円谷公式のサイトで配信中のウルトラギャラクシーファイトは、70年代
にウルトラマンの故郷の光の国を舞台にした内山氏の漫画作品を読んで
いた世代には涙ものの企画だ。近年のニュージェネ・ウルトラマン達の
活躍がメインとなっているが、しっかり昭和のウルトラマン達にも活躍
の場が設けられている。70年代の技術では宇宙を舞台にウルトラマン達
が怪獣宇宙人軍団と戦う映像を実写で描く事は不可能だったからだ。夢
のかなった映像で昭和のウルトラマンがちゃんと存在感を示していれば
感動は尚更である。このシリーズは第3弾の運命の衝突が完結したばか
りだが、あくまで小休止で、ストーリーは新ヒーローのレグロスを主役
としてまだまだ続きそうだ。仮面ライダーでは悪役の仮面ライダーが多
数登場しているが、ウルトラマンでは、アウトローなアグルはいたもの
のアグルは悪人という訳ではない。完全な悪役は右の2種のべリアルと
左の2種のトレギアのふたりだけと思われる。べリアルもトレギアも過
去には正義の戦士・ウルトラマンのひとりとして頑張っていたものの、
べリアルはライバルのケン(後のウルトラの父)には出世で敗れて、更
に想いを寄せるマリー(後のウルトラの母)にもふられ悪の道に走る。
トレギアには色恋の話はないようだが、タロウに嫉妬して悪の道に走る。
今回の敵のラスボスは時間すら操り敗れて死んだ筈の敵まで呼び寄せて
るので、スタッフはまだ光の国の戦士だった頃のべリアルやトレギアを
敵側の戦士として復活させるという方法でべリアルとトレギアを戦線に
復帰をさせている。ちなみにこの頃の姿をアーリースタイルと呼びオリ
ジナルの本人とは別の平行同位体なのだそうだ。ただ…観てる方は多少
混乱している。トレギアの方は2019年のルーブの映画が初登場で比較的
に新しい悪役だが、べリアルは2009年にデビューで映画・オリジナルビ
デオ・テレビシリーズと長年大活躍しすぎで本人が疲れてしまい?遂に
息子のジードに倒される。しかし、スタッフの未練か人気が引退を許し
てくれなかったのか?後にゼットの剣になったり、今回は その剣も黒
ver.化する前の平行同位体の自分自身に 奪われて使われてしまうなど、
相変わらずのべリアルの大活躍が続いている。しかしジードの最終回で、
ジードの腕の中で元の姿に戻ってしまい力尽きたべリアルの最期を思い
出すと…そっとしておいて欲しかったような気がする???
~PS~
結局、鑑定団で選んだのはトレギア2種セットなのでした。