悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

少数者

2015-06-13 06:44:22 | バリアフリー
私たちの泊まったホテルの対応は良かったと感じていた。
足にマメをつくり歩行をキャンセルした会員の部屋に様子を見に行った。
マメは軽症だったが、他のろう者から、ホテル側に交渉したと、報告があった。
聞いてみると、ホテルの床には視覚障害者用の点字ブロックがあるが、
部屋のテレビは、字幕放送対応ではなかった。
ノーマライゼーション(障害者や高齢者などが、不利益を受けることなく、
平等に生きることのできる社会を求める理念)の観点から、改善を求めたとのこと。
改善(検討)するとの返答を得たとのこと。
交渉手段は、筆談だった。私はまったく気づかなかったが、彼らの行動力に驚いた。
少数者は、多数者の意見に圧倒され、意見を聞かれることなく、物事が進んでいくことが多い。
そう実感することの多いこんにち、印象に残ったことであった。

コメントを投稿