わすらるる ときしなければ あしたづの おもひみだれて ねをのみぞなく
忘らるる 時しなければ 葦鶴の 思ひ乱れて 音をのみぞなく
よみ人知らず
あの人のことを忘れられる時はないので、葦鶴が乱れ飛んで声を出して鳴くように、私も思い乱れて声を上げて泣くのであるよ。
「葦鶴」は葦の中にいる鶴。「なく」は「(葦鶴が)鳴く」と「(私が)泣く」の掛詞になっています。叶わぬ恋を忘れることもできず、一人心乱れて涙する作者の切ない心情を詠んでいますね。
わすらるる ときしなければ あしたづの おもひみだれて ねをのみぞなく
忘らるる 時しなければ 葦鶴の 思ひ乱れて 音をのみぞなく
よみ人知らず
あの人のことを忘れられる時はないので、葦鶴が乱れ飛んで声を出して鳴くように、私も思い乱れて声を上げて泣くのであるよ。
「葦鶴」は葦の中にいる鶴。「なく」は「(葦鶴が)鳴く」と「(私が)泣く」の掛詞になっています。叶わぬ恋を忘れることもできず、一人心乱れて涙する作者の切ない心情を詠んでいますね。