古今和歌集 0766 2021-12-04 19:09:23 | 古今和歌集 こふれども あふよのなきは わすれぐさ ゆめぢにさへや おひしげるらむ 恋ふれども 逢ふ夜のなきは 忘れ草 夢路にさへや 生ひしげるらむ よみ人知らず 恋しく思っても逢える夜がないのは、人を忘れるという忘れ草が夢の中にまで生い茂っているのでしょうか。 「忘れ草」を詠み込んだ四首(0765、0766、0801、0802)のうちの一首。「さへ」は現実の世界ではもちろん夢の中にまで、の意。そう歌われているのは直接的には忘れ草が生えているということですが、現実世界はおろか夢の世界でも愛しい人に逢えない、ということが当然含意として詠み込まれていますね。 #古今和歌集 #よみ人知らず « 古今和歌集 0765 | トップ | 古今和歌集 0767 »
コメントを投稿 ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する