キャラクター物に量産型という概念を作ったのが御存知ガンダム(1979
年)で、それ以前は仮面ライダーなど怪人の部下の黒タイツの斬られ役
は戦闘員と呼ばれた。怪人も戦闘員のような気もするが、斬られ役イコ
ール戦闘員という概念が出来上がり、改造手術をして怪人作りをする科
学者は科学者戦闘員と呼ばれた…こっちは戦闘員じゃない気がする。そ
の点では斬られ役のロボット(モビルスーツ)を量産型と呼んだガンダ
ムは画期的で、ガンダム自体もオンリーワンではなく、最初のガンダム
はコロニー(宇宙都市)を去る際に組み立てる余裕がない数機分のバラ
バラ状態のガンダムのパーツを敵に機密を渡さないために破壊している。
さて…ウルトラの方も時々敵ロボットが登場しロボット怪獣と呼ばれた
…こっちも怪獣ではないと思うが細かい事は気にしてはいけない。残念
ながらロボット怪獣は黒タイツと異なりスーツを複数作るのが困難で量
産化は不可能と思われたが、CGや合成の発達でウルトラにも量産のロ
ボットが登場!怪獣バトルの続編(2008年)のキングジョーブラックが
印象深いが、それ以前のメビウス(2006年)でもインペライザー(写真)
が登場。写真の大きなインペライザーは店頭売りのソフビで小さい方は
食玩のソフビだ。メビウスではウルトラ兄弟の設定の復活に関して「テ
ィガ(1996年)以後に新しいウルトラ像を試行錯誤していたのに」と面
喰らったのが本音だが、この作品以後は光の国関連のウルトラマンが多
く登場し、光の国出身でないウルトラマンも後に光の国の戦士達と合流
しているので、メビウスは人気面では成功とはいかなかったようだが、
その後の事を考えれば企画意図は正しかったようだ。
~PS~
本日は弟と弟の長男が高齢の母の様子を見に来るので
ほぼ9割出来ているこの記事をUPします。