悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

傘傾げ(かさかしげ)

2006-04-11 19:01:15 | Weblog
 三日坊主がどうなったか、ご心配の向きも若干おありだろうと思いつつ、1日空けて、今日はどっこい歩きました。ここのところ、事務局事務の整備にMy進(邁進)しておりまして、会計さんの所へ出かけたのでした。数少ない備品の台帳や、貸出台帳、新規入会者への配布物管理等々、少しですが、あります。
 会計さんは留守だったので、メモを置いて帰る道すがら、朝からの雨が降る狭い路地でのこと。路地の幅は1.5メートル位、向こうから60歳近い男性が歩いてきました。こちらは失礼に当たらないよう、傘を、この場合左に傾(かたむ)け、通り過ぎようとしたところ、相手もご自分の左手に傘を傾(かし)げてくれたのでした。
 おぉ、最近あまり目にすることのない仕草です。
 しばらく後、古河駅から家に向かう道すがら、旧常陽銀行の信号で、若造が、傘を少し傾げてほしいところで、堂々と向かってきたのでした。私は、心弱い五十男、ぶつけないようにすれ違いました。
 狭い通路では、肩をぶつけないよう、自分の肩を適宜引いて、相手との衝突を避ける。電車などで、左右に空きがあれば、腰を少し動かし、脇に空きを作る。こんなことが江戸仕草として残っているとのこと。
 仕草の名称はどうでも良いのですが、相手に対するちょっとした配慮、していただくと嬉しいものです。