縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

ピノコは殺しや

2010-05-28 | 
庭でピノコが何かしている。普段なら隣の柴犬の小春に向かってギャンギャン吠えているのだが、、、
ピノコお出でえと呼んだ。するとピノコは植え込みの間から姿を現しトコトコとこちらへやってきた。
ぎゃー、猫社長騒然。やだよやだよ、またネズミをくわえている。うおー勘弁して。
ピノコはネズミをくわえたのまま小屋の中へ、猫社長またまた頭を抱え込む。
ワイヤーフォックステリアは原産国のイギリスではキツネやネズミを捕まえるために農家の納屋などに
放し飼いにして飼われていた。見た目は小さくてかわいいけれど実は凶暴な殺し屋なのだ。
だけどほんとうにまいるなあ。去年は水鉄砲でピノコを小屋から追い出してネズミの死骸を片付けた。
今年は少し知恵を使った。散歩用のリードとジャーキーでおびき寄せピノコがいない間に小屋に
残されたネズミを片付けた。ああやれやれであった。
ゴキブリもすごく苦手なのにネズミの屍を片付けるのはバンジージャンプをするくらい
へっぴり腰になる。バンジージャンプは飛ばなければならない必然性が今のところないので飛ばないけど。
それよりネズミとの格闘を回避すること、なぜにネズミが出没するのか、そうこれが問題なのだ。

パブリカとラシーン

2010-05-25 | Weblog
台湾の女優リンチーリンのCMをテレビ観ていて、この子木之内みどりに似ていると思った。
木之内みどりは昔むかしその昔アイドルで刑事犬カール、野球狂の詩、前略おふくろさま等に出演
していた。それが今では猫社長と通学の電車でいつも一緒だったあの竹中君の奥さんだ。
昔といえば昔の自動車はそれぞれ個性があったような気がする。前からでも後ろからでもプリンス
スカイライン、トヨタパブリカ、いすず117クーペ、なーんて一瞬で車種を言えたもんだ。
それが今では年のせいかもしれないけど国産車はみんな同じように見えてプレミオ、アリオン、ティーダ、
オーリス車種もいっぱい増えて何がニッサンでどれがトヨタでマツダでスバルなんだかもうさっぱり
見分けられない。
猫社長が今でも乗ってみたい車はトヨタのパブリカとニッサンラシーンだ。ラシーンは今でもみかけるけど
その度に目で追いかけている。ださカッコイイなあ。ラシーンて評判はよかったはずなのにどうして
生産中止にしてしまったのか、とても残念。
ラシーンはサニーの親戚だけど四角いスリッパみたいな形がどういうわけか猫社長の琴線をビロローン
と奏でるのだ。BMWとかアルファロメオじゃないところが貧乏性でいいでしょう。
もし10年前に乗っていたカローラワゴンをいつもピカピカにして大事に乗り続けていたらなあと
思うことがある。車って古くてもきれいに磨き上げられているとステキに見えるから不思議だ。


謎のきもキャラまつもと嬢

2010-05-22 | Weblog
縁起村のクリスピードーナツは今日も行列だった。空かぬなら空くまで待とう初鰹。
長野県の松本と言えば国宝松本城で有名な城下町。松本には猫社長のおばちゃん、おじちゃん、従兄弟
はとこがたくさん住んでいる。
松本市の公式キャラクターにアルプちゃんがいる、らしい。
それと松本市の観光の目玉松本城にもアルプちゃんとは別個にキャラクターがいることをブログで発見。
その名はまつもと嬢、べたすぎ。なんだかチェスの駒みたいな形状のあまりゆるくないキャラだ。
まつもと嬢は公式な存在ではないみたいだ。どうやら地元の人が趣味で作り上げたそんな感じだ。
まつもと嬢のブログを少し読んでみた。文章が簡潔、車の記事が多い、ちょいとオタク気味。
球体関節人形やレジンでストラップをたくさん作っている。どうやら猫社長と同じく作家さんらしい。
謎めいたキモキャラの制作者は男性、猫社長はそう推理した。余計なお世話ですかね。


シジュウカラの悲劇

2010-05-20 | Weblog
ピノコを連れ立って散歩するコースのひとつに桜並木の遊歩道がある。遊歩道の片側は縁起村天才大学の
グラウンドで反対側はコンクリートの土留めが続いている。
ここは気持ちのよい遊歩道で春は桜がそりゃもう豪勢に咲き誇り、夏は桜の葉陰のトンネルになる。
ここを通勤や買い物犬の散歩で利用する人も多い。
コンクリートの土留めには塩ビのパイプの水抜き穴が規則的に配置されている。この水抜きにもしかして
スズメとかが巣を作るのかなあとピノコに引かれながら歩いていたら、ピーピーと鳴く声が聞こえてきた。
声のする穴のほうに近寄ってみると猫社長の目線より下にある穴の中に4,5羽の小鳥の雛が
黄色いくちばしを大きく開けて鳴いているのを発見した。
最初はスズメの雛かと思ったのだが土留めのてっぺんからシジュウカラが心配そうに猫社長を見張っていた。
ごめんごめん、でもシジュウカラさん、ここは余りにも位置が低すぎるんじゃないかな。それに
こんなに鳴いていたら人間やカラスに居所がすぐしれてしまうよ。
本当に雛はかわいい、もうここで卵を孵してしまったのだから無事に巣立てるように祈るのみだ。
次の日に見回りに行った時も雛たちは少し体を大きくして元気に鳴いていた。
雨が降った。二日間散歩に行くことが出来なかった。その間雨でパイプの中が湿ったり流されたり
天敵に襲われたりしないだろうかと心配していた。
今日、その不安が的中した。パイプの中はもぬけの空だった。何度も行ったり来たりして他のパイプ穴も
探したのだが、雛の痕跡すらなかった。
ああ、なんということか、もしかして巣立ち?いやそれにしては早すぎる。親鳥が雛を別の巣へ雛たちを
移動した?ほ乳類なら聞いたことあるけど鳥でもあるのか、それはわからない。
自然界はまっこときびしい世界だ。ああでもでも残念無念。
シジュウカラさん次回からはこれに懲りてもっと安全な場所に巣作りしておくれ。


スズメのお宿

2010-05-18 | Weblog
雀が減っているらしい。それを知ってから家々の屋根をよく見るようになった。人間の住環境の
変化が一因らしい。そういえば縁起村でも屋根瓦の家が少なくなっているし、瓦屋根でも隙間が
できないような工夫がしてある。
そうか雀たちにとって安心して住める家がどんどん無くなってしまったのか。
雀百までわしゃ九十九まで、雀百まで踊り忘れず、雀の顔も三度まで、雀の目に涙、
我と来て遊べや宿のない雀、等々雀に纏わる格言や俳句が昔からたくさんあるのに、後数十年したら
そうか君はもういないのかになっているかもしれない。
雀を絶滅から守るためにこれから建てるマンション、学校の壁に雀穴を設置するようにしたら
いいと思うのだけどどうだろう。幅五センチくらい、奥行き十五センチくらいの穴。
雀や小さな野鳥のためにそのくらいはしてあげてもいいじゃない。
夜明けと共にチュンチュンと聞こえる雀のさえずり、屋根の上でスキップしている軽やかな音、
これが聞かれなくなった世界は寂しい寂しい。