筆者はS氏のゼクロスに対する冷たい態度に当時は理解できないものを
感じたが…その後に訳を知る事になる。会誌を自分主演の自主ライダー
映画のパンフ化する事に「私物をメインにするなんて公私混同では?」
疑問を呈する邪魔な会員を辞めさせてせいせいしたのに、本物のライダ
ーに予想以上早く復活されて困ってしまったのだ。また、ゼクロスが邪
魔だった理由はもうひとつある。ゼクロスが翌年の1983年に1年シリー
ズとなり11号に繋げる事に成功するとどうなるか?現在のゼクロスは、
スカイ・スーパー1の後継作品として第2期に含まれるが、ゼクロスと
11号が第3期となって、その後またシリーズが4~6年の充電期間に入
る可能性がある。筆者は当時は気付かなかったが、東映はひとつのモチ
ーフが飽きられると世代が入れ替わる5年サイクルで復活させる。忍者
ヒーローが5年に一度登場するのはサイクルだったのだ。もうひとつは
俳優の年齢だ。ゼクロスと同時代のシャリバンやダイナマンのキャステ
ィングは若さ優先になりつつあり、第4期が90年代に入ってしまうとS
氏の年齢は20代後半…これは困るのだ。周知のように、ゼクロスは第2
期に含まれ、80年代後半はブラックとRX。90年代は真・ZO・Jとい
った単発ライダーの時代となり、皮肉にも真の男優はS氏と同じ歳。同
時期のジェットマンもそうなのだが、東映は若さ一辺倒のキャスティン
グに疑問を感じ役柄に合うかどうかを優先に切り替え年齢にはあまり拘
らなくなったのだ。ゼクロスに話を戻すと、彼らFCはゼクロスに関し
ては良い事を全くしていないのか?というとそうではなく、後に出るゼ
クロスのストーリー集の元となる冊子を同人誌の形で出している。これ
は、あのスピリッツの原案になっているので彼らを褒めたくはないが、
その冊子がなければスピリッツはなかった可能性がある。更に彼らは10
号誕生の特番の製作時には過去フィルムのセレクトや現場の見学の名目
で設定考察をしている。考証間違いがスカイから一転して少ないのは彼
らの目配りのおかげだ。ただ、彼らの子供っぽい振る舞いにライダーマ
ンの山口氏は我慢できなくなったらしく「君らはミーハーとまでは言わ
ないが社会で通用するのかね?」と厳しい言葉を発したらしい。気にな
る人は過去のリンクの記事を読んでね!
~PS~
ゼクロスに関してはいずれまたやりたい。ゼクロス放映の
40周年記念とか???
※ 最初のページは!
ゼクロスに関しては残念なFCについても触れない訳には…?(その1) - ゼロロク第2計画
※ 残念なFC
● 昔に残念な仮面ライダーのFCがあったという話のリンク集 ● - ゼロロク第2計画
※ゼクロスのリンク
● 仮面ライダーZX(ゼクロス)40周年のリンク集 ● - ゼロロク第2計画