南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

泡の様に消えた長崎県民の税金

2008-10-12 21:33:59 | Weblog
アメリカ発の世界同時株安でへたすれば世界恐慌になりかねない気配であるが、我々長崎県民は自分ところの事件にも注意しとかないといけない。
地元のテレビ局や新聞では一応報道はされたが、意外と多くの県民は何にも知らないでいる。
長崎県知事が先頭に立ってベンチャー支援だとか言って県民の大事な税金を「バイオラボ」という馬鹿みたいな会社に突っ込んでしまっていたのだ。
何の将来性もないようなわけのわからない会社に1億円もの金をあたかも自分の金のようにつぎ込んで、必要もないのに5億円以上も本社ビルを買ったり、中国にまで6億円もの設備投資してそれもなーんも稼動もしないで挙句の果ては経営破綻だって。
途中でこの会社危ないってうすうす気がついたにもかかわらず、県の広報誌で大本営発表まがいの宣伝するもんだからそれに騙された県内企業まで巻き添えを食らわせられた形になった。
ただでさえ財政難の長崎県の大事な大事な血税は馬鹿みたいなことで簡単に吹っ飛ばされてしまったのに誰も文句さえ言えないでいる。

10月7日の長崎くんちの初日の諏訪神社の奉納踊りの主賓席で、何もなかったような顔でおくんちを楽しむ知事の姿がテレビに流れたが、「そんなことしてる場合かよ!」って県議会議員さんも言ってあげるべきだ。
たぶん議会でも責任は追及されるのだろうけど、消えた税金は戻ってくることはない。
バイオラボに請求しないというのなら「じゃあ、あんたが資産投げ打ってでも返還しろよ」と長崎県民はたぶん思っている。
記者会見での知事のコメント「ベンチャー企業への投資はやってはいけないのかなと思う」だって。
福田元総理大臣じゃないけど絵に描いたような無責任ぶりである。
長崎もこれじゃどうにもならないね。




若者言葉はまじやばい

2008-10-12 02:38:50 | Weblog
レストランで隣の席から若い子の声が聞こえてきた。
「このハンバーグまじやばい!」
その子の目の前に座っていた母親は「そうなの?」と複雑な表情。
ところが娘の方は「やばい」と言いながらも美味しそうに食べ続ける。
母親にしてみればハンバーグがよく焼けていなくて味がおかしいとしか受け取っていないが、娘にしてみればかなり美味しいのである。
同じ日本語でも10代の言葉と40代の言葉では全く意味が逆になる言葉がある。

今の若者言葉でいえば「やばい医者」は凄く腕のいい名医ということになる。
「私の担当のお医者さんかなりヤバイらしいよ」
「それなら安心だね」
「この前も手術中にメス入れる度にヤバイ、ヤバイって口に出してたんだって」
「たぶん自分の手術の腕前に自分で感心してるんだろうね」
しかし、こんな会話聞いてたら年配の方々はその病院には行きたくなくなるだろうね。

美味しい、面白い、きれいな、感動的な、優れている、その他いろいろものも「ヤバイ」の一言で済んでしまう。
ボキャブラリーなど増やす必要はないし、はっきり肯定しにくい時はこれまた便利な「微妙」という言葉を使えばいい。
「どう?」と聞かれたら「微妙」とさえ応えとけばどうにでも相手の勝手に取ってもらえる分けだから非常に便利な言葉になっている。

若者言葉も普通レベルの大人が相手ならそれを知らない大人の情報不足くらいですむが、相手が皇室の人だったりするとそうはいかない。
先日、皇居に北京オリンピックのメダリストたちが招かれて天皇陛下からお言葉をいただいていた。
一番心配なのは柔道の石井選手だった。
彼の発言はただでさえ問題が多いものだから、天皇陛下から金メダルを獲った時の感想を聞かれ「まじヤバイ気持ちでした」なんて応えはしないだろうかと気にはなっていた。
特に天皇陛下のお言葉に「って言うか」なんて応えた日にゃあ目も当てられない。
最近でも何かと話題の石井選手、柔道をやり続け次のロンドン五輪を目指すのか、それとも総合格闘家の道を目指すのかは、それこそ「微妙」というところだろう。