悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

学ぶこと

2011-10-06 22:26:12 | 町づくり

「NHKテレビテキスト」を2冊購入した。「○○講座」というものだと思うが、
その名称は使われていない。何となく据わりの悪いタイトルだ。

1つは、「100分de名著」というもので、マキャベリの『君主論』を学ぶもの。
毎週水曜日、1回25分×4回で100分の放送である。
マキャベリズムという言葉で知られているように、
「目的のためには手段を選ばず」の権化のような扱いを受けているが、
仕事好きで真摯に国の将来を思って書いた「就活」のための論文だったという。
一通りテキストを読んでみた。
現実から目をそらさず、目的達成のためには、変幻自在の対応力が必要と言う。
どっちつかずの中立は、どちらからも尊重されない場合がある。
運命と思えるような流れの中にあっても、対応の仕方で変えることができる。
などなど、今を生きていく上で役にたつ考え方がちりばめられている。
『君主論』を読んでみたくなった。

2つめは、「仕事学のすすめ」『まちづくりマネジメントはこう行え』。
都市計画家の西郷真理子さんの「まちづくりのすすめ方」を解説したもの。
先の「君主論」の次ぎに放送しているので何となく見ている内に引き込まれた。
「まちづくりはチームで行え」、「みんなの意見を引き出し…合意形成」につなげる。
当たり前のことだが、西郷さんは、場合によっては10年という長い関わりの中で、
着実に成果を上げている。有名なところでは、「川越のまちづくり」への関わり。
まちづくりでは、「住民が何をしたいか」の、「何」の部分がなければまとめようもない。
生活に結びつく何かは、徹底して話し合う中で、形を現してくるという。
2つの講座とも26日で終了する。

ウォーキングの会は、何を求めどこにいくことが望まれるのだろう。
個々の会員の健康、楽しみだけでなく、多くの市民の健康づくり、
「町づくり」へと活動を広げていくことが、時代の要請だと思う。
だが、内発的なものがなければ先には進めない。

当会では、「いばらき元気ウォークの日」や「健やか 爽やか ウオーク日本 1800
- 歩いて日本を元気に -」運動に取り組んでいるが、
個々の会員は、自分の中でどんな位置づけをしているのだろうか?
先に、「ゼンリン」のアンケート「ウオーキングに関する意識調査」を実施した。
集計結果を見ると、県内ウォーキングクラブの中で、
「元気ウォーク」についての認知度は、当会が最高得点をあげていた。

このことは、会の活動が一定の評価を得ている、といって良いのだろうと思う。
時間をかけて、会員の理解を深めながら、活動を続けていきたいと思う。


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