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縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

瞬間凍殺

2009-08-22 | Weblog
裏玄関の外のタタキにつや光する憎い奴を発見、チャバネだ。
棚にあるはずの殺虫剤を探す。並んでいるスプレー缶をみればエアコン洗浄スプレー、防水スプレー
火災防火スプレーがなんと4本、お目当てのキンチョールがない。
奥に這う虫に瞬間凍殺があった。這う虫ってムカデとか団子虫のことかな、ゴキブリだって這って走っている。
瞬間凍殺をゴキに噴射、ゴキは驚いて逃げる逃げる。猫社長もしつこく噴射し続けた。
ゴキは零下75度のジェット噴流にあえなく撃沈。冷凍鮪のようにカキーンと凍って固まってしまった。
次の日、放置していたゴキに蟻がたかっていた。蟻さんに食べ物を分けてあげた猫社長ってなんてやさしい
のだろうと自画自賛していたらいきなりゴキの足がぴくぴく動いたのだ。
ターミネーターの悪役が液体窒素で粉々になったのに再び復活して主人公達を追いかけるシーンを
思い浮かべた。
ゴキってすごい生命力だ。でもここまでだった。アリンコがゴキの体に何百匹とおっかぶさり、蟻の
ピラミッドを造ったのだ。もうこれでゴキもお終いだ。蟻ってすごい生活力だ。ところがその蟻の
ピラミッドめがけてやってくる一匹の動物がいた。アリクイのアリババさんだった。
「やあ、すごいごちそうだ、いただきます」そういってアリババさんはおいしそうに舌をちゅるちゅると
蟻に絡めて食べてしまった。
猫社長もすごい想像力の持ち主だ。

セ蝉ストリート

2009-08-20 | Weblog
ピノコと散歩している道すがら、あちらこちらに蝉の残骸が腹を上に向けて転がっている。
木陰からはまだジャンジャンと蝉の声が聞こえてくるけど、一週間前と比べたらかなりのトーンダウンだ。
子孫を残し大仕事を終えてやれやれと言ったかどうか分からないけど、本当にうるさかったよ、でもお疲れ様。
蝉の死骸を避けながら歩いているうちに何となく川を遡上する鮭が浮かんだ。
鮭も産卵を終えた後はそこで生涯を終える。屍は川の中、みんな命がけなんだなあ。
鮭の卵も身も人間様にはごちそうだけど、蝉はちょっと勘弁だ。でも沖縄では蝉がおやつ代わりだったと
もりもり食べているタレントをテレビで見たことがある。蝉の亡骸はとっても軽い、口の中に入れたら
さくさくして案外おいしいものかもしれない。いややっぱり勘弁。
空はもう秋の雲が流れている。公園のしいの木にもまだ青いドングリの実がびっしりついている。
セーターを着始める頃、蝉の卵は土の中で二度ベルを鳴らす。それまでそっとおやすみ。
十年経ったら会いましょう。

自信があるから

2009-08-17 | Weblog
電話が鳴っている。ナンバーディスプレイなので相手の番号がでる。
登録されていない未知のナンバーだ。たぶんセールスだろうと推測したらやっぱりそうだった。
猫社長が「はい」と言うが否や電話の向こう側のセールスレディが話しを始めた。
1分以上の時間を掛けて早口でマニュアルを読んでいる。猫社長が口を挟む余地がない。
お肌がしっとり、スベスベ、何とかと何とかをベースにしているとか、どうやら化粧品の説明のようだ。
猫社長が受話器を持ったままずっと黙っていると「もしもし」と声が聞こえる。どうやらマニュアル
読みが終わったようだ。
「はい」と答えると
「よろしければカタログをお送りしてもよろしかったでしょうか」変な丁寧語が返ってきた。
これもマニュアル通りの対応か。
「自信があるから電話しません。自信がないから電話しまーーす。てこと?自信がないの?」
今度は猫社長がマニアルで質問する。
「あの、もしかしておぼっちゃまですか?」セールスレディの怪訝な声が聞こえる。
よし引っかかった「そう、お母さん今いないんです」
「失礼しました」かん高い声を残し向こうから電話は切れた。
やったね、猫社長の声はよく男と間違えられるのだ。
男の子だと向こうが勝手に思いこんでくれる事が多いのでセールスを断る手間が省けて助かっている。
若いときはちょっといやだった声だけど、欠点は長所なり。

勝間和代を目指さない?

2009-08-14 | Weblog
朝刊に香山リカさんのしがみつかない生き方の広告が載っていた。
キャッチコピーは「ふつうのしあわせ」を手に入れる10のルール
恋愛にすべてを捧げない
自慢自己PRをしない
すぐに白黒つけない
老・病・死で落ち込まない
すぐ水に流さない
仕事に夢を求めない
子供にしがみつかない
お金にしがみつかない
生まれた意味を問わない、ここまではどーってことなく普通
最後の項の<勝間和代>を目指さない。
猫社長ここでぷっと吹いてしまった。
勝間和代って最近いろんなところに盛んに出没している女性だよね。
ふむ、世の女性は彼女を目指しているのか、初めて知った。
猫社長は今まで勝間和代を目指そうなんて一秒ほどもこれっぽちも考えたことがない。
だって無理でしょう。頭の出来が違う。鼻の形がアリクイみたいだと思ったことはあるけど。
でもこれで香山さんの本はたくさん売れるのだろう。双方おみごと。

フライパンでパーン

2009-08-11 | Weblog
宮崎あおいのほんだしのコマーシャルをみておもわず、口が半開きのバカ面になってしまった。
そのCMは短い時間の中でほんだしを使った料理の数々が数秒づつ流れるものだった。
そしてその中にキャベツとそぼろの煮出し料理がちらっと映し出されたその瞬間
「おいおい。このそぼろ、ピノコのえさだよ」
と猫社長は唸ってしまったのだ。
実はこの煮出し料理は猫社長特製のピノコのための食事にそっくりだったのだ。ピノコ用は
残りキャベツのみじん切りと100グラム70円の鳥の挽肉をフライパンでパーンするだけのすごく
シンプルなものでほんだしとかの味付けはいっさいしないんだけど、見た目はテレビに映し出されている
そぼろだしと瓜二つ。
もちろん人間様が食するキャベツと挽肉を使っているのだから猫社長がいただいてもまったく問題は
ないわけだ。
そうか、こんどほんだしを使って人間用に作ってみようかな。いやピノコ用にいっぱい作って半分
もらって醤油をかけて食べればいいじゃん。
フライパンでパーンのCMソングをギクシャク踊りながらへたっぴーに唄っている男の子は一体誰?
彼は社長の息子か親戚ですか?