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女子栄養大学

2009年02月16日 | 調理・料理
埼玉県坂戸市の女子栄養大学。創設者は香川綾、その伝記を読むと
 明治や大正の時代には、料理は誰にでも作れるものではありませんでした。しょうゆや塩の加減は「料理人の勘」、火を通す時間は「料理人の経験」、さらに味の決め手は「隠し味」や「愛情」でと、すべてがこの調子。現代のレシピでは当たり前の「塩小さじ2分の1」や「煮込み時間20分」といった表現はなく、「ほどほどに」や「火が通ったら」などの表現が使われていました。これでは料理の初心者が、経験豊富な料理人と同じような、おいしくて健康的な料理を作るのは無理な話です。
 それを、素材や調味料を計って数量化し、料理の手順をわかりやすく文章にして、誰もができるようなレシピを初めて作りあげたのが香川綾だったのです。計量カップと計量スプーンはそのために必要な道具だったのです。
とある。あ、これだ。計量カップや計量スプーンを使うことを啓蒙したのが香川綾だったらしい。

私はブログで何度か「カップやスプーンなど不正確な計量では料理の再現性が乏しい。キッチンスケールを使うと正確」みたいなことを書いていたが、昔はもっと不正確だったというわけだ。時代が変わって、器具の精度が変わったために主張がまるで正反対になっているが、正確に計測して誰でも同じおいしい料理を作りたい、というココロは香川綾も私も同じである(文中敬称略)。

大学シリーズの一環。過去に同志社大学上智大学がある。

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