The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

上京

2011年04月17日 | 映画について

 

長女が引っ越して(二度目)、新しいお部屋になったので妹達が行きたいと言うので上京しました。子供達は神田や御茶ノ水を散策すると言う事だったので途中から二手に分かれて行動。

私は一人で新宿まで行き、武蔵野館で「戦場のナージャ」「英国王のスピーチ」を見てきました。「戦場…」は戦争物なので重い感じの映画でした。何やら前編にあたる映画があったようでちょっと分かりにくい部分もありました。

作戦やら戦略やらとは無関係な、人間同士の感情のもつれから虐殺が起こるという流れが印象的でした。例えば赤十字の怪我人や子供達を乗せた船が航行中、敵のドイツ軍が近づいてくるのですが、赤十字の船なので爆撃はされないはずでした。しかし爆撃出来ないならせめてからかってやろうぜ!的に馬鹿なドイツ兵が飛行機の窓からズボンを下げて、生のお尻を振るのです。するとソ連の負傷兵がそれを見て、銃で撃ち殺す。

「なんて事をしたんだッ!!」と船員たちは叫ぶのですが、怒り狂ったドイツ兵が船を爆撃。それに気付いたドイツ軍の上官が「何をするんだ。(国際法?)違反だぞ!こうなったら全滅させろ、一人も生かしておくな!」と命令して、船から投げ出された人も爆撃され、多分主人公のナージャ以外はほぼ全滅。

助かったナージャがやはり助かった司祭と浮き輪のような物につかまり海を漂っているのですが、死と隣り合わせの状態で洗礼を授けられるのはこの映画の見所の一つでしょう。(この当時はソ連だったので宗教と言うのは排斥されていたんですね)

ぜひ前編も見てみたいです。グロいのがダメな人にはお薦めしません。

 

「英国王のスピーチ」・・・見たかった映画。やっと見られました。まずやっぱり宮殿内や服装が素敵w上等なロングコート萌えw
スピーチが重要な仕事の一つである王族でありながら吃音と言うハンデを持った主人公が、ローグという言語療法士によって心が解放されていく過程が良かったです。主人公(ジョージ六世)の子供時代も辛いものがあったのだな、と思いました。
心のどこかに常に自国と自国民への愛を忘れない姿は「ノーブレス・オブリージュ」という言葉を思い浮かべさせられました。シンプソン夫人と結婚した前王より、ずっと王にはふさわしいと思いました(^^)

戴冠式の行われたのはウェストミンスター教会。先日のロンドン滞在で外観しか見られなかったので内部が見られて嬉しかったです。バッキンガム宮殿の前とか「あ、ここ行ったーw写真撮ったw」と嬉しくなってしまいました。

ただ最後のクライマックスのBGMがベートーヴェンだったので、対ドイツ戦争中なのに?とは思ったのですが。。。。それにしても久々に聞くベートーヴェンは素晴らしかったです。

 

 「ザ・ライト エクソシストの真実」・・・悪魔祓いの若い司祭が主人公でした(ハンサム)。エクソシストものとしては「エミリー・ローズ」の方が怖いかな?(実在のアンネりーゼ・ミシェルがモデルですし、演技が半端なかった記憶が)。

ただ悪魔憑き状態で出てくるのがベリアル、ルシファーと言ったキリスト教の悪魔で、取りつかれている人もキリスト教徒だと、やっぱり一種の精神病かな?と思えてきます。
映画は「悪魔つきなんて現象はありえない」と信じていない主人公の司祭(まだ候補生?)が、嫌がうえでも信じざるを得なくなってくる、という物語の流れなのですが、キリスト教にまったく無知な人が悪魔憑き状態になり「私の中にベリアルがいる」とか言いだし、文献を調べたら「ベリアルと言うのはキリスト教とかいう宗教の悪魔の名前だッ!」の方が怖かったような。

主人公が懐疑論者なので、よけい色々なつっこみが頭をよぎります。アンソニー・ホプキンズが…。続編が登場しそうな予感もします。

「ラプンツェル」・・・初めでの3D。最近暗いニュースばかりなのでディズニーも良かったです。絵も綺麗だし、動きもコミカルな場面が多くて。髪の動きなどが非常に難しい技術を要したと言う事ですが綺麗でした~wどんどんアニメも進化していきますね。「ノートルダムの鐘」を見て凄い!!!!!!と思っていましたが、3Dも凄いですね。好きなのはやっぱり「ノートルダムの鐘」ですが、つかの間明るく、幸せな気持ちになれる映画でした。

 


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