漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

【淋漓】

2013-07-20 09:37:54 | 四字熟語
 【淋漓】 という熟語、①したたり落ちる という意味に加えて、 ②元気があふれ出る・筆勢が盛ん という意味があることを知りました。

 きっかけは四字熟語を見ていて 【悲壮淋漓】 って意味はなんだっけと思ったことです。悲しくて涙がしたたるというような意味かと思いきや、「漢検 四字熟語辞典」によると「悲しく哀れな中にも意気のあること」 だそう。 【悲壮淋漓】 の四文字のどこに「意気がある」が含まれてるんだ?? とよくよく調べだら、 【淋漓】 に上記②の意味もあるとわかった次第。


 そこで、「漢検 四字熟語辞典」で 【淋漓】 を含む四字熟語を調べると、

【鮮血淋漓】  【流汗淋漓】
【墨痕淋漓】  【悲壮淋漓】

の4つがありました。 【淋漓】 の部分、上の2つは①、下の2つは②の意味ですね。


 またひとつ勉強になりましたが、熟語や四字熟語の意味を、上辺やなんとなくの感覚でしか理解していないことを改めて痛感させられる日々です。



<「漢検 漢字辞典」初版の掲載ページ>
【淋】 P.1568
【漓】 P.1543

<「漢検 四字熟語辞典」初版の掲載ページ> (第2版と掲載ページが異なる場合は、ご容赦ください。)
【鮮血淋漓】 P.296
【流汗淋漓】 P.468
【墨痕淋漓】 P.439
【悲壮淋漓】 P.400


ながあめ

2013-07-19 22:40:54 | 雑記
 「ながあめ」と訓読する漢字が「辞典」に2つ載っていることは知っていました。

 【霖】 と 【霪】 ですね。


 ところがこの2つ、実は意味が違うのですね。今日の発見です。

 【霖】 は3日以上続く雨。 【霪】 は10日以上続く雨。


 実際にこの2文字を使い分けている文筆家はいる(いた)のでしょうか。もしあるのなら、実際の著作物をぜひ見てみたいものです。



<「漢検 漢字辞典」初版の掲載ページ>
【霖】 P.1571
【霪】 P.67

【隧道】

2013-07-19 06:11:23 | 雑記
 【隧道】

 ふんふん、読みは 「ずいどう」 。トンネルのことね。知ってる知ってる。


 ん?
「すいどう」と読めば、棺を埋めるために斜めに掘り下げた墓への通路?

 うーん・・・・


 
 「辞典」を眺めていて ↑ を発見した、と思ったら、ちゃんと「漢検1級ブログ ボクちゃん日記PART2(漢検一級編)」に記載されていました。毎日お邪魔して欠かさず読ませていただいてるのになぁ・・・。読んでるだけで全然頭に入ってないことが証明されてしまった。(汗)

 人の褌はお借りしてるけど、まだ相撲は取ってないようです。反省。 m(_ _)m



<「漢検 漢字辞典」初版の掲載ページ>

 【隧道】 P.825

【丐者】

2013-07-18 06:34:51 | 雑記

 25-1の振り返りの中で、音読み問題の 【丐者】 (かいしゃ) について、「丐」の音読みを押さえていなくてできなかったと書いたのですが、昨日手元資料の復習をしていたら、熟語の読み・一字訓読み問題として
 

 【歛丐】 【丐う】  かんかい  こ・う
 

がしっかり記載されていました。しかも、昨日も何も迷うことなく 「かんかい」 と読めました。ちゃんと覚えているようで、実は頭の中では 【歛】 だけを見て「この問題の正解は『かんかい』」と覚えてしまっていて、 【丐】 をきちんと認識していなかったのですね。
 

 すでに学習したはずのものの中に、まだまだ穴や新発見が続々と出て来そうです。


<「漢検 漢字辞典」初版の掲載ページ>

【丐】 P.164
【歛】 P.245


100日プラン

2013-07-17 12:52:20 | 雑記

 25-2まであと凡そ100日。

 25-1でこれまでの自分の勉強方法の限界を感じたので、今回、今までわかっていながら避けていた自分の課題の克服に取り組んでみようと思います。

 と言っても、見ていただくとわかる通り当たり前のことばかりなのですが、とにかくこれまでの「合格のための最短かつ最小限の取り組み」を卒業し、「合格するかどうか」ではなく「何点で合格するか」を明確に意識することにしました。具体的には、前にも少し書きましたが「180点」を目標に置きたいと思います。

 などと大口を叩いて尻すぼみになるのが心配(汗)ではありますが、まあたまには自分を追い込んでみましょう。


 さてそれで実際に何をやるか。目的を3つに分けて、それぞれ以下に取り組もうと思います。


<一度は学習した事項の記憶の呼び戻し・定着>
 2回目の合格から1年以上のブランクの間に、一旦は身につけたはずの記憶・知識が失われてしまっているので、やはり基本としてはそれを確実に呼び戻したいと思います。具体的には、
   過去問の徹底復習
   手元資料の徹底復習
でしょうか。なんだかんだ言っても過去問は基本ですし、高得点を狙うのであれば、過去問を取りこぼしているヒマはありません。「手元資料」というのは、これまでの学習の中で間違えた問題(つまり、ほとんど「全部」ですが)をエクセルに書き溜めていったものです。かなり膨大な量ですが、すでに定着しているものが大多数(のはず)ですし、私が一級に取り組んできた「歴史」みたいなものなので、改めてこれを復習したいと思います。

<「一級配当」の網羅>
 先日書きましたが、お恥ずかしい話、私はそもそも「一級配当」のものを、個々の漢字も四字熟語も、完全には網羅していません。「見たことない!」という漢字が未だにあるということです。高得点を狙う云々もそうですが、リピーターを名乗っておきながらこれではかなり「恥ずかしい」ので、25-2までにここは絶対にクリアしておこうと思います。
   配当漢字      漢字そのもの・音読み・「辞典」に載っている訓読み をまずは押さえたいですね。
   配当四字熟語   特に意味の知識が弱いので、熟語そのものとその意味をきちんとセットで身につけたいところです。

<語彙の増強>
 本当はこれが一番大切かつ、私のもっとも弱いところです。なかなか精神力のいる部分かと思いますが、
   大いに人の褌を借りる(汗)   (リピーターの皆々さま、なにとぞよろしくお願いします m(_ _)m )
   折々に辞典を眺める
   上に書いた2分野の勉強においてもこまめに辞典を引き、深掘りと周辺探索を意識して励行する。



折々に気づいたこと、発見したことは、いままで通り気儘にアップしていきたいと思いますので、どうぞお付き合いください。