南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

まだまだ現役で頑張り続ける素晴らしき選手たち

2009-01-15 23:07:57 | Weblog
スポーツ選手の選手生命は短い。
花のように咲いては散ってゆく。
どんなに黄金期を謳歌し、喝采を浴びた選手たちも年には勝てずその姿を消すのは意外に早いものだ。
しかしその中にあっても自分の限界に簡単に見切りを付ける事を選択せずに、どんなに一頃の輝きは薄れようとそのスポーツが好きだという純粋な気持ちと、自分のポリシーで現役をやれるところまでやり、挑戦する心を持ち続けている選手たちがいる。
僕はそんなスポーツ選手が大好きだし、誰よりも応援したくなる。
それともひとつは同じオジサンとして彼らの頑張りにどこか勇気をもらってるような気がするのだ。

この季節になれば雪のスポーツの話題も出てくるが、長野オリンピックで日本中を沸かせてくれたジャンプ人の一人、岡部孝信や葛西紀明はまだまだ健在で今回も表彰台に立っていた。
あの危険を伴うようなジャンプ競技をまだ続け、しかもバリバリ上位を狙えるというのは凄い。
スケートの岡崎朋美選手にしても、本気で次のオリンピックでもう一度花を咲かすことを目標に頑張っている。
「朋美スマイル」として人気を集めた彼女も今風に言えば「アラフォー」になってしまった。
でも彼女の場合はちゃんと幸せな結婚もしてるし本当にいい女性の生き方をしているように見える。
出来ることなら最後の花道を是非メダルを取って飾ってもらえれば全国のアラフォー女性がどんなに勇気づけられるかわからない。
サッカーの方でも「ミスターサッカー」「キング」として日本のサッカーをリードしてきた三浦和良は今年も現役でプレイするのだ。
普通あそこまで人気、実力の頂点に立ったスタープレイヤーならジェームス・ディーンじゃないけど、ええ格好のイメージを残して引退しがちなのにカズは違う。
彼は本当にサッカーが好きなんだいうことがよく分かる、全盛期の動きとはかなり違ってもボールに食らい付いて行く闘争心は衰えをしらない。
彼こそ日本サッカーの永遠のキングと呼ぶに相応しい選手だと思う。
いきなり引退してスポンサーの金で「自分探しの旅」かなんか知らないが世界中を旅して本当はいったい何がしたいのかよく分からないNAKATAよりかよっぽどカズの方が好感が持てる。
野球界でも頑張っているのが工藤公康。
「ハマのおじさん」として横浜で投げ続けているが、彼も西武での黄金期、ダイエー、巨人での優勝請負人の功績は誰も忘れてはいない。
たったの1勝さえも出来なかった昨年の状況でも、今年も現役を続けるんだというその気持ちが凄い。
50歳近い工藤の年になると若い選手に混じっての練習がいかに大変なのかは想像がつくが、彼独自のトレーニング法で体を維持し、何とか今年は勝ち星を挙げてもらいたい。
ほとんどのスター選手がメジャー、メジャーとアメリカに行ってしまう今の日本のプロ野球界においてあくまで日本の野球界にこだわり続けた工藤公康は野球オジサンの誇りである。
もし今年で工藤が引退することにでもなればリーグ、球団の枠を超えて多くの野球関係者から、そして日本中の野球ファンからは彼の長年の功績を称える拍手が鳴り止まないと思う。
そして最後にこの人、というか力士。
角番12回という史上ワースト1位を誇る魁皇もまだまだ現役で頑張っている。
ひところはいよいよ今場所で引退かという所まできたことがあったが、「魁皇辞めないで!」という多くのファンの願いが届いたのか元の強い魁皇が戻ったのである。
確かに足腰は怪我も重ねて踏ん張りはきかないかもしれないが、右の上手が入ればりんごも握り潰す怪力の持ち主、そこらへんの関取じゃまだかなわない。
大きな怪我をしない限りまだまだ頑張れるとは思うから大相撲のためになんとかその雄姿を土俵上に見せ続けて欲しい。
特に九州場所は館内全員が魁皇を応援にきていると言っても過言じゃない。
モンゴル巡業の時も一番人気があったのが魁皇だった。
まだまだ断髪式は先の先に延ばして出場記録と勝ち星記録を更新してもらいたいものである。

多くのアスリートと呼ばれる選手の中でも、現役にこだわり続ける熟年アスリートたち。
彼らの存在はスポーツでだけじゃなく、その生き方でも多くの人に感動を与えているのである。


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