず金属板があった。
ところがTAMにはそれがない。マザボの周囲にあるものといえばおびただしい量のフラットケーブルと絶縁用のシートだけだ。(もちろん液晶パネル背面にはシールドが施されていたが。)TAMをバラしているときミョーなことに気づいた。ベースユニットからくるあの太いケーブル。外周は綾織りのシールド線なワケだが、アースとして直接ボディにネジ止めされているのだ。
なんでプラスチックにアースしてんだよ意味ねぇなぁ。と思って一応ボディにテスタをあててみると・・・通電する!TAMはボディそのものがシールド構造なのだ。今までの謎が一気に解けた。オリジナルの液晶背面に金属板が貼り付けてあった理由(そこだけボディが開いているわけだ)やAirMacの感度がバックパネルを閉じると急激に悪くなる理由(だから外付けにするしかない)。実はTAMが高価だったのはこのボディの値段じゃないのか?と思ってしまった。いずれにしてもTAM改造においてアーシングはボード類が適切にネジ止めされていればそれだけで完了するので躍起になる必要はないようだ。それを知らないで作った1号機はアース用の配線がコテコテだ・・あとではずそっと。
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TAM製作記かんどーです。
通電びっくりですよね。
で、通電するのは塗装(スパッタ?)のせいみたいですね。ボディはただの樹脂のようです。
(削った断面にテスターあてても反応なし)