=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

切り身の魚が泳いでる

2009年06月13日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
小箪笥を作るための木取りがどうにか終わりました。

板材には、すったもんだの挙句に材料の線が引かれました。

これが板になって、箪笥になるんです。


よく聞く話になりましたけど、最近は海の中を魚の切り身が泳いでいると思っている子供がいるという話。

木についても同じだと思います。
私自身について考えてみると、山に生えている木は知っていますし、箪笥の姿も知っているわけですが、実はその間がいまいち想像できていなかったと思います。

丸太が耳(木の皮)がついた「板材」になり、そこから「部材」を切って箪笥の「材料」とする。
もちろんこのように頭の中ではわかっているのですが、「板材」から「部材」になるあたりは、結構な変化だと自分では思っています。

それが今日、自分の手でできたことはうれしかったです。
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