新聞の投書に、住民の意見が載っていました。
住民の中でもこの問題に対する意見は様々の様で、「当初どおり『キャンプシュワブ』で話を進め、早期決着を。」と「現状よりはマシになる」事で肯定する人もいる。
それでも「反対派」が多いのは事実。
先日、TVでとある討論会があり、今の状況をこう表現した人がいた。
「自民党」がシェフのレストラン。
「米軍基地」と「基地周辺住民」が「辺野古移設」という料理を今まさに食べようとした時に、「民主党」というシェフが「それよりも遥かに美味しい料理があります」と別のテーブルに招いた。
ところが出された料理は米軍も住民も全然納得のいかない料理。
元のテーブルに戻って料理を食べようとしても、冷めてしまって前よりも食べられない料理になってしまった・・・・。
凄く的を得た表現だと思いました(笑)
私の見方はそれに近いけど、こんな感じかな。
原告の「基地周辺住民」が「米軍基地」が邪魔だと訴えて「キャンプシュワブに移設する」で一審が終わった。
米軍は同意できる内容なので勝訴。
県外移設を希望した住民側は敗訴。
「自民党」という米軍をよく知っている弁護士は「控訴してもこれ以上の有利な判決は得られないから、ここで手を打ちましょう。」と住民側を説得。
住民も「現状よりマシになるから・・・」と渋々この判決を飲んだ。
ところが、ここに「民主党」という、米軍をよく理解していない新人弁護士が現れた。
弁護実績がゼロなのに「控訴すれば今より絶対良い条件を勝ち取れます!」と住民をそそのかし控訴。
ところがいざ裁判になってみると、この新人弁護士の言うように話が進まず・・・・。
実際の裁判では、「一審で勝訴した原告がまだ不満で控訴し、結局二審で覆されて一審より悪い結果になるケース」も少なくない。
今回の普天間問題、民主党政府にそそのかされて控訴した住民が、結局敗訴して一審よりも悪い結果になる(今のまま移設しない)と言う事になりそうな気がする。
何しろ「現状より少しはマシになる」と渋々受け入れていた地域住民の気持ちを、「県内移設は絶対受け入れられない!」というように民主党政府が変えてしまったのだから。
これでは県外移設しか住民の納得する道は残されていないが、米軍も容易に「県外案」に納得するとは思えない。
何しろ13年かけてこぎつけた「妥協案」で、しかも「双方で合意」していた内容なのだから。
これをぶち壊してしまった民主党の責任は大きいと思う。
鳩山首相はこの時期になっても「地域住民の為により良い案を」なんて言っている。
米軍が同意しないから今になっても決まっていないという現実を、彼は理解しようとしていないように見える。
今までも決まらなかったし、そして恐らくこれからも決まらない。
そんな状況が目に浮かびますね(^^;)
コメント
- まめ八 [2010年4月3日 21:38]
- こんばんわ。
私は昔、普天間基地のすぐ傍に住んでいた事があるんですよ。
当時、私の友人の女性に耳が遠い方がおられました。彼女の家が普天間基地の傍にあって赤ちゃんの頃からヘリの爆音を聞かされてきたから耳が悪くなってしまったという話を聞いて、沖縄での基地問題の深刻さを知りました。
米軍基地の問題は、沖縄に住んでいる人にとって、私達内地に住んでいる人間には計り知れないほど深刻でナーバスな問題です。
米軍基地の県外移設は、沖縄の人にとって悲願であったはず・・・。
それを保護にしようとしている民主党は、沖縄の人たちを裏切ったことになります。
この普天間基地の移設問題は民主党にとって踏んではならない地雷を自ら進んで踏んでしまったようなものでしょう。
あそこまで明確に県外移設を掲げたならば、財政破綻しかけている自治体や仕事が無くて過疎化が進んでいる地域は内地(特に九州本土)にはたくさんあるのだから(例えば筑豊や大牟田・荒尾、八代など)そこに移転先を見い出す位の発想を持たないとダメですね。 - EP82-SW20 [2010年4月4日 22:56]
>まめ八さん、こんばんは。 三連続コメントありがとうございますw
騒音は難聴になりますよね。
また、航空機の基地の近くでは、「墜落」の危険も常に付いてまわります。
基地問題だけでなく、「密約」でも地雷を踏んでいると思いますよ。
本土の「過疎地区」に移転できれば一番良い様な気がしますね。
個人的には「竹島に移ってもらって在韓米軍の一部と統合、と言う事になれば、竹島問題も一件落着」なんて思ってみたのですが、基地を作れるような地形では無かったですね(^^;)
ある人は、「某知事が親米派だから、横田基地が引き受ければいいんだ。」といっていましたよ(笑)
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