南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

意外とそんなもん

2008-10-03 21:58:00 | Weblog
この前『笑っていいとも』でタモリと博多出身の漫才コンビ華丸大吉が話してたが、博多んもんはラーメンよりかうどんの方をよく食べるという事実。
イメージ的には博多ラーメンってのはとんこつラーメンの元祖みたいなところがあって博多の人間は麺といえばラーメンしかないぐらいに思われている。
ところが実のところは日常的にはうどんを食べることが多い。
現にラーメン屋の数よりうどん屋の数のほうが上回っているのだ。
僕も博多に住んでいた頃は丸天うどんやごぼう天うどんを食べる機会の方が多かった。
それと博多の人間は「辛子明太子」をそれほどまでには日常的には食べてないという事実もある。
旅行で博多に行けばお土産には「辛子明太子」は外せないが、地元の人間の朝食には必ず辛子明太子が出てくるかというとそんなことはない。
それは長崎の人間がからすみを日常的に食べていないのと似ている。

長崎といえばカステラであるが長崎の人間は意外とカステラを食べていない。
だいたい長崎では自己消費のためにカステラを買うことはあまりない。
腹減ったからといってコンビニでカステラでも買うかなんて人間はまずいないし、長崎人がカステラを口にする時、そのほとんどはもらいもんである。
カステラは挨拶の手土産や詫びる時の添え物として必ず登場する。
特に詫びる時にはその誠意の度合いは「福砂屋」のカステラを持参したかどうかで決まる。

世の中意外とそんなもんかもしれない。
インド人は毎日カレー食べてると思うし、イタリア人は毎日パスタを食べてると僕らはそう思い込んでいるが、カレーが嫌いなインド人、パスタが嫌いなイタリア人、ビールが嫌いなドイツ人がいてもおかしくない。